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149. 報告と今と昔

 「リカオン様、報告します。過去見のオアシスで確認した所、虹色の尾羽は無くなっておりますが、虹色の卵は、テジ村にあるのは確認出来ております。レオ王子は、やはりテジ村に行きたいとおっしゃっています。バダト様も行く意思のようです」


 私は王の執務室にて、先程確認したことをリカオン様に報告した。


 「そうか、虹色の尾羽は無くなっているのか……。しかし、虹色の卵とは……初めてだな。レオとバダトはテジ村に行きたいと……。リックはどう考える?」

 「バダト様のような商人でさえ、虹色の卵は知らないそうです。虹色の尾羽は過去に確認は出来ておりますが、虹色の卵は前例の無い物です。それが幸か不幸のどちらかはまだ分かりませんが、何かが変わろうとしてる前触れなのかもしれません」

 「近頃砂漠の生き物が前と違うと、報告が多く上がって来ている」


 リカオン様はそう言って、机の上にあった資料をこちらに渡してくる。中身は数十年前の姿形や外皮とここ数年の比較のデータであった。巨大化及び外皮の性質が変化していると言うことだった。


 「スコルブに大蛇……。確かに大蛇の森から帰還する人間は減っているというのは、耳に入って来ます。そのせいで貴重な薬草が不足していると……」


 私が話すと、リカオン様は思案顔になって何かを考えていた。

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