147. レオ王子の部屋で話し合い
「そこに座ってくれ」
レオ王子の部屋には、大人が2人は余裕で寝れそうなベッドや巨大なクローゼット、部屋の一角には数多くの武具が置かれており、部屋の中央には数人が座れる机と椅子があった。僕たちはそれぞれ座ることにした。レオ王子の隣にリックさん。向かい側にはバダトさんとドラと僕が座った。
「それでは、状況確認からする。バダト説明してくれ」
レオ王子が話を始めた。
「はっ、まずテジ村の使いとして私の所にドラとカンが来ました。そして、その内容としては、フサワシのリーダーを狩った事、フサワシの女王から虹色の尾羽と卵をもらったと言うことで、テジ村の壷祭りに商人を呼ぶと言うことで、私の所に訪ねてきました。私も虹色の尾羽は知っていますが、卵は聞いたことがありません。テジ村は遠いですし確証が欲しかった為、過去見のオアシスを使わせて頂きました」
「なるほどな。しかし、虹色の卵はあるが、尾羽は無くなっていると言うことか……」
レオ王子はそう言って、考える仕草になる。
「そうです……。しかし、虹色の卵だけでも行く価値はあるかと、なにせ今まで虹色の卵は確認された記録がありません。何かしらの事が今後起きるかと」
「ふむ。私も教育を受けているが、その様な記載はどの本にも載っていなかった。リックは何か知っているか?」
「いえ、私も王の近くで仕事をしていますが、知りませんね」
バダトさん、レオ王子、リックさんは虹色の卵を知らないようだ。
「私は、テジ村に行ってみようと思う」
「それは遊びにですか?」
「ち、違うぞリック。こんなおも……ゴホッ。前代未聞なこと、王族が確認しなくてどうする!」
「今面白いと言おうとしませんでしたか?」
「言ってない。言って無いぞ私は!」
「そう言うことにしておきましょう。では、王に今の話し合いを報告するので、バダト様、ドラ君、カン君は、客室で待っていてもらえますか?」
「分かった」
「「はい」」
虹色の尾羽は無くなっていたが、虹色の卵だけでもバダトさんは行ってくれるみたいだ。僕たちは部屋を出て、客室に案内された。




