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144. 暗い部屋

 「暗い?」


 門が開くと3メートル先は見えないぐらい暗かった。


 「お気をつけて!」

 「ああ」


 レオ王子は、門番の声に応えて奥に進んで行く。入口付近では分からなかったが、 レオ王子が歩いた足跡がほのかに光っており、周りを照らしている。10メートルぐらい進んだ所でレオ王子が止まる。


 「バダト、何を見る?」

 「はっ、フサワシの女王の尾羽と卵を」


 バダトさんに確認すると、レオ王子は更に進む。進むにつれて、レオ王子の位置が高くなっていくので階段を登っていることが分かった。そして立ち止まった。


 「古のオアシスよ。我らの見たい物を見せたまえ」


 レオ王子がそう言うと、青い光が辺りにポツポツと浮かび上がってきた。光が強くなるにつれて部屋の輪郭が浮かびたがってきた。

 部屋の大きさは、四方30メートル程で天井は球状になっており、部屋の真ん中には周りを白い石で囲まれた直径10メートル程のオアシスがあった。


 「皆、私の近くに来い」


 レオ王子の声で、皆はレオ王子の近くまで歩いていく。すると、オアシスが輝きを増していき、何かを映し出していく。

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