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138. 肖像画

 「レオ様は、この時間だと食堂に居ると思われます」


 リックさんはそう言って歩いて行こうとしたが、僕達2人はレオ様に会ったことが無いため聞くことにした。


 「すみません、まだ会ったことがないので、レオ様について聞いて良いですか?」

 「すみません、説明がまだでしたね。レオ様は、リカオン王の御子息であり、第3王子です。年齢は12歳、背はドラ君位で、髪はリカオン王と同じ白髪ですが、短髪です。顔はどちらかと言うと王妃に似てます。かなりのワンパクです……」


 リックさんが歩みかけた足を戻し、レオ王子について説明してくれた。僕らより年下なのに、ドラと同じ身長とはリカオン王ぐらいの長身になるのだろう。


 「分かりました」

 「それでは、行きましょうか?」

 「はい」


 先程来た道を戻り宮殿の中に入って行く。最初に目に入ったのは人物像。その奥の両側には上に上がる為の階段がある。正面には、肖像画が飾られている。


 「この像は、初代国王のアフライ王です。奥の肖像画に描かれているのが、リカオン王と御家族の絵です。王妃様に抱えられている赤ん坊がレオ王子です。成長した姿絵があればよかったのですが、王子、王女が生まれた時にしか肖像画は変えない為、あれが最新です。王妃様に似ている為、王妃様の顔を覚えてください」


 そう言われて、肖像画に視線を戻す。王妃様は、目は少しつり目気味だが大きく、鼻筋が通っていて、勝ち気な感じのとても綺麗な人だ。

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