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129. テントの中

 「すげー!」


 バダトさんの後についてテントの中に入ると、ドラが大きな声を出す。テントの中には日用雑貨、色鮮やかな生地、食品等様々な商品が綺麗に並べられていた。そして、これまた厳つい人達が数人居た。


 「バダトさん、誰ですかそいつらは?」


 厳つい人達の中でも、一番大きな眼鏡をかけた男の人がバダトさんに質問した。


 「ああ、こいつらはテジ村から来たドラとカンだ。使いで来たらしい」

 「テジ村?」

 「そりゃまた遠くから……」

 「なんでまた?」


 作業していた周りの人から疑問に思う声が聞こえてきた。


 「まぁそれについては、今から聞こうと思う。デザ、飲み物を用意してくれ、坊主共何が飲みたい?」

 「こちらに来る時に、ドラと話していたさっぱりした飲み物が飲みたいです。美味しいみたいなので」

 「それで本当にいいのか?まぁ、ここら辺の奴じゃないから知らないか。まぁ楽しんでくれ。そう言うことだデザ」

 「分かりました。用意します」


 先程の眼鏡をかけた男の人がデザというらしい。コップを手に大きなタルから注いでいる。意味深なことを言ったバダトさんの一言が少し気になった。

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