125. 浮遊中
「カン!気張れ!」
「ドラ、ちゃんとやってるよ」
僕達、ドラカンコンビは現在、首都コドに向けて飛行中である。カラ村長に打ち上げてもらったが、首都コドまでは届かなかった。2人の浮遊能力の力を合わせて、自分達と一緒に壺を浮かせているが、使いすぎで頭が痛くなってきた。こんなことは初めてである。気を紛らわす為に、ドラに話しかけることにした。
「ドラ、首都コドってどんな所?1回行ったことあるんだよね?」
「あぁ、親父と一緒に行ったことあるが、小さかったし、商売で行ったからそんなに観光できんかった。その時のことで覚えているのは、くそデケーオアシスを中心に首都コドが作られていることと、そのオアシスの中心の島にこれまたくそデケー、城があったことは覚えてる」
「何か美味しいものある?」
「名前は忘れたが、味付けの濃い肉料理やさっぱりした飲み物が美味しかった気がする」
「じゃあ着いたら、食べようや」
「そうだな、今回は少しお金も村長から貰ったしな」
「よっしゃー、早く着かないかな」
そんな風に、首都コドについて話していると、ドラが前方を指で指してこちらに言ってきた。
「おっ、見えてきたぞ」
ドラの指差さす方向を見ると、オアシスの水面がキラキラと光っている為か、かなり眩しい。オアシスの周りには多くの建物が立ち並んでいた。その外側には、大中小様々なテントがいくつも張られていた。




