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122. 壺ジャグリングの練習

 「まず、自分の周りで回すんだ」

 「こんな感じですか?」


 手から浮かせた笛壺を自分の周りで回転させる。


 「そうそう、その調子。そこから壺の穴を意識して更に回転をかける。自分を周りを回る回転と壺自体を回転させる回転を一緒にかけるんだ。そして、回転を速くすることによって音が出るようになるんだ」

 「はい」


 少しずつ、壺自体にも回転を加えていく。


 ピューーーー


 音が少しずつ出てきた……。


 「よしっ、1つは音色出せるようになったな」

 「はいっ。次は2つをやってみます」


 朝から始めて、1時間程で1つの笛壺から音色を出せるようになった。次は2つに挑戦してみる。


 コヒュ

 ヒュッピーーー


 2つになったことで、難易度がかなり上がった。1つを意識すると、片方がおろそかになり変な音が鳴る。


 「はははっ、変な音が鳴ってるぞ。ユウ、コク達と遊んだ時の事を思い出せ。1つの事に意識を向けるんじゃなく、空間全体に意識を向けるんだ。そして、その中でコク達に向けていた意識を壺に置き換えるんだ」

 

 ウロさんにそう言われて、頷いた。コク達と遊んでいた時の事を思い出す。空間全体をまずは把握する。そして、コク達に向けていた意識を壺に置き換える。


 ヒューーー

 ピューーー


 「よしっ、2つとも音色が出てきたぞ。その調子だ」


 この後、夕方まで練習して4つまでは音色を奏でることが出来るようになった。壺祭りの本番までに後1つ出来るようになろう。

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