117. モフサギの枕
「「ただいま」」
「おかえりなさい」
ブルカウの肉をライに乗せれるだけ乗せて、ウロさんも背負えるだけ背負っている。ウロさんと僕は歩いて帰って来た。モフサギの尻尾は、袋に入れて僕が持っている。
「その様子だと、肉は捕れたようね」
「ああブルカウの肉はこの通り。」
ウロさんは、ライと自分が持っている袋を自慢げに叩きながら言った。
「ただ、モフサギと遭遇してしまってね。正直あの時は焦ったよ。ユウが居てくれて助かった。尻尾はユウが持っているよ」
それから、僕の頭に手を置きながら、モフサギについても伝えている。
「ユウ、凄いじゃない。とても幸運なことだわ。後で見せてくれる?」
スクさんはとても喜びながら、僕に尋ねてきた。
「良いですよ。でも、触ると僕の場合意識が飛ぶので、気をつけてくださいね」
「へー、あの噂は本当なのかもね」
「何ですか?あの噂って」
「噂ってのは、モフサギの尻尾を枕にすると良く眠れるって話なのよ。この辺りじゃ、モフサギからもらった場合は、王族に献上するぐらい凄い物なのよ」
「それは凄いですね。確かに意識が飛ぶほどの物ですから納得できます」
「それはそうと、2人とライも疲れてるでしょ、夕食は祭りに持って行く分は残して、ブルカウの頬肉を使ってシチューにしましょ」
「よっしゃー」
「ガァーーー」
「凄く楽しみです」
夕飯が出きるまでの間は、コク達とボール遊びをして過ごした。途中からシチューの匂いが部屋に漂ってきて、僕もコク達もそれどころではなくなった。




