112. 狩りに行こうぜ
「明々後日の朝に出発が決まった。ユウ、明日は狩りに行こうぜ!」
ボール遊びの上級編を続けていると、ウロさんが帰って来て、そう言われた。
「行こうぜ?……。僕はまだ浮遊能力の練習中で、狩りについて行けるかどうか……」
「大丈夫だ。今回のやつはそれ程難しいやつじゃない。今2つはボールを動かせるなら大丈夫だ」
「わかりました。じゃあついていきます」
「よし。じゃあ、今日は準備して早く寝よう。ライ明日は頼むな」
「ガッ」
明日の狩りにはライもついてくる様だ。尻尾が揺れているので、張り切っているのかもしれない。
「スク、今日は明日狩りに行くブルカウのシチューにしてくれ」
「でも、今頬肉は切らしてるわよ」
「仕方ないな。じゃあステーキで頼む」
「分かったわ。兄さん」
明日の目標である獲物は、ブルカウと言うらしい。今日の晩ごはんはそのステーキになった。楽しみである。
「できたわよー。食べに来て頂戴」
ボール遊びをしていたが、途中から肉の焼ける匂いで、コク達はボールどころではない様子だった。自分も美味しそうな匂いでお腹がさっきから鳴りっぱなしだ。
「「いただきます」」
「どうぞ召し上がれ」
一口食べると、少し甘く口の中でとけた。味付けはシンプルに塩だけみたいだが、これだけ肉自体が美味しければ、納得である。
「とっても美味しいです」
「そうかそうか、明日はこの肉を狩りに行く。でもな、こいつの頬肉のシチューは、さらに旨いぞ」
「凄く楽しみです」
「明日は頑張ってね」
「はい!」
僕も凄い早さで食べていると思ったが、ライ達親子は更に早かった。まだ量はあるみたいなので、おかわりがなくなる前に目の前のを食べ終わろう。




