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111. ボール遊び上級編

 「兄さん達も行ったし、何やろうか?」


 ウロさんとライが出て行って、スクさんが聞いてきた。


 「カラ村長の子供なら、僕の浮遊能力を鍛えて欲しいです」

 「私達は、力自体は父さん達に及ばないけど精密操作は2人とも父さん達を越えていると思うわ。それでも良い?」

 「はい、よろしくお願いします」

 「じゃあ、まずこれね」


 手渡されたのは、先ほどコク達と遊んだ複数のボールだった。


 「まぁ、鍛えるにしても楽しくなくっちゃね」

 「これをどうするんですか?」

 「さっき遊んだ時と一緒だけど、今回は上級編で、複数のボールをコク達に取られないように動かすの。最初は2個から始めましょうか」

 「やってみます。皆行こう」

 「「「「「「ガッ」」」」」」


 コク達をつれて、先ほど遊んでいた所に向かう。まず2個から始めてみる。左右の手をボールに突き出して、操作してみる。コク達は、直ぐにボールを掴まえる。この頃2つの操作を始めたばかりの自分には、まだ難しい。


 「空間を把握するの。自分の回りに何があるか?どれくらいの距離にあるのか?まずはこれからね。その後は、コク達の意識がどこを向いているかを把握しましょ。こんな風にね」


 そう言うと、6個のボールをコク達の前に飛ばし、それぞれを掴まるか掴まらないかの距離で自由自在に動かし始めた。


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