109/151
107. ウロ村長
「ガッ」
30分程コク達とボール遊びをしていたら、ライが軽く鳴き、外へ走って行った。それを見たコク達もそれに続いた。
「帰ってきたみたいね」
「ウロ村長ですか?」
「そうよ。いつもライが気付いて出迎えに行くの。じゃあ、一緒に出迎えに行きましょうか?」
「わかりました」
スクさんの後ろについて外に出る。
「よしよしよし。皆良い子にしてたか?」
外に出ると、白い短髪で筋肉質な体の男の人が、ライに押し倒されて、舐められていた。コク達は、ライぐらいの大きさで、雷模様が紫色の虎にじゃれついていた。
「兄さんおかえりなさい」
「あぁ、ただいま。……その子は?」
「初めまして、テジ村から使いで来たユウと言います」
「さっきまで、この子達の食事の手伝いやボールで遊んでもらってたの」
「そうかそうか、父さんの所の使いか。内容はなかで聞くよ。おいっ、ライそろそろ離れてくれ」
「グゥー」
ライがまだじゃれつきたいような鳴き声だったが、しぶしぶウロさんから離れて、一緒に家に入って行った。




