106. ボール遊び
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
ライの子供たちにご飯を食べさせた後、他のアニマルズにもご飯を食べさせた。大きなゾウ達は家の裏手に居て、ご飯をもりもり食べていた。他にも牛等の草食動物や、ライ達と同じ肉食動物か多数居た。家の中では、ライを除けば比較的小さい動物達が居るようだ。アニマルズのご飯が終わった後に、スクさんが昼食を作ってくれて、今食べ終えたところだった。
「口に合って良かったわ。兄さんもそろそろ帰ってくる頃だと思うわ。それまでコク達と遊んでて良いよ」
「じゃあお言葉に甘えて、コク達と遊んでます」
「あっ、これ持って行って。あの子達これで遊ぶのが好きなの」
腰にくくりつけていた袋からボールを取り出して、渡してくれた。子供の拳ぐらいの大きさである。
「分かりました。どうやって遊ぶのですか?」
「浮遊能力を使って、あの子達の周りで取られないように動かせば良いのよ」
「やってみます」
ボールを持って、コク達が居た場所に向かう。僕の手の平にボールがあることを確認すると、6匹は近づいてきた。
「まずは、この子達の少し上を移動させてみるか」
浮遊能力で、ボールを浮かせて少し速いぐらいで動かしてみる。
「ガゥ」
「あっ!」
ダイがジャンプして直ぐに掴まえてしまう。皆かなりの俊敏である。掴まえたボールを僕に渡してきたので、頭を撫でる。
「じゃあもっと速くするね」
先程のダイの動きよりも少し速く動かしてみる。取られないように、小虎達の間を抜けながらボールを動かす。
「ガッ」
「あー取られちゃった」
皆の動きを見ながら動かしていたが、どうやら小虎達のコンビネーションでボールをセイに取られてしまった。




