表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/151

101. レイちゃん

 『卵にヒビが入ったようです。鳥の習性を持っている場合、初めて見た対象を親と思うかもしれません。リーン様近くに行ってください』

 「私で良いの?」

 「リーンがフサワシの女王から託されたんだから、リーンしかいないよ」


 カラさんとクウさんを見ると、頷いてくれた。緊張しつつも、孵卵器に近づいて中を覗いてみる。確かに少しヒビが入っていた。


 ーーーーーパキッ


 先程よりも大きな音と共にヒビが大きくなる。孵卵器からそっと卵を取り出し、床に置いた。


 「頑張れ……頑張れ……」


 少しずつ大きくなるヒビ。そして、その姿が見えた。


 「ピヨッ」


 こちらを見つつ鳴いてくれた。その姿は、体全体は黒い産毛だが、尾羽の付近は白くなっている。


 「ピヨ、ピヨ」


 卵から出て、私の方にまだぎこちない歩きだが近づいてくる。


 「ピヨッ!」

 「かわいい」


 両方の翼、翼と呼ぶにはまだ小さいかもしれないが、目一杯開いて私に挨拶しているみたいだった。


 「かわいいね」

 「そうじゃな」

 「カラ……、私も欲しい……」


 皆メロメロになっているみたいだ。


 『リーン様、名前を付けてあげてはどうですか?解析したところ、女の子のようです。』

 「なまえ……。おんなのこ……。虹の卵……。にじ、コウ、レインボー……。レイちゃん、貴女は今日からレイちゃん。よろしくね」

 「ピーヒョロ~」


 名前を付けてもらって、歌うような鳴き声で喜んでくれているようだ。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ