99. 過去の地球1
『リーン様、そろそろ地球の調査について、話しておきましょう。信頼できる人達にも会えてみたいですし』
「そうね。キョウとクウさん、聞いてもらえますか?」
「僕は良いよ」
「ちょっと待つのじゃ。カラにも聞かせよう。キョウ、カラを呼んで来るのじゃ」
「わかったよ」
クウさんに言われて、キョウは梯子を降りてカラさんを呼びに行く。
「先にクウさんに、私について少し話しておきます……」
「う~ん。空の上の宇宙からとは……1回は行ってみたいの。父上殿が無事なら良いのじゃが」
「はい……」
クウさんに話を終えた所にキョウとカラさんが登ってきた。
「今回集まってもらったのは、私が地球に来た目的を皆さんに伝えておこうと思ったからです。」
『私が喋れるのを、知ってる者も余り居ないと思います。敢えて大勢が居る所では喋りませんでした。善からぬ者がリーン様に近づくかもしれませんので。』
「とりあえず、わしらはそのお眼鏡に適ったと言った所じゃな」
『はい、皆さんの人柄等を考慮して大丈夫だと判断しました』
クウさんがギンガの返事を聞いて。また嬉しそうにモフモフしている。
「私がこの地球に来た目的。それははるか昔、私の御先祖様が地球から脱出した時代にさかのぼります。ある日、海に巨大な隕石が落ちました。それによる衝撃で津波が発生し、海岸付近は壊滅的な被害を受けました。それだけでは終わらず、その際に巻き上げられた土砂が、塵となって地球を包みました。太陽光を遮断し、気温が徐々に低下していきました。地球の植物は枯れていき、食料を奪い合う戦争が発生しました」
「戦争か……、昔もあったのじゃな」
「ここら辺も今の王の2世代前の王が統一する前は、戦争が絶えなかった。わしらが子供の時じゃ」
「そうじゃな。当時はひもじい思いを何度もしたの……」
「今の時代もあったのですね……。ここからが重要なのですが、その落下した隕石の近くでは、不思議な進化を遂げた生物が発見されるようになりました」
『今確認してる生物だと、スコルブ、フサワシ、大蛇等がそれにあたります。』
「時間が経つにつれて、どんどん狂暴化していく生物達は、世界に散らばり各地で猛威をふるいます。世界は戦争を止めて、ある人物と兵器によってなんとか生物達を倒しました」




