100/156
98. 大蛇の摂取
「さぁ、テントも張り終えたようじゃし、わしらは家に行くとするかの。」
じっちゃんから声をかけられ、クウ村長を含めて4人で家に向かう。
「じっちゃん、孵卵器から卵はかえった?」
「いや、まだじゃ。2階に置いてあるから、帰ったら見てみると良い」
「わかったよ」
「フサワシからもらった卵じゃな?」
クウ村長が、興味津々な顔でこちらに聞いてきた。
「そうだよ」
「わしも興味があるから見せてくれ」
「いいよ。帰ったら一緒に見よう」
帰ってきた僕たちは、まず孵卵器になっていたギンガにも調査を兼ねて、時の袋から出した大蛇の頭の首と牙と鱗の部分を少し食べてもらった。結果としては、大蛇はスコルブ同様、地球には無かった成分が鱗にはあるそうだ。新たなエネルギーを得たギンガは、体と孵卵器を分けることが出来た。
『大蛇を少し分けてもらって、単独で動けるようになりました。』
「ほぉー、これは凄い所が見れたわ。それにしても、不思議な生き物じゃ。色々な物に変形出来たり、こんな可愛らしい喋れるライオンに成ったり。それにフサワシの卵も今まで見たことの無い色じゃし。これは壺祭りで、皆を呼ぶのも頷ける」
クウ村長がギンガをモフモフしながら、孵卵器に入ったフサワシの卵を見ていた。




