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「みんな楽しんでいるみたいで何よりだよ、大人になってからの青春って感じがするね。」
全員沖縄には初めて来たと言っていたし、ましてやプライベートビーチともなればテンションが上がるのも当然でしょう。むしろ楽しくやってもらわないとこっちが怪しまれますよ。
「そうだね、さっきのはさすがにびっくりしたけれど。それよりキミが敬語で話してくるのがおかしくてね…昔は私の前で威張り散らしていたのに。」
(くそっコイツ、人の足元見やがって。だが全てが終わるまで我慢だ…今コイツを殺すことはできない。)
やめてくださいよ、あなたと二人っきりで威張れるわけがないでしょう。それにさっきのはイレギュラー、俺のせいじゃないですから。
「そう…キミは私の言いなりになるしかない。そうしなければ例の事件の証拠は1週間後にウィルスプログラムによって日本中、いやインターネットの情報網に乗って瞬く間に全世界に広がりキミは生きてはいけない。大丈夫、キミが裏切ろうなどと変な気を起こさない限り私も約束は守るよ。」
分かっています。
(ウィルスプログラムを削除するためのパスワードを手に入れるまでは我慢だ…。)
「それで、どうだったみんなの様子は?外へも行っていたみたいだけど。」
一人だけ…。
(おっと、別にアイツを助けてやる義理はないか。むしろコイツの気持ちを落ち着かせるには、一人でも多く生贄を差し出しておく方が賢い。思う存分スッキリすれば、それだけこちらの安全が確保される。)
「なにか気になることでも?」
いや。全員なにも気にしていなかった、みんな心から楽しそうに過ごしていましたよ。俺だって疑われないようにするので精一杯なんですから勘弁してください。
「そうだよね、私のことなど誰も覚えていない。いやむしろその方が手加減なく思いっきり復讐できて都合が良いというものさ。それより天気予報を見たかい?明日の早朝から数日間、雨の予報だよ…今夜はこんなに静かで美しい夜なのに。大丈夫かね、こんな小さな離島なのに。」
(口では心配するような素振りを見せているが、どことなく楽しそうな雰囲気を感じる。油断してはいけない、恐らく明日から仕掛けてくる気だ。)
それじゃ俺はリビングで寝るので…。
「ちょっと待て、キミには"役割"があることを忘れないでくれよ?まず明日は第一にコレを の飲み物に入れてほしい。」
この粉…毒とかじゃないですよね?いやですよ真っ先に疑われることになる!
「そんなバレバレなことを私がするわけないじゃないか。大丈夫、キミは言われた通りにすればいい。そうだろう?」
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(やっぱり計算高いのは昔から、いやそれ以上というわけか。だが全てはこちらのシナリオ通りに進んでもらわなくてはね。)
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