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1日目…夜の過ごし方。8

 オレ達はもう寝ることにした。普段ならガキ共を寝かしつけて大人の時間となる頃だが、今日はみんな移動に海にと疲れているようだ。



 ただ思った以上にお互いのご近所さんが早く帰ったことで2回戦とはいかなかったな。明日もある、そもそもシチュエーションにこだわらなきゃいつだってできるんだ。



 オレみたいなのが結局"勝ち組"なんだよな。



-----



 みゆが明日の朝ご飯担当するけど、吉川くん何か食べたいものリクエストある?



 「自分は米がすきなんで、和食がいいかな。おにぎりとかいいッスね!」



 (おにぎりかぁ。作るのも割と得意だし、インスタントの味噌汁と適当におかずをちょっと用意すればイケそうね。起きる時間もまばらだろうけどラップしておけばいいし。)



 じゃあおにぎりで決まりッ!冷蔵庫を見た感じ卵があるからおかずは卵焼きと…アスパラのベーコン巻きあたりでどうかな?



 「おっ最高ッス!ありがとう。自分も何か手伝うことあれば言ってね。」



 大丈夫、どれも簡単だから!どっちかと言えば、フライパンや炊飯釜の洗い物してほしいかも。



 「了解ッス、じゃあ洗い物は自分がやります。おやすみなさい。」



 (吉川くんとちょっと話すだけで明美からの視線が痛いくらい刺さるんだよね。まぁみゆ、ちょっとイジワルでわざと吉川くんに声かけたんだけど。)



 「美優、朝食ならわたしがやるわよ?」



 大丈夫、だって千佳っちはお昼ご飯を担当して明美とのぞみは晩ごはんを担当したでしょ?みゆだけ何もしないわけいかないもん。

 それに今バイトしてるカフェでオムレツをはじめとしたいくつかの軽食も出してるの、だからみゆもちょっとは料理できるんだよ!任せといて~。



 「そう?それならいいけど…じゃあわたしも部屋に戻るわ、おやすみなさい。」



 (明美ってば自分の手料理をできるだけ吉川くんに食べさせたいのかしら?まぁ相手をオトすには胃袋を掴め!なんて昔から言うもんね。みゆもその方法はなかなか効果的だと思うし。とりあえず明日の朝焼くだけにしたいから、アスパラにあらかじめベーコン巻いておくか…。)



 あとお米を研いで、インスタントの味噌汁はコレね。卵焼きはさすがに朝でいいか。



-----



 俺は吉川くんが風呂を出たのと入れ替わりで、洗濯物を取りに脱衣所に来ていた。みんな楽しそうでよかった。このまま楽しいときだけが続けばどれほど幸せだろう。



 洗濯物を浴室に干し、浴室乾燥をかけて廊下に出る。綺麗な夜空、静かな海。美しい景色を見ながら歩くのは気持ちがいいはずなのに、足取りが重い。



 きっと疲れているんだ、俺はみんなを案内しながら昼も夜も歩き回ったし…さぁ部屋に戻ろう。



 いつも閲覧・評価ありがとうございます。感想・誤字の指摘などありましたらよろしくお願いいたします。

 ※この話はすべてフィクションであり、実在の人物・地名・事件・建物その他とは一切関係ありません。


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