設定資料1:スターゲート
うーん、物書き的理屈なら設定資料をそのまま載せるのではなく
話を展開していく間に「そう言うモノ」と自然に分からせるべき!
という、暗黙の了解事項があるわけですが…
書けば書くほど
「作中で、こんだけの事、説明する隙って何処にあるん?」
という「隙」が見つからないのもあり…
そもそも、この話そのものが「星の大河」の方では、直接書かない内容
「~~~だと言われている」の伝聞的情報が「具体的にはこんな感じ」
って、「星の大河」の設定資料として書いてるモンなんで
(六色帝国とかどんな感じなのか、みたいな。
本編では氷山の一角でしか六色帝国の帝国感が出て来ないんで、
色帝国間戦争を直接書いて、銀河の六分の一を支配している様子を
設定資料的に示すのが目的…)
もうそうなれば、直接設定資料が出てきても、しゃーないんかなと…
話中強調表現をしないといけないのが『インペリアルゲート』で
次回の第6話で、いよいよ「どうして六色帝国戦争なのか?」の
原因が出てくるんで、ベースの「スターゲート」は、こんな感じで
設定資料公開のそのままで。
文が荒いですが、もう設定資料なんで、マメに書くものアレなんで
余裕があったら整頓そのうちするという事で。
と、まぁタイトル的な図で説明文を入れていますが
『漆黒が誘う白銀への道標』シリーズ
ドイツ読みで、『漆黒の道標(SchwarzSchild)』シリーズですがww
ともあれ、この世界の世界設定の根幹を成す技術
『スターゲート』の
絵的イメージや原理的イメージの説明になります。
まぁその前に、もっとそれ以前に、
何でこんな設定を作ったのかなんですが…
SF物では、もう当たり前の様に出てくる技術
『ワープ』
銀河大戦モノを作るに、無くてはならない
『必須技術』なのですが
ところがこの『ワープ』
リアル科学者が、そんなモン『有る!』なんて言ったら
上の先生にぶん殴られて、この歳でさえ補習授業を食らいそうな
『現代科学ではその存在はまったく観察されていない』
大嘘です。
有りません。
少なくとも工業系科学やってる人間は、
その存在を全く確認できない、存在しない現象です。
(と、言い切れないのもまた、量子力学の困った所で
『量子テレポテーション』という、これまた有るのか無いのか
さっぱり分からない現象が、『観測してる様なしてない様な』
というレベルでは観測されているので
『ワープ』なんてモノは無い、と一刀両断にも出来ないんです。
ただし、『量子テレポテーション』なんて現象は
100オングストローム以下の長さでのみ起こる事で
確率分布でそれ以上の半径になると
全く観測できなくなるので
『量子空間でしか起きない事』という事でして
巨視空間ではその現象が起きる確率は0%です。
まぁ起きていたとしても、
たかだか1電子が波動関数でトンネルして
それが全体に何の影響を与えるのか?というのもあり
アボガドロ個数のテレポテーションが起こせない限り
量子空間以上のテレポテーション等
その現象は存在しないのと同義です。)
つまり、SFで使う『ワープ』デバイスは
最初っからサイエンスには存在しない
「ファンタジー現象」で生まれてくる装置なので
SFの銀河をまたぐ宇宙戦艦モノは、
リアル科学の視点で言えば
剣と魔法の世界のファンタジーと全く同じ
荒唐無稽のファンタジーなのです。
まぁ理学部の一般相対性理論系のキワな人達は
ブラックホールをこねくり回して
『物理法則は通用しない空間』
(要するによく分からない空間)
『特異点』を作っては、
そっから座標をねじ曲げて
空間接着とかよく分からない事をされてますが
逆に言えば、
そんだけ無茶しないと出来ないのが『ワープ』です。
この世界の物理学で分かっているのは
『光速度不変の定理』であり、
理論的に光速を越える事は出来ません。
それが何故かのかを説明すると、電磁気学の電界伝搬速度と
場の伝達、遅延ポテンシャルという本当に専門的な話が始まり
それは普通に大学授業になるので、割愛します。
で、光速が越えられないとなると
どうなるかというと、
「銀河を股にかける宇宙戦艦モノは不可能」
となるのですが、何故そうなるのかを説明すると
これまた、宇宙の大きさの説明で大学授業になるので
これも割愛します。
「光年」という単位の意味が分かってしまうと
我々人類は、太陽系から脱出する事は
現在の技術では不可能だと分かってしまい
愕然となるでしょう。
私も愕然としています、はい。
しかし、「銀河に広がるなんて出来ねーんだよ!」
とか最初から諦めてしまったら、
世界は何も面白く無いです。
宇宙戦艦ヤマトを見て
「宇宙で宇宙戦艦を駆っての銀河戦争物語は楽しい!!」
とかで、子供の頃を育った僕達は、
ずっと地球に閉じ込められるしかないという
この現実の閉塞感は全く面白くないです。
なのでいわゆる「超物理」
現在の科学を越えている未来の科学、という言い訳の
ファンタジーを許すシステムで、
銀河に行こうじゃないですか!
という居直りをしないと、
銀河サイズの宇宙戦争モノは書けませんw
ですので『ワープ』という
『超物理』を許容しないとダメなんです。
しかし、困った事にリアルに科学者になると
『具体的な計算』が出来てしまうので
『ワープ』というモノを許したとして
そのワープの為のエネルギーは???
が、数値計算できてしまうので
(とはいっても、計算の中に『超物理係数』が入り
本来実物理で生まれる時間乖離を破壊する為に
更にエネルギーが必要になるので
現実の物理で計算できるエネルギーに
更に+αされるエネルギーを、どの程度にするかなんて
結局、作者の『超物理』設計のサジ加減なんですが)
数値計算で現在、大雑把な見積もり計算をして
かなり絶望的な数値が分かっているんで
『ワープ機関を戦艦に積む』
とかいう宇宙戦艦の絵が、
とてもじゃないけれど許容できない。
宇宙戦艦ヤマト大否定です。
(ヤマトで育ったのに…)
『超物理』を許しているんなら、
もう何でもオールオッケーでいいじゃないか…
というのもあるのですが、
何故に『サイエンス・フィクション』であるか?
を考えると、
『フィクション』である『超物理』の中に
本当の物理である『サイエンス』を混ぜ込む事
本当の話と嘘の話が、混ぜこぜになる事
それでは無いかと思うのです。
となると、リアル科学で数値計算して
『リアル科学の上ではこうである』
というサイエンスを元に
このリアル科学の限界を『この様な嘘理論で突破』
という超物理での解決、という二重ステップをすると
『科学と虚構の共演』
サイエンスフィクションになるのではないかと。
この様なスタンスで設定を作ろうとした時
『高々、1~2km級の建造物が
自前でワープ機関を持っている等という構造は
リアリティが無い』
と考えたので『宇宙戦艦からワープ機関の分離』
という思考になり、恒星間恒星間移動の為の
特別な移動装置
『スターゲート』
という、ワープ専用の装置が必要であろう、
と考えての超物理の設定作りです。
話中においては以下のヴァーチェ宙域の星系図
この宇宙図での、星系を繋いでいるラインがスターゲートで
恒星間恒星間で繋がっているという星の道路です。
スターゲートというのは、恒星間恒星間の「2~3光年」
という絶望的な距離をほぼ一瞬で跳躍してしまう
「ワープ航路」です。
ただし、他の宇宙戦艦モノの様な「宇宙の何処でも跳躍できる」
というフリーダムなワープ航路ではなく
「恒星間恒星間」しか跳躍できない。
という移動距離(移動場所の方が精密か)
に縛りがあるワープ航路です。
この世界設定では『スターゲート』
というモノは三種類あり
『(標準)スターゲート』
『バイパスゲート』
『インペリアルゲート』
という三種が存在しています。
いずれも、恒星間恒星間航行をする装置『スターゲート』
(要するにワープ装置)であるのは同じなのですが
ワープできる距離が異なり、
スターゲートが1星系
バイパスゲートが2~6星系
インペリアルゲートが1000光年以上
というスケーリングになっています。
ただし、『インペリアルゲート』だけ
この世界設定で『超特殊なモノ』として設定しているので
この設定資料では、
『スターゲート』と『バイパスゲート』までの
説明になります。
基本的な事である「ワープ航路」という立ち位置は
三種のスターゲートの間で何にも変わって無いのですが。
作中での、エスカの現在値である『テクアルコアツ星系』
は、都合が良いというか、宇宙図的には要衝である
『三種類のスターゲートが全て存在している星系』です。
説明例としても、とても都合のいい場所です。
テクアルコアツ星系の恒星図を以下に示しますが
まず、人類居住惑星である『内殻軌道惑星』の軌道に対して
スターゲートの様な恒星間を繋ぐ装置は
太陽系でいえば冥王星軌道の辺りにある
『外殻軌道惑星』という位置で回っています。
特にそこの軌道を回らないといけない理由は、
設定している『超物理』的には無いのですが
これは、『内殻軌道惑星』に、いきなりゲートアウトされて
電撃的に惑星を攻略されたら困るという軍事的な理由で
距離と間を置く為に、40天文単位ぐらいの場所にある
あるいはもっと遠く
100天文単位ぐらいの場所に『出現』する
という設定です。
(ワープが任意自由に出来るという宇宙戦艦モノの
宇宙戦艦移動機能をスターゲートの設定で排除したので、
宇宙戦艦は恒星内移動は、光速以上の移動速度では
移動が出来ないという事になります。
その為、恒星内で距離を取るというのは意味があります)
軍事的な安心がある場所では『内殻軌道惑星』の近くに
スターゲートがある場所もあるという設定もしてます。
その方が交通では便利なので。
しかし、そんな星系はこの作中では出て来ないので、
この作品では、この様な恒星図のスタイルが一般的です。
で、まず
『標準スターゲート』と呼ばれる
隣の太陽までワープする装置の外観ですが、
以下の感じでデザインしてます。
正に『ゲート』の言葉通りに、リング状の小天体で
このリング内に跳躍空間を生成して、
隣の星系のスターゲートの
リング空間と繋がってワープする、
という感じです。
ここで話を脱線させますが、エスカの乗艦のシュルトワルゼの
デザインの歴史…
というか、スターゲートの説明図を作った時に
使ったモデルが旧ポリゴンモデルなので
しゃーないんで、モデル変更の歴史も説明しながら。
ま、その経緯はすっ飛ばして、
シュルトワルゼの初期デザインは
以下で
この基本デザインをポリゴンモデルで作ったのが
です。
この当時に作っていたのは、『星の大河』の方で出てくる
序盤のボスの立ち位置でのデザインでしたので、
主人公然しているよりはライバル然したデザインです。
が、今回、こっちの話では『主人公』になってしまい
『主人公がこんな主人公然してない
戦艦乗ってちゃダメだろ?』
と思いまして、新しく主人公用にデザイン起こして
再設計してるのが以下の、今のデザイン案です。
今、このデザイン案を元に、
ポリゴンモデルをゆるゆると造船中
(といっても、もう1年も放置してるんですが…)
しかし、御覧の通り、現在進行系で造船してる所なんで、
今回のスターゲートと戦艦の大きさ比較に間に合わないので
旧デザインしてた昔のシュルトワルゼを使っての対比を示します。
えーまず、
クラーリン型戦艦とシュルトワルゼの大きさ比較です。
実は、このクラーリン型カルゴナーダ級戦艦なる船
最近作った『クラーリンの将官レベル』という設定
(実はこれ、最近作ったんです…)
最初にこの対比図を作った時は、そんな将官級レベルとか
考えてなかったのと、曖昧に設定してたのもあって
(本編の星の大河では、クラーリン出て来ないから)
何階級の船かは決めてないんですよね…
うーん、大きさ的に考えて少将か中将級のクラーリンだと
これぐらいでしょうか?
きっと多分そう。
それと、元々設定的にはクラーリンの動力炉
『太陽動力炉』は
最初からあったんですが
この図を作ってた当時はモデリング職人のレベルが低く
「そんな『太陽動力炉』なんて、どんな形なんや?」
と設定はすれども絵に組み込めなかったというのもあり
「まぁきっと、戦艦の内部にあるんだろ?w」
と誤魔化していたんですが、
『太陽動力炉という装置を戦艦に付随させているので
一目見てクラーリン型戦艦と分かる』
という設定に変えたので
そのうち、リデザインして太陽動力炉付きの
クラーリン型戦艦の絵を起こしますんで、今は、昔の絵で。
ともかく2つの船の対比として
エスカのシュルトワルゼが2km級戦艦なので
カルゴナーダ級は、適当な目視見積もりで
全長10kmくらいでしょうか?
この世界での技術感では「巨大=強い」ではないので
必ずしも巨大な戦艦が強いわけではないのですが
宇宙航行をするという行動を考えた時
あらゆる事態が起きる事を想定しないといけないので
最低1km級の大きさが無ければ
不測の事態に対応できないのではないか?
と考えての、1~2kmが標準宇宙戦艦サイズです。
それを越え出すと、中型艦、大型艦です。
しかし、巨大だとそれはそれで問題が出てくるので
10km級戦艦というのは、かなり大きな戦艦に分類されます。
(宇宙スケールでは本当は10kmでも小さすぎるのですが)
で、これらの宇宙戦艦とスターゲートとの大きさの対比図です。
スターゲートはアホみたいに、でかいです。
尺で大きさを測ってないんで、
まだ何キロとか決めてないんですが
10km級戦艦が、余裕で入ってしまうくらい
スターゲートはでかいです。
逆に言えば、『スターゲート以上の大きさの物体』は
恒星間移動できません。
スターゲート以上の大きさの物体を
恒星間移動させようとした場合、
その物体を解体して、
スターゲートに入る大きさまで分解して、
分割輸送が必要になります。
なので、戦艦の大きさを
むやみやたらと大きくする事は出来ません。
(というのが巨大戦艦が作れない理由です)
迅速に動くという軍事的要求から
一回のゲートインアウトで、まとまって移動する必要がある為
この『標準スターゲート』という
『地方豪族星系国家』でも建造できる
標準スターゲートの大きさ範囲で、
色帝レベルでも高性能戦艦を作るしかないという
『道路都合』があります。
スターゲートの建造技術は、
星系国家を運営できる技術力のある所なら、
何処でも作れるので、
銀河中がこのスターゲートで接続されていて、
どの星系も有人居住星系ならこのスターゲートが、
恒星外周軌道をグルグル回っています。
これがこの宇宙の基本的な距離感です。
しかし、色連邦帝国は、この『標準スターゲート』
よりも更に上の技術
『バイパスゲート』を作る技術を持っています。
色帝国が恐ろしいのは、ほとんどここに理由があります。
テクアルコアツ星系では、恒星図で
で示している部分にある…
というか、あった…ゲートです。
エスカがこの作中で、テクアルコアツに来る前に
前任の第14艦隊の人が、
大怪我と引き替えにぶっ壊したので
現在のテクアルコアツでは、残骸しかありません。
(残骸から再建築する事は不可能ではありませんが)
『バイパスゲート』というのは、絵のイメージでは
というスターゲートを更にゴテゴテと強化した感じです。
スターゲートとの大きさの対比は
で、スターゲートより遙かに大きいです。
その特徴は、正に『バイパス』で、
スターゲートで1恒星間ずつ1つ1つ移動するのではなく、
3~5星系を一気にワープしてしまう『バイパス道』です。
これは現在の銀河技術では色連邦帝国しか建造できません。
そして色連邦帝国と銀河中央艦隊にとっては、
この『バイパスゲート』の建造と破壊こそが
銀河戦争の中核になる行動であり、
『銀河の覇権=バイパスゲート』
になります。
その理論的な考証になりますが
まぁ結局、ワープという跳躍技術を許す以上
宇宙の実質的な距離は、本質的距離になってないわけです。
宇宙戦争を考える上では、自陣や本土惑星に
いきなりワープされたら、そこで終わりなわけですから。
ワープという超長距離飛躍が
自由に出来る事を許してしまえば
『ワープ距離の長さ』が戦艦の速度になり
宇宙の距離が曖昧になっていきます。
それこそ、ワープが宇宙戦艦に積める様な手軽なモノなら
『より遠くにワープする技術開発』が起き
その技術開発が戦いの趨勢を決める事になるので、
そんなモノが小型で出来て、戦艦に搭載できる事を許すと
戦艦が戦艦と戦い合うという
シュチエーションが根本的にナンセンスになります。
ワープが出来るのなら迎撃戦艦なんか相手にせずに
ワープで飛んで、相手の居住惑星を壊せば
戦争の本質的な目的が達成できるのですから。
特攻覚悟で相手本星にワープすればいいんです。
そういう思考をすると、むしろ戦艦なんか作らずに、
『惑星破壊ワープミサイル』作ればいいんです。
核積んだワープミサイルで、相手の民間人居住惑星を
撃ちまくれば、核なんて低級レベルの技術で
相手を殲滅できるわけですから。
と、いう事を考えると
宇宙戦艦からのワープ機能を分離して、
ワープには手間暇がかかる状況を作らないといけない
んですね…宇宙戦艦同士で戦う状況を作る為に。
この様な背景を元に、三段論法になり
恒星間恒星間を移動できる特別な巨大装置でワープ
↓
スターゲートの性能が実質的な銀河距離
↓
バイパスゲートの施設は銀河の覇権
というロジックになるわけです。
ま、現実の古代帝国から続く概念でも
『全ての道はローマに通じる』
の諺通りに、この裏の意味
『地方で反乱が起きたら、その反乱地に
何時でもローマからの本国軍を送って反乱鎮圧出来る様
ローマから全ての土地に道路整備をしています』
なわけで、道路整備と軍事活動は同義ですから
道路を征する者は世界を征するわけです。
それなら、それを越える『インペリアルゲート』とは?
になるわけですが、そのインペリアルゲートを説明する為に
次の第6話があるので、ここではインペリアルゲートの
説明はしません。
そしてその『インペリアルゲート』という
『究極の道』の問題が
六色帝国戦争をしなければならない直接的な原因であり
この物語の根幹設定に関わっている事なので、
この設定資料では、インペリアルゲートについては
あえて触れません。
むしろ次の第6話で示す「インペリアルゲート話」こそ、
本編の「星の大河」が理解しやすい様にする為の、
この外伝の重要任務の本質になりますので
作中展開で。
まぁ、それに、それが故に『インペリアルゲート』の
性能が文言的にどうであるのかを設定してるのですが
文言設定を眺めて
「この文言を満たすインペリアルゲートの絵って
どんな絵面になるんよ???」
と設定からの絵起こしが「????」になっており
インペリアルゲートは、
まだモデルで絵を作ってもないので設定図がありません。
地味にそれに困ってます…。
スターゲートの『超物理的原理』
始めに。
嘘です。
大嘘です。
こんな物理はありません。
信じない様に!!
ただしベースとしては、
これを作っていた当時はリサランドール先生の
五次元時空という一般相対性理論への次元拡張論で
「重力空間」という、重力だけの特別次元の可能性
その空間においては重力速度は光速を遙かに越える、という
本当か嘘か怪しい話を元にしているので
「数学の上での理論可能性」をベースに
大嘘理論を作っているという感じです。
ま、確かに重力は古典論から見ても謎が多い力。
そこに、まだ浪漫があったっていいじゃないですか。
っていうか、光速限界を越えれないと
我々は太陽系から脱出する事は不可能に近くなるので
(それこそ、一般相対性理論内で限定されたSFみたいに
冷凍保存だか何だか怪しい方法で1000年かけて
隣の恒星に行きます、みたいな未来像しかなく
その未来像ですら、推進力的には「超物理」の範疇なので
リアルサイエンスでの宇宙未来予測はシュールなのです)
夢みたいな事、語りたいんですよ、ええ。
ともあれ、怪しい「超物理」で理論形成を。
下図の様な実四次元空間があったとき
重力のみを元とする拡張五次元空間では下図の様な
重力ポテンシャル空間として見えている。
ちなみに「複素」というのは、
実サイエンスで空間を記述する時には
虚数を伴う空間で計算を行うので、
全ての空間計算は複素数空間で行うという枕詞である。
現実では、あまりにも複素空間でしか
計算しなくなってしまうので
「複素空間」という言葉すら使わなくなってしまう。
故に、リアルサイエンスでは、
明示的に「複素空間」「複素時空」という言葉は使わないが、
本当にリアル科学計算をすると、
複素数の計算式しか出て来ないので
「その世界を知らない人が初見で見れば」複素時空に見えるので
何となく複素時空という言葉を知って欲しいから、使っている。
あんまり科学的に意味のある言葉じゃないけれども
「虚数軸に本当に位相留まりできたら面白いのに」
という科学者の茶目っ気も入っているので、
複素、複素と言っている。
ともかく、スターゲートはこの五次元時空において下図の様に
重力元のポテンシャル空間に、「固有振動」を生成して
ぞのプレーンに空間の状態変換を起こすモノという適当設定である。
(どうやって起こすかとか、そんな詳細は作ってない)
これもう8年ぐらい前に作った図面なんで、今見ると
「ベクトルポテンシャルで、固有振動してんなら
重力元の空間にもミラーで三次元存在してるんで
3+1+3で7次元時空なんじゃね?」
とか、自分でツッコミが入ってしまうが
「量空間」という、量しか存在しない空間と実空間が
被っていると解釈するか…
重力量に全ての力場が変換できるのなら
重力-電磁気力統合理論という、
現実の物理でも苦しんでるアレが
前提条件で理論統合されてないとダメなんだけれども…。
宇宙開闢の時のエネルギーと同じだけの励起をして
重-電場統合して空間変換してんのに、
原子核の状態維持できるのか…
おかしな空間だな、相変わらず…
いわゆる「亜空間」というSF的なアレでいいか。
下図の様にこの重力スペースに「空間変換」してくれる
都合の良い空間変換ゲート「スターゲート」に宇宙船が入る。
これを「ゲートイン」と呼ぶ事にする。
ゲートインした宇宙船というか質量物質は
重力空間では「スターゲートの固有振動の上に乗っている波」
というラジオ波AM理論の、「搬送波」と「変調波」
の合成波になり、重力空間の波動に変換される。
これを「5次元複素フーリエ変換」と呼ぶ。
(現実のフーリエ変換に、一々、複素の枕詞は付けないけど)
この振幅変調波が重力プレーン波になって
5次元の量空間を伝搬していくイメージが下図である。
5次元重力量空間は、通常空間より圧縮されているので
光速を越えて伝搬する事が出来る。
逆説的には、プレーン重力波は光速を遙かに越えた
波動伝搬速度があると考えるべきか。
また重力ポテンシャル空間は空間圧縮されているので
その作用範囲が広く、恒星中心のポテンシャル場と
40~100天文単位の距離は、
この空間場では大した距離ではなく「その付近」扱いである。
(1光年=63241天文単位 なので
2~3光年離れた恒星の重力ポテンシャルが
互いにポテンシャル場として分かる勾配空間の五元量空間では、
1天文単位と100天文単位の距離差は誤差の範囲に入る)
この空間を図の様に重力変換波は伝搬していく。
(という事は、この特殊空間の伝搬速度と伝達時間の
理論計算式が成り立ってしまうハズではあるが…)
詳細な理論式は完全に無視して
(どうせ嘘物理学なんだし)
下図の様に、相手恒星にあるスターゲートに接近すると
互いに固有振動が等しい搬送波はこれに共鳴し
共鳴波動の検出を以て、実空間と接合する事にする。
この時、下図の様に5次元フーリエ逆変換が起き
実空間に質量物体が変換して戻ってくる。
これがこの物語銀河での「ワープ」の理屈である。
この理屈の上では、
「スターゲートが恒星の双方に無いとワープは不能」
という事になり、どちらかのスターゲートを破壊されたら
破壊された側の恒星に侵入する事が出来ない。
これは戦略的にも「ゲート破壊」という
時間稼ぎの方法で使われる事ではあるが、
銀河に広がっている科学力を持つ集団に
その様な小手先の方法は大局的には通用しない。
この問題を回避する為に用いられるのが
(というよりもスターゲートを作る根本的な考え方として)
「ディメンションシンクロトロン装置」
『DST-E』であり、下図の様な外観を持つ
スターゲートと同等の大きさを持つ小天体装置である。
これはぶっちゃけて言えば、
近隣恒星系に『スターゲート』を強制的に作る装置であり
星間輸送用の巨大リングを持つ「標準スターゲート」ではなく
2mk程度の構造物を「こっそり」送りつける装置である。
この装置で宇宙戦艦をそのまま送りつけるという手段もあるが
(片道切符のダイレクトワープとして、
他の宇宙戦艦モノと似たノリで使えなくもない)
現地に送った輸送物資を用いて
「小型スターゲート」を作って
その恒星に「ゲート穴」を作り
安定ゲートを確立した上で
大挙して艦隊で侵入するという使われ方が一般的である。
この原理に関しては、ちょっともう解説図の数が
凄い事になっているので今回は割愛する。
(一応、昔、設定を作ってはみた。
しかし問題なのが、その原理で色々な応用が考えられて
「この程度の使い方で本当に済むのか?」
という派生応用問題が出てきてしまい
それで結構、困っている)
ともかく「DST-E」が有る為、
スターゲートの破壊は時間稼ぎにしかならない。
程度の差はあるが、星系間国家はどの国もDST-Eで
スターゲートを作るレベルの科学力は持っているので
「スターゲートの建造は時間と金がかかる」
(この銀河感では、金はエネルギーそのものなので
太陽風収拾ネットで捕獲できるエネルギーの
多くを使われる、という意味になる)
ぐらいが、スターゲート破壊に関しての感想である。
色帝からしてみれば、
スターゲードの再建造に帝国連邦予算を使うので
「もっとスマートに戦い給え!」
と怒られて始末書を書かされるぐらいである。
また、色帝だけが作れる『バイパスゲート』は
「DST-E」の強化版
『HDST-E』という装置で作る。
(まだモデル作ってませんが
基本的にDSTEと構造は変わらないはずなんで
DSTEの巨大版になると思われ)
基本的にはDST-Eと同じ方法論で作るのだが
重力場プレーン空間においても、
2星系、3星系と離れると、
恒星重力場ポテンシャル振動の影響と
搬送波波束の原型維持率悪化の相乗効果で、
ゲート移動が安定しないので
それらのノイズを殺す為の、より高度な空間調整装置が
装備されているモノという位置付けになる。
その様な調律装置は「思考天体」でしか作れない
というのが、色帝が地方豪族とは違う超越連邦であり
象と蟻の関係となる所以になる。
「思考天体」は色帝連邦しか持っていない。
ちなみに「思考天体」とは、ぶっちゃけていえば
我々のスパコンの様な計算機を天体サイズまで大きくした
「理論計算する為の天体」である。
うーん、この世界感の特徴である「スターゲート」と「複素結晶」の
片方は設定公開できたけど、片方の「複素結晶」と「A級人類」がなぁ…
これも設定資料出して公開した方が楽かなぁ、と思ってるんですけど
創作士気の問題があるんで、
第6話を先に書いてから、次の設定資料公開でって感じにしますかねぇ…
まぁそれよりも、レディンの乗艦『ヴァーユ・イルスキュルト』のデザインを
いよいよしないといけなくなってきたんで、
戦艦デザインもかーーーーー。・゜・(ノД`)・゜・。
レディンは準主人公なんで、戦艦のデザインを格好良くしたいのはあるけれど
格好良くし過ぎると、今度はアルフォーレシードのデザインが弱くなり
アルフォーレシードもリデザインになって…と
無限悪循環になるんで、どうしたモンか…。・゜・(ノД`)・゜・。
ちなみに、こんな設定を作って公開して「星の大河」の方を読み直すと
クライドが何で2話目でキレてるのか自然に納得できるんで
書いてる自分の方も、その変化が面白いです(苦笑




