表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兄上に辺境に追放されました〜行政が滞っているから戻って来いと、知らんがなー頑張ってね〜  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/19

トンネルを掘る

 国王が王都に戻った頃、スタリオンの王領では色々と産業が始まっており、領内は活気が出て周辺の領から人が集まってもいた。


 スタリオンは何時も通りに執務室で書類等の決済をしていたが、王城でのやり方を踏襲したのでスムーズに物事が動いていたけど多少の改善をした。

 執務室にある打ち合わせ用のテーブルと椅子がある所ではエリーゼ嬢とミラージュが計算の問題を勉強していた。今はスタリオンが書いた問題集をやっている。

 先日スキルを少し整理していたら面白い物を見つけた。それは何と前世のインターネットと繋がる事が出来たらのだった。

 やり方はちょっと面倒だったけど調べ物をするのに便利だったので、それを使って問題集を作ってみた。

「兄上〜難しいよ〜」

「そんな事は無いよ。今までの事をちゃんとしていれば解けるよ」

 ミラージュがブーブー言いながらも問題集を解いていた。

 エリーゼ嬢は時より「ん~~」と言いながら解いていた。その時の顔もまた可愛い。


 王都ではそろそろ父である陛下も帰って来ている事だろう。それにこのままでは王都に戻る時に面倒だし、セレガも商売がたいへんになるだろう。

「山脈にトンネルでも掘ろうかな?」と思っていたりしていた。

 その様な事を考えていたら執事が来て、セレガが来たと言っていたので、応接室に行くとセレガとリエッセが来ていた。

「殿下お忙しいのに申し訳ありません」

 セレガが言って来た。

「いや、大丈夫だ。これからの事を考えていただけだ。セレガの商会がこれからも此処でやるとなると、今までの様には行かなくなるから、山脈に穴を掘って反対側に繋げれば商売がしやすいかな?と思って考えていただけだ。

 王都での商売は公爵と話してからだと思うけど」

「そうですね。あの道が復活してくれれば商売はやり易いです」

「じゃぁやるか。取り敢えずはセレガの商会と王領の人間が通れる様にして向こう側はダミーで何かを作るか? 1週間あればどうにかなるかな?」

 話を纏めて翌日から作業を開始した。


        ー・ー・ー・ー・ー

 翌日、山脈の麓に来て土属性の魔法と崩れない様にする為に[強化]と[硬化]、[防水]の付与をしながら進める事にした。

 同行者は軍部から5人程来てもらい何かあった場合に対処してもらうのと食事等の後方支援をしてもらうためだ。

 何故かセレガとエリーゼ嬢が「面白そう」と言ってついて来た。そしてミラージュも一緒だった。

「魔力量がどれ位必要になるかわからないから最初は1kmから始めるよ」

 ステータスを起動させてから今の魔力量を確認してから作業開始だ。

 山脈側を向き、地面に手を当ててから「はっ」と言うと巾が高速道路の片側3車線分の道1km分が一瞬に出来た。

 まだ麓なのでトンネルにはなってはいなかったが綺麗な道が出来た。

それと若干であるが登り坂にして雨になった時にトンネル方向に水が行かない様にした。

「兄上〜私もやりたい」

 僕のやった事を見て真似をしたい様だ。

「いいけど20mだけだよ。まだ魔力量が少ないからね」

 説明してから、ミラージュは僕の真似をして、地面に手を当てて魔法を発動させた。

「はっ」と可愛い声がすると同じ様に道は出来ていたので[鑑定]をすると魔力に斑があった。

「良く出来ているけど魔力に斑があるね。もう少しイメージをちゃんとすれば大丈夫だよ。それと身体がダルいとかはないかな?」

「大丈夫だよ。もっと訓練しないと」

 そう言ったけど嬉しいのかニコニコしていた。

 魔力の斑になった所は僕が修正しておいた。

 その後ついにトンネルの入口になる所迄来たので、イメージをより細かくして長さを5kmで半円形にするので高さを10mにしておこうかな?

 イメージが固まった所で魔法を発動させた。

 流石に一瞬では出来なかったが数分で出来た。

 そして此処で休憩をしたのだが、エリーゼ嬢が質問をして来た。

「殿下、どうして丸く作ったのですか? 四角く作れば高さは低く出来ますよね?」

「それはトンネルが潰れない様にする為だよ。四角くで作ると上側には全体的に山の重さがかかってくるけど丸くする事でその力を逃がす事が出来ますので丸く作りました」

 エリーゼ嬢や話しを聞いていた者達は良くわからないのか頭から?マークが出ていた。

 僕は荷物の中から紙とペンを出して図を書いて説明すると「おぉ〜そう言う事か〜」と納得していた。

 エリーゼ嬢は「何でその様な事を知っているのですか? 学院でも教えてくれませんよ」と言って来た。

「何でだろーね」と言って誤魔化しら「むー」と言って膨れたがまたその顔も可愛い。


 入口付近は土砂が崩れない様に硬化と強化を付与して土属性で固め、崩れない様にしてから水抜き用の穴を10ヶ所程開けた。

 そしてもし崩れても入口を塞がない様に土属性魔法を使ってトンネルと同じ形の円形で外に向って15mのガードを作った。

 自分の魔力量の確認をしてみると残りが35%だったので今日は此処迄にしてトンネル内でキャンプをした。

 まぁ食事はBBQの様な感じだな。

 食事をしている時にミラージュが聞いて来た。

「兄上兄上〜。良く目の前で指をポチポチしているのは何なの?」

「あぁ~あれはステータスと言うのを呼び出していて、それを見れば自分の今の状態を確認する事が出来るのだよ。[ステータス起動]と言えば出て来るよ」

 そう言ったらミラージュは直ぐにステータスを起動させていた。

 勿論エリーゼ嬢やその侍女、一緒に来ていた軍部の兵士、セレガもやり始めた。

「何か出た」とミラージュが言い、「何なの?」とエリーゼ嬢が言った。

 軍部の方も「おぉ〜何だこりゃ」と言っていたので説明した。

「じゃぁ上の方から説明するよ。上からHP、MPの横軸グラフ、MP生命力量と残量、MP魔力量と残量、使用出来る属性魔法、スキルの順だ」

 更に詳しく説明した。

○ HP横軸グラフ

 HP量をパーセント表示で100%なら赤色でいっぱい迄表示され、怪我や病気等になった場合は右から左に赤が少なくなり、0で死亡。

○ MP横軸グラフ

 MP横軸グラフと同じだが色は青色で、0になると枯渇になる。

○ HP 生命力量

 右側が本人の生命力量、左側が現在の生命力量で疲労、怪我や病気等で減少する。0で死亡。

 身体を鍛えたりすれば生命力が上がる場合がある。

○ MP 魔力量

 右側が本人の魔力総量、左側が現在の魔力量。

 通常は一晩で復活できるが、10%以下だと復活に時間がかかる。0だと最低でも復活に1週間位かかる。

 訓練により魔力量は増やす事はできる。

○ 属性魔法

 自分の使える属性魔法の表示。

 Lvはどの程度魔法が使えるかのランク。

 最大でLv10迄で、数字が大きければ使える魔法が多くなり、自由度を増す。複合魔法もできる様になる。

○ スキル

 各個人のスキルでLv10が最大。魔法と同じで数字が大きければできる事が多くなる。

 このスキルは他人には教えない事。

 どうして必要な時は自己責任で開示。


「以上だね。これを見て自分の能力を確認できる。

 終る時は[終了]で消えるよ」

 全員が終了させてからセレガが来た。

「殿下、これ凄いですね。商会の方でもやらせようかな?」

「やっても構わないけど、スキルに関しては気をつけて欲しい。スキルを持っていなくてもできる奴はいるから見極めは必要だよ」

「そうですね。その通りです。ある程度の目安にします」

「それで良いと思うよ」

 セレガと話が終るとミラージュが来た。

「兄上〜これお母様にも言っても良いかな〜」

「良いよ。母上と話しをしてミラージュが将来どの様になりたいのかを話すと良いよ。

 でも父上には内緒だよ」

「うん、そうする」

 そう言ってエリーゼ嬢の所に戻って行った。


 取り敢えず今日は疲れたよ。ゆっくり休んで魔力を回復しよう。

 


ご覧いただきありがとうございます。

お星様、リアクションありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ