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兄上に辺境に追放されました〜行政が滞っているから戻って来いと、知らんがなー頑張ってね〜  作者: トシボー


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王領の発展の為に何か探そう

 エリーゼ嬢に謝り倒して、どうにか許してもらえてから1週間経ち、そろそろこの領地の収入を農業以外のものを見つけないといけないと思い、10数人を連れて元々街道があった所を進み、隆起させた山脈の麓に来た。

 一緒に来た中にには商会のセレガやエリーゼ嬢も来ていた。2人共「何か面白いものに出会えそう」と言っていた。まぁいいけどね。


 麓から少し登った所で小休憩をとった。此処から斜面が段々と急になって行く為であるからだ。

「結構登ってきたな。海迄見えるよ。ミラージュが喜びそうだ」

「殿下、これからどうしますか?」

 セレガが聞いて来た。

「どうしようか迷っているんだよね。このまま登って生態調査等でも良いのだけど、この辺りの地面の下に何かないかなと思ってはいるんだよね」

「殿下の魔法で調べる事は出来ないのですか?」

「地面に対しての索敵か〜。面白そうだな、やってみるか」

 僕はステータスを出してスキルを確認したのだが、いっぱいありすぎて良くわからん。

 ふとステータスの画面の右上に虫眼鏡の様なマークが小さい有ったので、もしかして検索かと思いその虫眼鏡を触ってみると検索画面が出て来た。

 今まで気づかなかったよ。ステータスは今まで数回しか使ってなかったから。もしかしたらフォルダーの様な物で整理出来るかな。

 取り敢えずはこれからやる事に使えそうな物を探そう。

 検索は音声認識でも出来ると書いてあるので「半径10kmで深さ5kmで鉱物資源等を探す魔法」と言って実行と書いてあるエンターキーの様な所を触るとまた画面が切替わり検索結果が出て来た。

 検索結果は[ソナー]と出て来て、その説明を読んで行くと土、水、風属性で使えると書いて有り、何を探すのかをイメージすれば良いと書いてあった。

 それではやってみよう。

 ステータス画面を消した後に地面に右手に手のひらを当て、鉱物や宝石、温泉等をイメージして魔法を発動させる。

「はっ」と言い発動させると手から魔力が放出され指定した範囲を索敵し始めると、目の前に2つの画面が出て来て、1つは船や航空機のレーダー画面の様なもので、上から見た感じになっている。もう1つが魚群探知機の様な感じで深さを見ている様だ。

 暫く魔力を出していると画面上に3ヶ所の印が出て来た。

 1つ目がこの真下で深さはそんなにも深くはない様で、温泉と出ていた。

 2つ目は此処から北側に登ったところに鉄鉱石とミスリルだった。

 3つ目はこのまま南に行くとサファイアと言う宝石だ。

 鉱石や宝石の埋蔵量迄は出ない様だ。

「索敵したらこの下に温泉が有って、北に登ったところに鉄鉱石とミスリルで、南にサファイアがあるみたいだ。埋蔵量迄はわからん」

「温泉に鉄鉱石、ミスリルそしてサファイアですか?

 これはまた凄いですね」

 セレガが驚いている。

 他の皆にも話が聞こえていた様で何か盛り上がっていた。

「それで何から見に行こうか?」

「ハイ、宝石が良いです!!」

 エリーゼ嬢が元気良く言って来た。

 先日の事もあるから言う事を聞いておこう。それに母上とミラージュにもお土産になるだろう。


 小休憩を終えてからこの場所がわかる様に小屋を土属性魔法を使って建てておいた。

 帰りにでも温泉を掘ろうと思ったからだ。


 街道から逸れて途中道なき道を進み、どうにか宝石が埋蔵されていると思われる所に来たので[ソナー]を使ってもう一度確認してみると、先程と同じ様に目の前に2画面が出て来て場所は此処で良い様で斜面を掘って行けば発掘出来そうだ。

 その事を言おうとしたら、キラっと光っものがあったので、その場所に行ってみるとピンクとオレンジが混ざった色をした石が5つ程あった。1つは直径3cm程で残りは直径1cm位だったので拾って[鑑定]をしてみるとサファイヤと出ていて、この色はパパラチアと言って希少性があると書いてあった。

「お~い、ここらを横に掘れば出て来そうだ。此処に落ちていたよ。何かの影響で崩れた時に出て来たかもしれない」

「本当ですか? 殿下〜」

 エリーゼ嬢が目をキラキラさせながら言って来たので拾ったサファイヤを見せた。

「原石だから加工して磨けば綺麗な輝きが出るはずだよ。先日のお詫びにこの大きいのと小さいのはあげるよ」

「嬉しいです。どんな輝きがするのかな〜?」

「大きいのはネックレスで、小さいのはイヤリングにすると良いよ」

 エリーゼ嬢と話していたらセレガが話しに入って来た。

「殿下、イチャイチャモードは後にして下さい。それにエリーゼ様、その原石は家の商会で加工致しますよ。代金は殿下持ちで良いですね」

「それで良いよ。エリーゼ嬢に似合う様に頼むよ。

 残りの2つはセレガに預けておくから好きな様にカット見本を作って置いてくれ」

 セレガに宝石を渡してからエリーゼ嬢をみると真っ赤になって顔を隠していた。どうしたんだろう?


 取り敢えずは少し掘ってみよう。風属性を使ってドリルの様に動かせば行けるかな?

「ちょっと掘ってみるよ」

 両手を前に出して手から40cm前を尖れせた先端として渦巻き状に回転させてから斜面に穴を人が通れる様に開けて行くと原石がゴロゴロと出て来たので一度止めてから原石を集めてから検分すると濃い青のサファイヤだった。

「少し掘っただけで結構出たな。セレガこれも預けるから見本と母上、ミラージュ、エリーゼ嬢、エリーゼ嬢の母上用にネックレスとイヤリングを作ってくれ。

 エリーゼ嬢も自分でデザインをやってみるかい? 折角良いスキルがあるから試してみると良いよ」

 そう言ってから昼食のでランチボックスを食べてから小休憩をとったところまで戻る事になった。

 休憩場所迄戻ったら温泉を掘ってみるかな。

 癒しの場所は欲しいよねと思いながら下山して行った。 


ご覧いただきありがとうございます。

お星様、リアクションありがとうございます。

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