25話(奇襲)
軍港内に第二種戦闘体制が発令されてから15分経った。
軍港には戦機が緊急出動していき、俺たちがいた格納庫からも何十機といった戦機が出動していった。
俺たちはいったん戦機から降り、近くにいた整備長に状況を聞いた。
「整備長!今どうなってるんです?」
「いやぁ。俺にもわからねぇ。何やら所属不明潜水艦が近海に現れたんだとよ。まったく整備途中だってのに迷惑なもんだぜ」
そう聞いた俺は外の様子が気になり、マリーを連れて外へ出て様子を見にいって見ることにした。
外は多くの戦機が警戒体制をとっており、中には街の方まで行って警戒している戦機もいるほど、物々しい雰囲気となっていた。
「潜水艦如きでこんなに警戒するもんなんだな」
俺の能天気な呟きにマリーは答える。
「もし、その潜水艦が核を搭載してたらどうするわけ?これぐらいの警戒態勢は普通よ」
確かに・・・現在世界でcocが各都市に攻撃を繰り返している。そんなcocが攻撃をするというなら軍港だけではなく、街の方も攻撃対象かもしれない。
そう考えていると、後方の方から凄まじい爆発音が聞こえた。
「なんだ!?」
その爆発をしたところは軍港の西側、高台がある方であり、警備が集中していた南の海に面した正面口の方より薄手だったのだ。
爆発したところへ戦機が一斉に走り出す。地面はすごい地鳴りがしていたが俺はなんとか格納庫の方へと走った。
この時、既にマリーが俺のそばにはいないのだが、俺がそれに気づくのはもう少し後のことである。
ーーー
そして軍港で戦闘が始まった。
敵機は3機。その3機はWPCの戦機照合データに登録されておらず、今までにはない丸みをおびびた形状、背中にはジェットスラスターを2門搭載した独特な形をした機体である。
そう、照合データにない機体というのは、正規の登録をせずに製造された違法機体ということになる。それだけで攻撃対象とはなるのだが、WPCの規約としては、こちら側から手を出すことはできない。
それを敵は知っているのかはわからないが、一斉に攻撃を仕掛けてくる。
敵機は腕部を換装する事ができるようであり、武装が各機異なっている。実弾とミサイルを装備した機体、ビーム火器を使える機体、そして隊長機と思われる、ヒートソードとアンカークローを装備した機体。各々自分の装備について熟知しているようで、巧みな連携で台湾の戦機や砲台はなすすべなく破壊されていった。
軍港内で戦火が広がっていく中、台湾軍港からおおよそ5キロ離れた基地にスクランブル発進の命令が下った。
地図は今後載せる予定です・・・わかりにくくすいません




