26話(スクランブル発進)
台湾軍港からおおよそ5キロ離れた場所にある(琉球基地)ここにはある部隊が待機している。
その部隊名は、(陳隊)
F型機・・・単機で飛行可能な戦機。装備はビームナイフと小門ビームライフル、そしてを装備しており、スラスター、ブースターが各部位に多く取り付けられており、重量はかなり重め。かなりシビアな操縦が求められるため、十分訓練されたものでないと乗ることができない・・・そんな難易度の高い機体を操るパイロットで構成された3人部隊。
メンバーは、部隊長、陳・風二佐、男。副隊長、レギル・アーサー1尉、男。そして、劉・雨菲三尉、女。この3人で構成されたエリート部隊。
そんな台湾軍における絶対的な切り札に、スクランブル発進命令がかかる。
ーーー
『お前ら、準備は整っているな?』
『OK。いつでも行けるぜ!』
『準備完了ですぅ!』
『(陳隊)スクランブル発進するッ!!』
陳隊長の掛け声と共に、3機のF型機が飛び立つ。その跳び出す様は綺麗な編隊を築いており、見たものはそれだけで彼らの技量の高さがわかるだろう。
そして場所は戻って台湾軍港へ・・・
ーーー
「整備長!!どうして乗らせてくれないんです!?俺だって戦うことぐらい・・・」
「ダメだッ!!今ここでこいつを失わせることはできん!! この前の時は運よく操縦できたかもしれんが、あまり調子に乗るなよ」
「そんな!?調子に乗ってなんかいませんよ!!」
「思い出せ、この台湾に何をしにきた?戦うのが目的じゃないだろう。ここは台湾のやつを信用するんだ」
敵はあまりにも強かった。この軍港にある戦機ではせいぜい足止め程度しかできおらず、確かに俺が出ても焼石に水なのかもしれない。
「まぁ、台湾側もやられっぱなしってもないと思うがな」
そう、整備長がつぶやいた瞬間、突然外から荒れ狂うような大きなジェットエンジンの音がした。
「!!! この音って・・・?」
「どうやら、助っ人のお出ましの様だな」
・・・
そう、(陳隊)が軍港にたどり着いたのだ。
『敵はどうやら3機だけの様だ。が、こんなにやられてるとは予想以上だな。レギル、ユーフェイ、油断をするなよ』
『わかってるぜ、隊長!』
『私はいつ何時も油断なんかしてないですぅ!!』
そう会話しつつ、フォンがビームライフルで最初に攻撃を仕掛け、続けてレギル、ユーフェイも攻撃をする。
3人の攻撃は当たらなかったが、敵を少し後退させることに成功。
『よし!続けて攻撃を繰り返せ。敵を裏口まで追い込むぞ』
上空で旋回をしてまた違う角度から攻撃する。
が、そうはうまくいかない。敵機は自機の高機動性を生かし、バラバラに移動することで、攻撃を分散させたのだ。
『くそっ!!逃げんじゃねぇ!』
『相手はそう単純な相手じゃなさそうねぇ』
そう愚痴をこぼしつつも、敵の素早い動きにしっかり対応してみせる3人。
『上空からでは埒があかない。近接戦に持ち込むぞ!!』
『『了解』』
全員地上に降り立ち、ビームライフルを捨て、ビームナイフに取り替える。
が、その時今まで動きがなかった潜水艦から信号弾が上がった。
敵機はすぐに攻撃をやめ、各自海の方へと逃げていく。
『まさか、水陸両用機だとはな・・・これは作戦を練る必要がありそうだ』
『そうですねぇ・・・しかし、どうして敵は攻めてきたんでしょうか?』
『俺たちが攻撃している間も、ずっと砲台を集中的に狙っている印象を受けた。・・・なんか嫌な予感がするぜ』
フォンたち、F型機部隊が参戦した形で戦闘は一旦終わった。だが、この戦闘は台湾で大きな問題としてニュースで取り上げられていた。




