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42歳バツイチ 神様になってイチャLOVEハーレムを作る!  作者: かくろう


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第41話 こんなことがあったらしい~紗彩・先見の明が光る~


「「「「「お帰りなさいませ、ご主人様♡」」」」」

「お、おう、ありがとう……え?なにこれ?」


 エレノフスク夫妻と別れた後、マリーとサリーを迎えに行くため紗彩に連絡を取ると、二人は紗彩のマンションに招待を受けているとのことでフィルと共に向かうことにした。

 ところが、俺たちを待ち受けていたのは、何故だかそれぞれ違うデザインのメイド服に身を包んだ女の子達が廊下に正座し、三つ指を付いてお出迎えというなんとも言い難い異様な光景であった。


 これにはさすがのフィルも面食らって固まっていた。


「お待ちしておりましたのです」

「お荷物をお預かりいたします」

「あ、ああ、ありがとう……え、どうしたの二人とも」


 何故だか双子の姉妹まで同じ恰好をしており、二人はさながらエッチなお店でも始めてしまいそうな非常に悩ましいデザインのメイド服に着替えていた。


 胸元が露出して見事な谷間を作っている。フィルの姉妹とは思えないほど豊かに実ったボディは同じ血筋で生まれた姉妹とは思えないほどのギャップがある。そういえばアナさんはあまり胸が豊かな方ではない。

 となると肉感的な身体になる遺伝子はゲオールグ氏からの遺伝ということに?


 マリーの衣装はオレンジ色を基調としており、彼女の光の色と一致している。太ももから覗く絶対領域の神秘性は、北の大地と同じように真っ白な肌にピタリと吸い付き、非常に神々しい。

 無邪気な性格に反して実りの豊かな身体は既に女として完成の領域に近い。


 サリーも同じく、淡いピンク色といった運命の光と同じ色のメイド服に身を包み、マリーと同じように胸元を大きく露出させ、フリルのついたカチューシャを身に着けている。


 そんな開けた衣装なもんだから三つ指ついて身体を傾けると、シンメトリーになった双子の谷間が視界に入って心臓に悪かった。


「改めまして、マリーシャ=エレノフスクなのです!」

「サリーシャ=エレノフスクです。以後よろしくお願いします、篠宮様」


「うん、それは勿論いいんだが、いったいどうしてそんな恰好を?」

「へへ~、前に私がキングキャッスルの店長に頼んで作ってもらった奴を貸したの!身長のサイズも同じくらいだったしね」


 玲緒奈が胸を張って自慢げに語る。どうやらキングキャッスルの店長からいろいろコスプレ衣装をもらうことが多いらしいことをこの間のデートで聞いたな。


「でも胸のところが少しきついのです」

「うぐっ!?」

 いや、それはそれでいろいろと、ぴちぴちに張りつめた布地が素晴らしい光景を作り上げているのでむしろオーケーなのだが。

 実は以前、玲緒奈とのデート日に二人で自宅デートをした時に、キングキャッスルの店長からもらい受けたというメイド服でエッチをしたことがあるのだ。


 その時以来、玲緒奈はコスチュームにハマって色々もらうようになったそうだ。っていうか、店長はこんなエロい衣装を玲緒奈に渡してどうするつもりだったのだ?



 俺は二人の恰好に劣情を抱かないように必死になって頭の中で念仏を唱えた。

 心を鎮めるのだ。聞けば二人は今度高校生になるお年頃らしいではないか。つまるところ15歳くらいということになる。まだ幼いといってもいい年齢にも関わらずグラビアアイドル顔負けの悩殺ボディの二人が煽情的な衣装に身を包んで近づいてくるのだ。

 邪な念を放つなという方が無茶である。だが、彼女達は女性としてフィル同様非常に魅力的だ。年齢がどうこうという話ではない。単純に美少女すぎるのだ。

「お気に召しませんか?」

「似合わないのです?」


「いや、物凄く似合ってるし可愛いと思う。うん、非常に素晴らしい、じゃなくて!年端もいかない娘っ子がそんなエッチな恰好をするものではないよ。ましてや知り合って間もない男の前で」


 俺が阿保なことを思索していると、甲斐甲斐しい新妻のような仕草でマリーは上着を脱がせ、サリーは鞄を受け取る。



「それは問題ないのです!マリー達は篠宮様をご主人様と仰ぐことに決めたのです!」

「どうしてそうなった!?」

 空港でつぶやいていたことはガチだったらしい。その真意はいまだ分からないが、どういうわけかこの二人からは既にスピリットリンクで繋がった感じがある。

「お母さまから聞いていませんか?」


 確かにそれっぽいことは聞いている。運命の光の存在まで把握していたアナスタシア夫人がいったい何を企んでいるのか、二人の様子を見れば想像に難くない。


「紗彩、いったい何があったのか聞いてる」

「はい、ご説明いたしますね。その前にお部屋へどうぞ。今お茶をいれますから」

「ああ、頼む」


 紗彩の事だからきっと俺の為に何かしたのは間違いないのだろうが、いったいどういうことなんだろうか。


「隆行、紗彩からさっきメールがあった。マリーとサリーは既にこちらの手中にあると」

「手中ってなんだ!?どうしてそうなった!?」

「わたし、頑張りました!」


 クラシカルなデザインのロングメイドに身を包んだ紗彩は両腕を掲げてガッツポーズをし、アピールする。


 後で聞いたのだが、紗彩もこの間のメイドカフェデビューの時に試着したメイド服の可愛さに惚れ込んで自作するようになったらしい。


 とりあえず今回は既存のオーダーメイドで作ったものを取り寄せたらしいが、そのうち自分で作った衣装を披露したいと言っていた。ちなみに深雪が纏っているのは、もはやメイド服というよりメイド服風の水着であり、俺の恋人たちの中で最強のおっぱいが煽情的な谷間を作り、ムチムチのボディを余すことなく強調するくびれが見事に露出した、下半身の健康に非常にヨロシクないけしからん恰好だった。特注で作ったらしい。生地の値段が俺の給料の何か月分とか意味不明な代物である。


 紗彩は両腕に挟まれたたわわな果実が形を変えて、豊満なボディを強調している、じゃなくて!重要なのはそこではない。いや、非常に目の保養になって素晴らしいが、今注視すべき点は別にある。


「それではご説明いたしましょう」

 紗彩は語り始める。こんなことがあったらしい。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇


 ━数時間前・フィルがお漏ら……俺がフィルと共に両親と話している頃━

 双子の姉妹は紗彩とすっかり意気投合し、自宅に招待した後に深雪、玲緒奈も合流しておしゃべりに興じていたらしい。


「ツイスターゲームしましょうッ!」

「おぉ、なんなのです?それは」

「確かパーティゲームの一種ですよね」


 玲緒奈の提案に乗った二人は紗彩、深雪も巻き込んでツイスターゲームで遊びながら親交を深め、あっという間に仲良くなったそうだ。

 流石はキングキャッスルのトップメイド。二人と一番年齢が近いこともあり、また双子はコスプレイヤーでもあるためメイドカフェで働く玲緒奈は羨望の眼差しで見られていたのも大きかった。


 しかし、うーむ。美少女たちがくんずほぐれつのツイスターゲームとは。イケない妄想が膨らんでしまう。


 更に紗彩の作戦。共同作業で仲良くなるのに適した手巻き寿司パーティで盛り上がり、全員あっという間に仲良くなったそうだ。



 それらは全て紗彩の指示によって準備されたものであり、午後の講義がなかった玲緒奈が買い物に走り下準備に奔走したらしい。


 しかも、『何を、どれだけ、何処で購入したらいいか』を明確に、更に買う順番など、最も時間効率のいい指示書をメールで受け取り、その指示に従っただけなので玲緒奈の負担は相当軽減されたらしい。


 手巻き寿司パーティの下ごしらえも材料は食材配達の業者を手配し速攻でマンションに届き、玲緒奈は足を動かすことなく料理の下拵えに集中出来た。


 そうして完璧に準備されたおもてなしプランは、今朝がた空港で二人を見た瞬間に思い付き、すぐにプランを立てて指示を出し、業者の手配の指示も深雪と手分けしておこなった。

 空港から会社に移動するまでの間、二人とコミュニケーションを取り、連絡先交換も済ませているあたり、抜かりがなさ過ぎてあっけにとられるしかなかった。


 しかも昼間に会議に出ている間、俺のサポートをしつつパソコンを操作するフリをしながら玲緒奈へのメール指示もだしていたらしい。


 紗彩の優秀さは留まるところを知らない。双子は紗彩のカリスマ性にあっという間に心を開き、ハーレム入りを承諾したらしい。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇


「と、そんな経緯がありまして」

「そういうわけで紗彩様には篠宮様のパートナー候補として招待していただいたのです!」

「紗彩様のお導きで私たちがずっと探していた篠宮様というご主人様に関係を繋いでいただきました。紗彩様には本当に感謝しています」


「そ、そうなのか。うん、そんなに好意をもってくれて嬉しいよ。いきなりすぎてちょっとまだ整理できていないが、そうだな。君たちとは仲良くやっていきたい、しかし、君たちに関してはご両親から条件を付きつけられていてね」


「どういうことなのです?」

「お母さまがなにか?」


 俺は二人に事情を説明することにした。


「なるほどなのです!」

「さすがお母さま。私たちを贈呈品にするなんて。篠宮様に献上していただけるならこんなに素晴らしいことはありません」


「ホントにいいのか、それで……」


「はいなのです!私たち、ずっとご主人様を探していたのです」

「いったいどういうことなのかな?」


「そうですね。私たちの詳しい事情は、春になって日本に来る時まで秘密にさせてください」


 うーん、そうか。まあ神力をもともと知っていたみたいだし、普通の事情ではないのは確かだろう。特別な何かがあって会ったこともない俺の事を見初めてくれたのだ。

 期待に応えられるように今度会う時までせいぜい箔をつけておくとしよう。


「紗彩、抜かりなさすぎ。いつから二人に目を付けてたの?」

「実はフィルのご両親がこちらに来ると分かっていたので、アナスタシスさんにあらかじめコンタクトを取っていました。お母さんの話からアナさんが神力を持っていることは察しが付きましたので」


 紗彩はフィルの両親がこちらに来ることを知って、すぐに月夜さんに顔つなぎをしてもらいアナさんに連絡を取ったという。

 そして俺たちに関するすべての事情を説明し、双子の妹達が運命の女性でないかどうかを探った。


 どうやら紗彩は俺と違って遠く離れたロシアの地にあっても双子の運命の光を感じ取ることが出来るようになっているらしく、恐らく間違いないだろうとあたりを付けていたが、ビンゴだったらしい。


「紗彩、いつの間にかドンドン凄くなってる。フィルの神力操る力よりずっと凄い」

「そんなことないよ。私はたまたま他の人と違うことが出来るだけだから。フィルにはフィルにしか出来ないことがきっとあるからね」


「それでな紗彩、アナさんから神力の使い方について教授してもらうことになった」

「そうなんですか!?それはいいですね。私も是非お願いしたいです」

「そうですねぇ。今後わたしも玲緒奈さんも紗彩さんのような特別な力が発現するかもしれませんし、一緒に講義をうけておこうかしら」

「あ、それ賛成です。私も神力の事もっとくわしく知りたいです!」


 全会一致で可決されたアナさんの神力授業への参加。まだ本人の許可もとっていないのにいいのかとも思ったが、フィルもマリーサリーも『お母さんならケラケラ笑ってオーケーすると思う』とのことだったので問題はないらしい。


 さて、まさかこんな短い間にもう二人も増えてしまったとは。この調子で増えていったら体一つではまったく足りなくなるぞ。

 今ですらギリギリなのにな……。


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