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過労死寸前だった特撮オタクのアラサーOLは異世界スローライフを目指す  作者: 雪月花VS花鳥風月
【パール王国編】
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エルフの森の消滅偽装

今回はエルフの森の消滅偽装の話です。

「族長、世界樹の苗木が枯れ欠けています」

「何だと」

ミドリ様から託された世界樹の苗木が枯れ欠けているだと。

「族長、人族が再び襲撃して来ました」

「直ちに迎撃しろ」

「族長、人族は結界に阻まれていて、森には侵入出来ないみたいです」

「そうか。取り敢えずは一安心だな」


(どうしたら良いんだ)

ミドリ様から託された世界樹の苗木が枯れ欠けていて、更に再び人族が襲撃して来た。


「ムム族長、元気にしているかな。遊びに来たよ」

「父上、お久し振りです」

「サクラ様、モモ」

「どうしたの。顔色が悪いわよ」

「サクラ様、助けて下さい。世界樹の苗木が枯れ欠けています。そして人族が再び襲撃して来ましたが、今の処は結界に阻まれていて、侵入はされておりません」

「分かったわ。モモ、不埒者を全滅させるわよ」

「はい、修行の成果を試せます」


「アンタ達、本当に懲りないわね」

私はゴブリンキングの剣で、モモはゴブリンアサシンの短剣で、襲撃者を次々と斬り捨てまくり、あっさりと全滅させた。


「サクラ様、ありがとうございます。モモもありがとう」

「問題は世界樹の苗木よね。やはり土壌が合わなかったのかな」

「そうですね。やはりこの森では苗木を育てるのは無理だったようです。それに人族は再度襲撃して来るでしょう」

「ムム族長、エルフの森が消滅したように偽装しても良いかな」

「・・・・エルフの森が消滅したように偽装するとは、どういう意味ですか」

「先ずエルフの森の結界周囲に霧を発生させて、外部から見え難くする。次に隣接する土地にエルフの森と同じ広さの大穴を造る。そうすればエルフの森が消滅したように偽装出来る」

「・・・・私の一存では決められません。全員で話し合います。暫く時間をください」


「サクラ様。話し合った結果、サクラ様の提案を受入れます」

「それじゃ直ちに偽装に取り掛かるわよ」

【広域霧結界】

エルフの森全体を霧結界が覆った。

【広域転移】 

エルフの森に隣接する土地を遠方に転移させた。 

【召喚】

更に草原に生息している凶暴な魔獣達を霧結界の外周に召喚した。

「「「「「・・・・」」」」」

エルフ全員が呆けてしまった。


(無事に偽装が完了しました。これでエルフの森は安全になるでしょう)

桜は輝くような笑みを浮かべていた。


【転移】

世界樹の苗木を持って、世界樹の森に転移した。


「サクラ様、どうして世界樹の苗木を持っているのですか」

「説明して下さい」

ミドリとアカネが説明を求めてきた。


「という訳です」

「はぁ、本当に規格外な人ですね」

「同感」


苗木を世界樹の森に植え直して、桜の魔力を注いだら、苗木は無事に回復した。


(・・・・あの女、エルフの森全体を霧で覆い、同じ広さの大穴を造るなんて、本当に規格外な存在ね。上司の指摘通りだったわね。とんでもないスキルを授けてしまったわ)

マリナは桜が規格外な存在だと認識した。


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