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【閑話】消滅偽装の影響
今回は消滅偽装の影響の話です。
エルフの森から遠く離れた草原に巨大な土の塊が落下した。
「地震だ」
「大きいぞ」
「外に避難しろ」
落下の衝撃で大地震が発生してしまい、近隣の町や村で多くの家屋が倒壊した。
「神罰だ」
「この世の終わりだ」
「天変地異よ」
「女神様はお怒りだ」
「お赦し下さい」
「死にたくない」
更に空中に巻き上げられた大量の土砂が強風に流されて離れた町に降り注いだ。
町の住人達は神罰だとか、この世の終わりだとか、天変地異だとか、女神様はお怒りだとか、お赦し下さいだとか、死にたくないだとか、叫びながら、逃げ惑っていた。
その町は土砂で埋め尽くされて、あっさりと壊滅してしまった。
(無事に偽装が完了しました。これでエルフの森は安全になるでしょう)
桜は輝くような笑みを浮かべていた。




