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ホラ吹き母さんのせいで予定通りの人生が送れません! 〜社畜のタイムリープやり直し計画は、母の虚言(現実)に侵食されている〜  作者: ゆらゆら


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第8話:7歳児、多言語外交の波に呑まれる 〜映画の大ヒット、外務省の招待状、そして国際社交界の攻防〜

「真理子様……! 映画『ガラスの檻の少女』、拝見いたしましたわ! あのような哀切と気品に満ちたご演技、わたくし感動で涙が止まりませんでしたの!」

「真理子ちゃん、今度の週末、うちの別荘で開かれる政財界のサロンに来てくださらない? パパもママも貴女のファンなの!」


私立聖セシリア初等部・1年A組。休学期間を終えて登校した私の周囲は、以前とは比較にならないほどの狂熱に包まれていた。


かつてはステータス目当てで小賢しいマウンティングを仕掛けてきていた女子児童たちが、いまや私を「雲の上の存在」として仰ぎ見ている。ハリウッド最高峰の巨匠ヴァンドーム監督の映画で主演を務め、全世界の映画賞を総なめにした7歳児。もはや同級生という枠組みを遥かに超越し、クラス内では半ば神格化に近い扱いを受けていた。


「ええ……皆様、温かいお言葉をありがとうございます。でも、撮影はスタッフの皆様や監督のおかげですのよ」


私は引きつりそうな顔を完璧なお嬢様スマイルで隠しながら、優雅に返答する。


(はぁ……。休学前は「取り入ってコネを作ろう」という狐と狸の化かし合いだったけど、休学後は「神様仏様真理子様」みたいな崇拝の眼差し……。どっちにしろ息が詰まるわ……!)


私の中身は、前世で三十二年生き抜いた元・中間管理職。

過剰なちやほやなど、将来の要求たかりの前払いに過ぎないと知っている。社畜時代も、ちやほやしてくる取引先ほど後から理不尽な仕様変更を要求してきたものだ。


(静かに算数のドリルを解いて、放課後はチートノートの銘柄チェックに勤しみたい……ただそれだけなのに!)


だが、私を待ち受けていた最大の試練は、同級生たちの過剰なリスペクトなどではなかった。

前回、母・智恵子がPTA役員会で放った超重量級の大風呂敷ホラ——「うちのマコちゃん、本当は独学で六ヶ国語をペラペラに話せる外交官レベルの語学の天才なのよ〜!」という言葉が、世界線のバグを引き起こし、私を恐るべき国際政治の渦中へと叩き込もうとしていたのだ。


1. 外務省からの特特特急要請

その日の放課後。校門を出た私の前に待機していたのは、いつもの黒塗り高級外車……ではなく、「鳳凰の紋章」がついた官公庁の公用車だった。


車から降りてきたのは、パリッとした高級スーツに身を包んだ、見るからにエリート然とした中年男性である。


「葛貫真理子さんですね。私は外務省・欧州局長の特別補佐を務めております、東郷とうごうと申します」


東郷氏は深々と頭を下げた。周囲の下校途中の児童や保護者たちが「えっ、外務省……!?」「真理子ちゃん、今度は国からお呼びがかかったの!?」とザワつく。


(やめて! ギャラリーの前で大事おおごとにしないで!!)


「……東郷様。私のような7歳の児童に、外務省の方がどのようなご用件でしょうか?」


私は背筋を伸ばし、完璧なマナーで応対した。


「実は……智恵子お母様から兼ねてより伺っておりました、真理子さんの『語学における傑出した才能』に、どうしてもおすがりしたい緊急事態インシデントが発生いたしました」


(お母さぁぁぁぁぁん!! 本当に外務省にまで売り込んでたのね!!)


心の中で血の涙を流す私。東郷補佐官は周囲を警戒しながら、低い声で続けた。


「今夜、都内の外務省飯倉公館にて、映画『ガラスの檻の少女』の世界的ヒットを祝うとともに、来日中の欧州要人たちを迎えた『国際文化交流サミット・レセプション』が開催されます。そこへ、欧州首脳陣のみならず、中東、アジア、南米から極めて重要な特使たちが集うことになりました」


「はぁ……華やかなパーティーですね」


「問題は、その顔ぶれです。今回のサミットは表向き文化交流ですが、裏では『次世代クリーンエネルギー協定』の利権を巡り、各国の思惑が激しく衝突しております。しかし、急遽参加が決まった数カ国の特使の言語——特にアラビア語の特殊方言や、東欧のマイナー言語に対応できる第一級の『同時通訳者』が、土壇場でのハプニングにより体調を崩し、手配できなくなってしまったのです!」


東郷補佐官は、真剣そのものの目で私を見つめた。


「通訳のミス一つで、数百億ドル規模の国益が吹き飛び、外交問題に発展しかねない極限状態……! 智恵子お母様は『うちのマコちゃんなら、英語、フランス語、中国語、アラビア語、ロシア語、スペイン語の同時通訳くらい、朝飯前よ!』とおっしゃいました。真理子さん……日本の、いえ、世界の外交の安定のために、どうか力を貸していただけないでしょうか!?」


(言っっっっっっっっっっっっっっっったな智恵子ぉぉぉぉぉぉ!!!!!)


私の脳内で警報が連打される。

朝飯前なわけがあるか! 前世の私は英検2級で止まっているし、日常会話すら怪しいレベルだったのだ!


しかし——。


ズキュゥゥゥゥン!!


あの不吉で恐ろしいバグの衝撃が、私の脳髄を貫いた。

母のホラが世界線のシステムを書き換え、記憶の領域に未知の膨大なデータが爆速で流し込まれていく。


(ぐわぁぁぁぁ!? 英語、フランス語、中国語、アラビア語、ロシア語、スペイン語……さらには各国の外交プロトコル、政治専門用語、隠語、裏取引の暗号まで……! 脳が! 脳が万能言語翻訳機になっちゃうぅぅぅぅ!!)


あまりのデータ量にクラクラと目眩を起こす私。だが、見た目は「思慮深く目を閉じる天才少女」にしか見えなかったようだ。


「……分かりました、東郷様。国家の危機とあっては、一国民として見過ごせません。微力ながら、国際調停のテーブルに就かせていただきますわ」


「おぉ……! 素晴らしい! なんという愛国心と気品……! 助かりました!」


こうして私は、ランドセルを抱えたまま外務省の公用車に乗り込み、怪獣たちの蠢く「国際社交界」という名の戦場へ連行されることとなったのだった。


2. 飯倉公館の死闘 〜多言語タスク管理〜

夜の飯倉公館。

シャンデリアが眩しく輝く大ホールには、タキシードやドレスに身を包んだ世界各国の外交官、閣僚、大財閥のトップたちが一堂に会していた。


まさに豪華絢爛。だが、その華やかな空気の裏には、ピリピリとした緊迫感が漂っている。各所で笑顔を浮かべながらも、互いの腹を探り合う眼光は冷ややかだ。


「あら〜〜〜〜っ! マコちゃ〜ん! 似合ってるわよ〜〜っ!」


会場の隅から手を振っていたのは、黒のシックなドレスを着た母・智恵子(33歳)。


(お母さん……よくもまあ、そんな涼しい顔でパーティーのメロン食べていられるわね!? 私をどんな修羅場に放り込んだか分かってるの!?)


「智恵子さん、本当にありがとうございます。お嬢様をお借りします」

東郷補佐官が汗を拭きながら、私を中央のVIPエリアへと案内した。


「真理子さん、あちらに見えますのが、フランスの経済大臣デュポン氏、ロシアの資源エネルギー庁長官ボルコフ氏、そして中東の石油王国アブダビのアル・ハッサン特使です。三者は現在、エネルギー資源のパイプライン建設を巡って完全に決裂寸前……。言葉の壁とニュアンスの掛け違いで、一触即発の状態です」


「分かりました。私が間に入ります」


私はドレスの裾をわずかに持ち上げ、三人の巨漢たちが睨み合うテーブルへと静かに歩み寄った。


「……ノン! ロシア側の提示する価格は横暴だ! 我々EUの基準を満たしていない!」

(フランス語で激昂するデュポン大臣)


「なにを言っている! 輸送コストを考えれば当然の対価だ! 文句があるなら別のルートを探すんだな!」

(ロシア語で怒鳴り返すボルコフ長官)


「ふん、争うがよい。どちらにせよ、我々の資金援助がなければ事業そのものが立ち行かんのだからな」

(アラビア語で冷笑するアル・ハッサン特使)


互いに自国の言語で主張し合い、専属の通訳たちが青ざめてタジタジになっている。通訳が言葉を訳す間にニュアンスが歪み、感情の摩擦が激化していたのだ。


私は三人の真ん中にスッと入り込み、澄んだ声を響かせた。


「Monsieur Dupont, Le Gouvernement Russe ne cherche pas à imposer超価格.(デュポン閣下、ロシア側は不当な価格を強制しようとしているのではありませんわ)」


「……ッ!? なんだ、この幼い少女は……!? 完璧なパリジャン・フランス語だと!?」

デュポン大臣が驚愕して目を見開く。


間髪入れずに、私は首をボルコフ長官に向けた。


「Господин Волков, Францияの懸念は価格ではなく、長期的な供給の安定性にあるのです.(ボルコフ閣下、フランスが懸念しているのは価格そのものではなく、長期的な供給の安定性ですわ)」


「な……ネイティブレベルのロシア語……!? しかもモスクワの上流階級のアクセント……!」

ボルコフ長官が息を呑む。


さらに私は、息を吐く間もなくアル・ハッサン特使へ向き直った。


「يا صاحب السعادة، الشراكة الثلاثية هي鍵(鍵)لنجاح.(特使閣下、貴国の豊富な資金と二国の技術が融合してこそ、このプロジェクトは最大の利益を生むのですわ)」


「な、なんだと……!? 我が王国の王族しか用いない、極めて高貴なアラビア語古語を完璧に操るだと……!?」


一瞬にして、修羅場のテーブルが静まり返った。

7歳の可憐な少女が、一切のメモも挟まず、三ヶ国語を完璧なニュアンスと高貴な品格をもって「同時仲介(マルチタスク通訳)」してみせたのだ。


3. 32歳社畜の「交渉術ネゴシエーション」炸裂

「……少女よ、君は何者だ?」

アル・ハッサン特使が、威厳に満ちた声で尋ねてきた。


「葛貫真理子と申します。映画『ガラスの檻の少女』で主演を務めさせていただきました」


「あぁ……あの映画のクリスティーナか! 観たぞ、素晴らしい映画だった……! だが、なぜこれほどの語学と政治的洞察力を……!?」


私は心の中でフッと微笑んだ。

語学力は母のバグだが、「対立する三者の利害調整」は前世の社畜時代に嫌というほど叩き込まれた本業中の本業だ。


予算を削りたい営業部(=フランス)。


納期と単価を譲らない開発部(=ロシア)。


口だけ出して金を握る経営陣(=中東)。


(ふっ……この程度の構図、前世の「炎上プロジェクトの全体会議」に比べたら可愛いものよ!)


私は三人の顔を交互に見つめ、語学のデータベースと社畜の調整能力をフル回転させた。


「皆様。互いに『自国の利益』だけを主張していては、このプロジェクトは破綻(炎上)いたしますわ。今回の協定、真のゴールは『目先の採算』ではなく『10年後の市場シェアの独占』のはず」


私はフランス語、ロシア語、アラビア語を巧みに切り替えながら、ホワイトボード(※近くにあったウェルカムボードの裏)にサラサラと三カ国折衷案の図式を描き出した。


「フランス側は価格の割引の代わりに、ヨーロッパ圏内での輸送インフラのメンテナンス権を獲得する。ロシア側は初期投資を抑える代わりに、15年間の長期固定契約を結ぶ。そして中東側は、単なる資金提供ではなく、新会社のアセット49%を保有する最大株主として配当を得る……。いかがかしら? 全員が『勝ち組』になれるプランですわ」


静寂。


三人の要人は、ボードに書かれた完璧なスキームと、7歳の少女が解き明かした圧倒的な論理に、口をぐうの音も出ないほど開けていた。


「素晴らしい……! 我々が三ヶ月かけてもまとまらなかった案を、わずか5分で……!」

(デュポン大臣)


「信じられん……完璧なディール(取引)だ……!」

(ボルコフ長官)


「おお……神よ! この少女は、天から遣わされた『平和の使者』か……!」

(アル・ハッサン特使)


三人は興奮の面持ちで顔を見合わせると、同時に私に向かって深々と頭を下げた。


「マリコ! 君の提案を受け入れよう! 今すぐ協定書にサインする!」

「君のおかげで世界は救われた!」


パチパチパチパチ……!!

一部始終を見ていた会場内の外交官や閣僚たちから、雷鳴のような拍手が巻き起こった!


「見事だ……! 見事すぎるぞ、真理子ちゃん!」

外務省の東郷補佐官が涙を流して感涙している。


(よっしゃぁぁぁぁぁぁ!! ネゴシエーション完了! プロジェクト(外交)無事にリリース決定!!)


私は心の中でドヤ顔のガッツポーズを決めた。


4. 社交界のスターと、終わらない母の猛威

危機を救った私は、一夜にして「国際社交界の奇跡の天才少女」として絶賛の嵐に包まれた。


スペイン大使とはスペイン語でワインのヴィンテージについて語り合い、中国の通商代表とは格調高い漢詩を引用しながら経済交流を約束し、南米の特使とはポルトガル語でステップを踏む勢いで談笑する。


どこへ行っても絶賛と敬意。

ハリウッドの大女優にして、六ヶ国語を操り国益を護る「小さな外交官」。

7歳にして私の社会的地位は、もはや日本の最高峰にまで上り詰めていた。


「ふぅ……疲れたわ……」


立食パーティの喧騒から離れ、テラスの風に吹かれながら果汁100%のオレンジジュースを飲む私。


(まあ、一時はどうなるかと思ったけど……これで外務省や海外の要人たちにも強烈な貸しができたわね。将来、私が子役を引退して『海外市場のヘッジファンド』を設立するとき、この人脈は最強の武器になるわ!)


怪我の功名。母のバグによって得た六ヶ国語のスキルと人脈を自分のFIRE計画に組み込み、満足気な笑みを浮かべる私。


だが——。


カツ、カツ、カツ。


私の背後から、優雅で、しかし不吉な足音が近づいてきた。


「あら〜〜〜〜っ! マコちゃ〜ん! 大活躍だったわねぇ〜〜〜〜っ!」


グラスを持った母・智恵子である。


(げっ……また来た……!)


私の背筋にゾクリと冷たいものが走った。


「お母さん……もう十分でしょう? 外務省の顔も立てたし、国益も守ったわ。お願いだから、これ以上は何も言わないで……」


切実に懇願する私。

しかし、智恵子はワインを一口含み、うっとりとした顔で言った。


「やだぁ〜マコちゃんたら! 今ね、あそこにいる外務大臣さんとお話ししてきたのよ〜!」


(……はい?)


「『うちのマコちゃん、外交だけじゃなくてね……本当は独学で最先端のサイバーセキュリティを極めてて、国家暗号の解読だってできちゃうのよ〜』って教えてあげたの〜! おほほほほ!」


(言っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとてへん!!!!!)


私は手に持っていたオレンジジュースのグラスを落としそうになった。


言っっっっっってへん!!

昨日の夜、パソコンで「ソリティア」やってただけだ!!

なんでソリティアが「国家暗号を解読するサイバーセキュリティの天才」になるんだよ! 盛るにも程があるだろ!!


ズキュゥゥゥゥン!!


世界線のシステムが猛烈な勢いで書き換わる。

最新の暗号理論、量子コンピューティングによる解読アルゴリズム、ホワイトハッカーのセキュリティ技術、国家機密データベースの構築手法——あらゆるデジタル防衛の最高峰知識が、一瞬で私の脳内に流し込まれていく!


(ギャァァァァァァ!? 脳の中に『内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)』のメインサーバーが立ち上がっちゃうぅぅぅぅ!!)


「マコちゃ〜ん! 防衛省からもスカウトが来ちゃうかもね〜!」


「オギャァァァァァァ(サイバー防衛隊に売るなー!!)」


私立小学校の女の園を制し、ハリウッド映画を大成功させ、多言語外交で国益を守り抜いた葛貫真理子(7歳)。

しかし、彼女が「静かな第二の人生」を手に入れる日は、母の止まらない大風呂敷ホラによって、永久に訪れそうにないのであった——。

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