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異世界転生  作者: MSZ-006
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「メダルヒキカエケン(10000枚)ハ、オフタリデ、ヤマワケサレマスカ?」


「はい。山分けで、お願いします」


「リョウさん、良いんですか?」


「はい。ユカさんが誘って下さった、せめてもの御礼です」


「ピピピッ、ミャクハクジョウショウヲ、カクニン。オアツイネェ!」


「おい?本当は、中に人が入ってるんだろう?」


「ピピピッ、ナカニヒト? ソレハ・・・サイコウキミツジコウデス」と、液晶表示のカードを2枚手渡された。


カードには、メダル5000枚と、表示されている。


「ルーレット、カイシ」


軽快な音楽と共に、胸の光学パネルにルーレットが表示される。


説明によると、ルーレットは1等〜10等まであり、1等はアスナ社製のフィギュアとの事。


「スキナタイミングデ、ストップボタンヲ、オシテネ」 


「ユカさん、お先にどうぞ」


「えっ?私が押して良いんですか?」


「勿論です。交代で押しましょう」


「有難う御座います!じゃ早速、押しますね?」


「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、3トウ、オリジナルキャラグッズデス」と、次元収納から一本の短い魔法少女物に出てきそうなステッキと、一枚の紙が取り出される。


紙とステッキを受け取ったユカさんは、紙を読んで言った。


「猫のコスプレが、当たりました」


「猫のコスプレ?この猫キャラのですか?」


「う〜ん、ちょっと出してみますね」と言って、ユカさんがステッキを振ると、一瞬にしてユカさんが変身する。


黒い猫耳に身体のラインがハッキリ分かる、某三姉妹の怪盗みたいな見た目の黒い猫スーツだ。


随分と、セクシーだな。


「こ、コレはちょっと、恥ずかしいですね!」


そう言ってユカさんは、直ぐに元の姿に戻ってしまう。


残念、もうちょっと眺めていたかったな。


「さぁ、次はリョウさんですよ」と、頬を赤らめながら俺に言う。


「はい、じゃ止めますね」


「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、10トウ、オカシセットデス」と次元収納から、さっき出したサンタの袋を出してくれる。


1袋が5キロ位あるから、2袋で結構重たい。


「また、お菓子でした」


「うふふ、お菓子いっぱいですね。食べ過ぎ注意ですよ?」


「ユカさん、お菓子は二人で山分けにしましょう。いや、して下さい。お願いします」


「良いんですか?さっきお菓子を貰ったばかりなのに、有難う御座います」


「かなりの量なので、貰って頂けると幸いです。ユカさん、次どうぞ」そう言って、場所を譲る。


ユカさんは、ニコニコしながらルーレットを止めた。


「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、8トウ、フードコートムリョウケンデス」


フードコート無料券?


ユカさんは、プラスチックの様な半透明なカードを受け取り、書いてある文字を読んでいる。


「リョウさん、今日のお昼は私の奢りです」と言って、ユカさんは俺にカードを見せる。


カードには、フードコートの店舗で2名様、1回のみ無料で料理を頼めると書かれていた。


さて、俺の番か。


「ピッピッピッピッピー!オメデトウゴザイマス、6トウ、マリョクフォトフレームデス」


俺がストップボタンを押して貰った物は、一枚のB6サイズの透明な板だった。


「リョウさん、何が当たったんですか?」と言われ、説明書を読んでみる。


この魔力フォトフレームは、アナタの今まで見た記憶を、画像として写し出し飾っておける商品です。


勿論、普通の写真撮影も可能です。


画像は、100枚まで保存できます。


保存する画像は選択可能で、誤操作で消えない保護機能も付いています。


なる程?では、ちょっと試してみよう。


俺は、今朝のユカさんを思い出す。


そして次に、先程の猫のコスプレをしたユカさんを思い出す。


B6サイズの透明な板に、ユカさんが微笑んでいる画像が写し出される。


「これって、朝の私?恥ずかしいですよ〜」


次の画像を見て「ちょ、ちょっと?リョウさん、その画像は止めて下さい!」と、言われた。


「どちらも、可愛いじゃないですか」


「リョウさん、二枚目の画像は消して下さい。じゃないと、物理的に記憶を消去しますよ?」と、優しい笑顔で言われ「い、イエス・マム!」と、挙手の敬礼をして、俺は即命令を実行した。


子豚と烏も、萎縮している。


物凄く優しい笑顔の筈なのに、威圧感が半端ない。


俺は、ユカさんの意外な一面をみた気がする。



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