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異世界転生  作者: MSZ-006
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俺の瞑想タイムが終了し、今は河野さんの部屋の前に来ている。


部屋の前に立ち、扉の脇の光学パネルに触れる。


「おはようございます。河野さん、居ますか?」


「返事が、無いわね」


「ピィ?」[昨日から、帰って無い?]


「うーん。居ないのかな?仕方無い」


留守の様なので、お土産は後回しだな。


「メッセージだ」


俺の魔導通信機に、メッセージが届いた。


(おはようございます。昨日のデートの件ですが、明日は如何ですか?お返事、お待ちしてます)と、ユカさんからメッセージが来た。


明日か、撮影の予定が分からないが、問題ないか?


「カオリ、珊瑚。明日は一人で、出掛けてくる」


「ふーん?デートなんだ?」


「ピピィ?」[デートなんだね?]


一人で出掛けると言っただけで、全て見抜かれただと?!


恐ろしい洞察力だ。


実は、ニュータ○プか?


「いいわよ!私はピィちゃんと、二人で生きて行くから」


「ピィ!」[カオリママ、私が付いているからね!]


「いや、昨日も話したけど、演技の為だから」


ピピィ[パパ、仕事だから仕方無いと言って、お姉さんが居る飲み屋に行く人の、言い訳に聞こえる]


娘から、辛辣な言葉が出て来た。


何か言わなきゃと思うが、何を言っても言い訳にしか聞こえん。


どうしよう?


そんな事を考えていると、またメッセージが届いた。


「今度は、ミリィさんからだ」


(おはようございます。リョウ様、ちょっとお話したい事があります。宜しい時に、連絡して下さい)


話したい事?


昨日の事かな?


「カオリ、ミリィさんからメッセージが来た。話したい事があるそうだ。いい時、連絡して欲しいって書いてある」


「そう、好きにすれば?」


「ピィ」[誤魔化した]


いや、誤魔化した訳じゃ無いし、本当にメッセージが来たんだよ?


「カオリ、珊瑚、ゴメンな」


「仕方無い。でも今度、私とピィちゃんを、何処かに連れて行きなさいよ?」


「分かった。約束する」


(おはようございます。此方は、特に要件は無い為、いつでも大丈夫です)


(では、此れから会えますか?)


「カオリ、珊瑚、此れからミリィさんに会いに行くけど、大丈夫か?」


「大丈夫よ」


「ピィ」[大丈夫]


「うん、じゃ返事を送る」


(大丈夫です。カオリと珊瑚も一緒ですが、大丈夫ですか?) 


(大丈夫です。場所は、私達が宿泊しているホテルで、お願いします)と、マップが添付してある。


(分かりました。着いたら、連絡します)と、メッセージを送信し、俺は魔導通信機のナビを起動する。


歩いて、30分程か。


車ならすぐだが、どうしようか?


「歩くと、30分程の距離なんだが、どうする?」


「なら、歩きましょう?」


「ピィ!」[運動の為に、飛んで行く!]


「うん。じゃ、行くか」


歩きながら、ユカさんに(分かりました。明日、宜しくお願いします)と、返事を送る。


ホテルに到着する直前に、メッセージで到着する旨の連絡をする。


ホテルに入ると、ミリィさんとミラちゃんが待っていた。


「おはようございます。ご足労いただき、有難う御座います」


「おはようございます!お兄さん、カオリさん、珊瑚ちゃん」


「おはようございます。お待たせしました」


「おはようございます!」


「ピィ」[おはようございます]


挨拶を交わし、ホテル内の喫茶店に入り、それぞれ注文を済ます。


「単刀直入に、お聞きします。リョウ様は、転生者なんですか?」


「はい。そうです」


「では、父が言っていた事は、本当の話なんですね。以前、御主人様。今後は、河野さんが正しいですね。河野さんが聞いた時に、嘘をつかれたのは何故ですか?」


「それは、本当の事を言うのが怖かったからです。本当の事を言って、笑われるだけなら良いですが、拷問まがいの解剖や検査なんてされたら、怖いですからね」


「なる程。ですが現代で、そんな事はされませんから、ご安心下さい」


「さき程、今後はと仰られたと思いますが、今後とは?」


「昨日まで、河野さんの助手として働いていましたが、辞めました。私は、自由になりました」


「それは、この間の事が原因ですか?」


「違います。もっと深い部分の話です。リョウ様が現れる前から、ずっと疑問に思っていました。自分の求めている物は本当に、この人が持っているのかと。そして、リョウ様が現れて、自分の疑問が間違いで無いと思いました。それで昨日、メイド兼助手を辞めました」


辞めた?!


だから、河野さんが居なくなったのか?


「今朝、河野さんの部屋に行きましたが留守でして、ひょっとして帰って無いとか?」


「行動を把握している訳では無いので、分かりません」


「そうですよね。辞めて、その後はどうされるんですか?」


「私としては、リョウ様の所に永久就職したい所ですが、リョウ様はまだ、そのつもりが無い様ですね」


「はい?永久就職?」


「う〜ん。此れは、手強いライバルが現れたわね」


「ピィピピィ!」[ミリィさんは、カオリママより先に、パパと出会っている。けど、そんな事は些細な事だよ!]


「そうね、ピィちゃん。ママがしっかりしないと!」


「ミリィさん、冗談ですよね?」


「リョウ様、私は至って本気で言っています。それを冗談とは、女心を何だと思っているんですか?訴えますよ?」



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