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異世界転生  作者: MSZ-006
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「此れより第一回、『囃子原家のご主人、浮気糾弾』及び、リョウ様の『犬も歩けば棒に当たるみたいに、女性が寄って来るのは何故か?』合同閣議を開催します」


パチパチパチと、女性陣の皆様が拍手する。


「では、被告人前に」


円状に纏められたテーブルの真ん中に、俺とお父さんが座らされ、ミリィさんが言葉を発する。


お父さんを、被告人扱いしてるんだけど大丈夫なの?


しかも、お父さんは自分の出したマイクロチェーンで、身体を拘束されてる。


「ちゃうちゃう!そんなんちゃうって!」


「はい、ギルティ!!」と、藍お母さんが即ギルティ宣告を下す。


「ちゃうねん!チャウチャウちゃうんちゃうか?言うてるだけで、チャウチャウちゃうねんって!」


もう何が何だか、意味が分からないんだけど?


「アナタ?犬の話なんてしないわよ?この名刺の『リアナちゃん』についてよ?」


お母さんが先ほど、お父さんが煙幕を撒いて強奪した名刺を持って、問い詰める。


「ちゃうねん!ちゃうねんって!誤解や!ただな、リアナちゃんのお店で、ちょびっとお酒呑みながらお話ししただけやねん・・・。疚しいことなんか、これっぽっちもしてへんよ?ホンマやって!ワイの心の中は、いつだってマイハニーと、めぐりで一杯やねん!リアナちゃんとは、ほんまに『ただの客と店員』の関係や!信じてぇな!」


「と、被告人は言っておりますが、リョウ様は、どう思われますか?」


はい?


此処で、俺に話を振るの!?


「あの、お父さんは、キャバクラに酒を飲みに行っただけなんですよね?」


「自分に、お父さん言われる覚えはないけどな・・・。せやけど、言ってる事は間違いあらへんわ」


「では、皆さんに質問です。浮気とは、一体どこからが浮気ですか?」


俺は、周りを見渡しながら言葉を紡ぐ。


因みに俺は、肉体関係があったらって思ってるけど、めぐりちゃんも居るから言えない。


「そうね?やっぱり、肉体関係があったらかしら?」と、言ってのけたのは藍お母さん。


「私は、心が動いたらでしょうか?リョウ様」と、ミリィさん。


「私は〜、心もそうだけど〜、身体もかな〜?」と、マリーさんが続く。


「主、エッチな目で見るのは、駄目だと思う。でも主が、私を見る目は許す」


み、ミズキさん?


俺は瑞(みずき)を、常にそんな視線で見てないよ?


本当だよ!?


それから、質問と全く関係ない話だよね!?


「僕は、自分に対して、心が無いって事かな?」と、ポポが言う。


「そうね。ポポちゃんの言う通り、私も心だと思います」と、ユカさんがポポの意見に賛同する。


「だからって、身体の関係があるのを黙って見過ごす訳には、いかないわよね?やっぱり、心も身体も大事よね?」と、ネアさんが言う。


「私は、視界に入ったらだと思います。眼球が他の女を捉えた時点で、浮気と見做します。後は、会話したらですかね」と、究極的な発言をするゴモリーさん。


ちょっと、待って?


それって、もう道を歩けないよね?


「・・・分かる。でも、それじゃ生活できない。だから、手と手が触れるまでと、事務的な会話は許す」と、リリーさんが発言する。


「私は、パパなら仕方無いと思うけど、好きにさせた時点で浮気だと思う。でも、パパは甲斐性があるから、大丈夫だよね」


珊瑚が、笑いながら言ってのける。


「そうね。リョウなら、仕方無いわよね。ピィちゃんの言う通りだわ。私は、自分以外の女の事を考えるのは浮気だと思う。けど、リョウは真剣に色々な事を考えたりするから、仕方ないって思う部分もあるの。でも此れが、リョウじゃなかったら違うわね」と、カオリが言う。


「ボクは浮気とか、どうでも良いんだ〜。ただ、ボクの所に戻って来てくれれば、それで良いかな」と、大人びた発言をするめぐりちゃん。


「ちょっと待てや!なんでお前は許されて、ワイだけあかんねん!おかしいやろ!一体どないなっとんねん、これ!!」


「アナタ?アナタに、発言権はありません。聞かれた事に対してイエスか、はい。だけで答えなさい」


藍お母さんの非情な声が、お父さんを貫く。


「あの、お母さん?はい。とイエスだけだと、ちょっと会話が成立しないのでは・・・」


「リョウさんがそう言うなら、仕方ないわね?じゃ、私の事は藍って呼んでね?良かったわね、アナタ?」


「ええわけあるかい!このクソダボが!!」


『スパーン!』と、お父さんの頭を叩くお母さん。


「アナタ?今、リョウさんがアナタの為に折角、弁解の余地を与えてくれたのよ?それを、何ですって!?」


藍さんが、ハリセンで何発もお父さんの頭を叩きつける。


「あ、あのお父さんの事に関してですが、店で酒を飲んでちょっと話をした程度なら、そろそろ許してあげては・・・お母さん?」


いい加減、いくら仮面騎士に変身しているとはいえ、ハリセンでビシバシ叩かれているのを見るのは忍びない。


「いいえ!この際、ハッキリ言います!もう何回もキャバクラ通いして、その度に謝るのを繰り返してるんです。この人は!それから、私の事は藍って呼んで?じゃないと・・・リョウさんも、月に代わってお仕置きよ?」


俺は困り果てて、めぐりちゃんの方を見ると、めぐりちゃんはウンウンと頷いている。




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