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♥ 第2の人生を謳歌する 4


 トメリロレンスとトゥヱが新米冒険者となり、冒険者生活を始めた日から、早1年が過ぎていた。


 トメリロレンスとトゥヱの冒険者ランクはBランクに上がっていた。


 怪物モンスター退治や討伐依頼を請け負い、怪物モンスターの落とすドロップアイテムや素材,下処理をした肉などを売買しては、ちゃく(ちゃく)と確実に資金を貯めていた。


 トゥヱの扱う素材はれも品質がく、下処理の済んだ肉も新鮮で買い手には大好評だった。


 品物の価値の分かる信頼の出来る取引先も増え、商人としても十分にやって行ける程、〈 トゥヱ商会 〉は有名になっていた。


 冒険者をしている為、トゥヱは店を持つ気などさら(さら)ない。


 トメリロレンスが採取する薬草,花,木の実,茸,山菜…なども品質がく量も多い為、調合師や薬剤師から人気があった。


 珍しい品種の発見にも貢献していた。


 トメリロレンスは19歳になっており、野宿のキャンプ生活も慣れ、それなりにトゥヱと楽しく冒険者生活を送っている。


 トメリロレンスとトゥヱが余生を過ごす為に腰を落ち着けられる自然が豊で静かにのんびりと暮らせる土地は、トゥヱのシモベ達が探し回っている。


 もう数年はトゥヱと共に冒険者生活を楽しみたいとトメリロレンスは思っていた。





















──*──*──*── 80年後


 大自然に囲まれるポツンと一軒家にトメリロレンスとトゥヱが仲睦まじく暮らしていた。


 一軒家の敷地内には耕された畑があり、さま(ざま)な野菜や果物が育てられている。


 畑の隣には花壇があり、さま(ざま)な種類の薬草ハーブが育てられている。


 一軒家の玄関側に作られた庭には色取り取りの種類が豊富な花が美しく咲き誇っている。


 畑,花壇,庭の手入れをしているのは、トメリロレンスではなく、トゥヱのシモベ達だ。


 肉,素材,ドロップアイテムの調達をする為に森や洞窟,山へ怪物モンスターを狩に出ているのはトゥヱのゲボク達である。


 家の中を清潔に保ち、一切の雑用を引き受けているのはトゥヱのパシリ達だ。


 トゥヱは離れにある調合室で育てた薬草ハーブおのれの魔力を注いで調合し、さま(ざま)な効果を持つ薬剤を開発している。


 トメリロレンスは99歳を迎えたが、20歳の容姿を保っていた。


 トゥヱと契約をしている副作用で、トメリロレンスの成長と老化はまっているのである。


 トメリロレンスは台所で、野菜,果物,薬草ハーブ,花を使い、さま(ざま)なジャムを作っている。


 トメリロレンスの作るジャムは自分達が食べる分もあるが、販売する為の分もあった。


 トメリロレンスのジャムは馬車で1時間程掛かる≪ 村落 ≫で人気があり、ファンがるのだ。


 ジャムだけではなく、トゥヱの調合した薬剤も人気だし、新鮮な野菜や果物,料理に使える野菜ハーブ,部屋に飾る為の花は季節に関係無く買えると人気がある。


 トメリロレンスはトゥヱに助けられながら、楽しい余生を過ごす事が出来ていた。


 トメリロレンスの1番の楽しみは、花が咲き誇る美しい庭を眺めながら、日向ぼっこをしているワンコ姿のトゥヱを膝の上に乗せて撫でる事だ。


 ヒルトクッグ邸にたら、こんなにもすが(すが)しくて、のんびりとした暮らしは出来なかっただろう。


 トメリロレンスは実家(ヒルトクッグ邸)を出てほんかったと思っている。


トメリロレンス

「 う〜〜〜ん……。

  なにか大事な事を忘れているような気がするのだけれど……。

  なにを忘れているのかしら??

  思い出せない事なら大した事ではないのかも知れないわね 」











 トメリロレンスが実家(ヒルトクッグ邸)へ手紙を出し忘れている事を思い出すのは、もう数年経ってからの事である。











          貴族令嬢の婚約破棄され過ぎファンタジー

      ワタシの婚約者達が次々と婚約破棄をしてくる件について。

          〜 ワタシ、何かに憑かれてますか? 〜

             ──── 完 ────


◎ 最後まで読んでくださって有り難う御座います。

  面白味のない、ありがちなラストになりました。

  読者さんの暇潰しになったなら幸いです。

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