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♥ 新天地を求めて


 1週間の旅行へ行く事を両親へ告げた夜から日付が変わった翌日、ワタシは早起きをしていました。


 玄関の前には馬車が用意されています。


 使用人達がワタシの荷物を馬車へ運んでくれます。


 侍女がワタシに朝食モーニング昼食ランチのお弁当を持たせてくれました。


 トゥヱの分も用意してくれていて、嬉しく思います。


 1人での旅行にお父様と使用人達は心配してくれていますけど、お母様と妹は違いました。


 お母様は自立しようとしているむすめのワタシを応援してくれています。


 妹は……言わなくても分かりますよね?


 「 帰ってるな 」とでも言いたげな顔をしています。


 安心してね、アリシンシナ。


 貴女(アリシンシナ)の大嫌いなお姉様(トメリロレンス)は、ヒルトクッグ邸にはかえってませんから、手紙を読んだら気の済むまで小躍りしてくださいね。


 家族と使用人達に見送られながら、ワタシはトゥヱを抱っこして馬車へ乗り込みました。


 さようなら────。


 ヒルトクッグ邸のみなさん。











──*──*──*── とある街


 旅行先に選んだ≪ 街 ≫へ馬車が到着しました。


 トゥヱと馬車から降りたワタシは、馭者にお願いをして荷物を馬車からろしてもらいました。


 予約している宿泊宿まで観光がてら歩いて向かう事をあらかじめ馭者には伝えていました。


 ≪ 街 ≫の中で馬車と別れたあと、ワタシはトゥヱと一緒にひとのない場所へ向かいました。


 人型に姿を変えたトゥヱにかかえられたワタシは、≪ 街 ≫から姿を消しました。


 ワタシの荷物はトゥヱのシモベさんが運んでくれるようになっています。











──*──*──*── 他国


 一瞬で他国へ移動してしまいました。


 トゥヱは転移魔法を使えるみたいです。


 転移魔法は高度で発動条件がむずかしい魔法らしいので、転移魔法を発動させる為には優れた魔法使いが最低でも6名は必要だと聞きます。


 そんなむずかしい転移魔法を1人で発動させてしまえるトゥヱは凄いです。


 昼食ランチ時なので、公園らしき場所で昼食ランチをする事にしました。











──*──*──*── 公園


 長い椅子が置かれているのでトゥヱと並んで座ります。


 侍女が持たせてくれたお弁当をトゥヱと一緒に食べました。


 この国では亜人種を見掛けないので、トゥヱは人間の姿でワタシの右横に座っています。


 身長も体格も人間のワタシに合わせてくれています。


 なんだか、殿方とデートをしているみたいで…妙にドキドキしてしまいます(////)


 デートには慣れている筈なんですけどね…。


 トゥヱの容姿が素敵過ぎる所為かしら?


 公園で昼食ランチを終えたトゥヱとワタシは公園を出て、≪ 街 ≫の中を散策しました。


 ≪ 街 ≫の案内がかれている地図を見て、今日きょうまる宿泊施設(宿屋)を探します。


 どうやら宿泊施設(宿屋)は《 宿屋街 》に集まっているみたいです。


 ワタシはトゥヱと一緒に《 宿屋街 》を目指して歩く事にしました。


 国が違うだけで随分と≪ 街 ≫の雰囲気も違う事には驚きました。


 この≪ 街 ≫は随分と豊かで恵まれているみたいです。











──*──*──*── 宿屋街


 《 宿屋街 》へ着いたら、今日きょうの宿泊先を探しました。


 どの宿泊施設(宿屋)も防犯対策がされていて、滞在費に防犯費が加算されるようになっているみたいです。


 防犯対策の出来ている宿泊施設(宿屋)の宿泊費は高いみたいです。


 ワタシにはトゥヱがてくれるので、防犯対策の厳重な宿泊施設(宿屋)を選んで泊まる必要がないので、お手頃価格で泊まれる宿泊施設(宿屋)を探しました。


 1泊する宿泊施設(宿屋)をトゥヱと一緒に決めたあと、宿泊室と荷物をシモベさんにお任せして、トゥヱと一緒に≪ 街 ≫の観光へ繰り出しました。











──*──*──*── 商店街


 《 商店街 》へ着くとトゥヱはお店に入るや否や、ワタシの為に衣服を選んでくれます。


 貴族令嬢の着るような衣服ではなくて、平民が着ているような衣服でもありません。


 冒険者が着るような衣服を選んでくれています。


 冒険者──ドキドキします(////)


 長パンツ,動き易いシンプルなワンピース風な衣服,フード付きマント,冒険者用のブーツ,荷物を入れる為の腰回りに付けるポーチバッグ,身を守る為に使うナイフ──など(など)をワタシに買ってくれました。


 どうしてトゥヱがたばかりの国の硬貨を持っているのか不思議ではありますけど……、試着室を借りたワタシはトゥヱが買ってくれた衣服に着替えました。


 肌触りには慣れる必要がありそうですけど、ドレスよりも動き易くて軽いです。


 トゥヱのセンスがいからでしょうか、からどう見ても冒険者に見えます♪


 姿見に映る伯爵令嬢ではない自分の姿を見て、ワタシは妙にワクワクしてしまいました(////)


 試着したワタシの姿を見ながら、トゥヱが必要な物を選んで見繕ってくれます。


 ナイフなんて使った事はないですけど、ナイフは身を守る以外にも料理をする時に使えるそうです。


 トゥヱは別売りされているナイフホルダーを買ってくれました。


 ナイフホルダーはポーチバッグのベルト部分にとおせるようになっています。


 でもナイフを使えるようにとトゥヱがポーチバッグのベルトにナイフホルダーをとおしてくれました。


 ひととおり冒険者らしく見えるようになったワタシを連れて、トゥヱは《 商店街 》を出ると《 ギルド街 》へ向かって歩き出しました。











──*──*──*── ギルド街


 《 ギルド街 》へ着くとトゥヱは冒険者ギルドへ入ります。


 詳しい事は分かりませんけど、冒険者として活動が出来るようにトゥヱが申し込みをしてくれるみたいです。


 冒険者登録というものが終わると、トゥヱは近くにある商人ギルドへ向かいます。


 商人ギルドでも登録をするみたいです。


 どうして商人ギルドでも登録をするのか分かりませんけど、トゥヱが必要だと感じて登録をしているなら、お任せする事にしました。


 商人ギルドでの登録を終えたトゥヱは、解体屋と呼ばれるお店へも向かうと解体屋でも登録を済ませました。


 冒険者ギルド,商人ギルド,解体屋での登録を済ませたトゥヱは、再び冒険者ギルドへ向かいました。











──*──*──*── 冒険者ギルド


 冒険者ギルドへ入ったトゥヱは、またなにかの手続きをしてくれています。


 なんの手続きをしてくれているのでしょう??


トゥヱ

「 トレス、必要な登録は全て終わったぞ。

  今からトレスとわれは新米冒険者だ 」


トメリロレンス

「 新米冒険者?

  それじゃあ、今から冒険者として生計を立てて行くのね?

  新しい人生が始まるのね! 」


トゥヱ

「 手始めに簡単な依頼を受ける。

  冒険者の生活に慣れる事から始めるぞ 」


トメリロレンス

「 分かったわ。

  で依頼を選ぶの? 」

◎ 訂正しました。

  ドキドキしてしまいす ─→ ドキドキしてしまいます

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