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トレジャーハンター『新〇口浩探検隊』 「ジャングルの極低温冷凍倉庫」

第83話目とての投稿作品は、カクヨムの自主企画「1000文字以内でミッション全てクリアせよ」のお題「冷凍ジャングル」に対して書いた、NGワードに「溶ける(ニュアンスが同じものも含む)」「解凍」指定のある『現代ファンタジー』作品です。

 曾祖父の遺品を整理していると、赤道に近い☆★島のジャングルには、先の大戦時に隠された財宝が眠っているとのメモと共に簡単な地図が出て来た。


 本当にお宝が眠っているのかは判らないが、トレジャーハンターらしき知人に話すと興味を持ってくれ、一緒に☆★島のジャングルを探検することとなった。


 有り難いことに「探検用の装備は全てこちらで用意しておくから、パスポートだけ準備を」とのこと。


 でも何故か民放のテレビ局にまで探検の話が行き、『新〇口浩探検隊』なる撮影スタッフたちまでが、☆★島のジャングルに同行している。

 

 『こちら先遣隊、遺跡らしき人工物を発見したので、位置情報を送る。未踏のジャングルを進む絵が撮りたいので、我々が樹々やつる植物を伐採したルートを通らず、少し迂回して遺跡を目指してくれ。オーバー』


 「了解。位置情報を確認、そちらに向かう。オーバー」


 何だか昔のやらせ番組みたいだが、探検費用をテレビ局が出してくれているのだから、それらしく協力しつつ遺跡らしき人工物の前に到着した。


 遺跡?の中央には雰囲気的に祭壇のような場所があったので、私は無事の探検を祈願してお酒をお供えした。


 すると「キィーーーン」って音と共に、魔法陣らしき絵柄が展開したかと思うと、何故か薄暗い辺り一面が銀世界の、極低温冷凍倉庫内のような極寒な場所の中央に立っていた。


 思わず「あれぇ~、ウソだろ~」って声が漏れる。


 ヘルメットに装着のLEDヘッドライトを点灯させて、ぐる~っと周りを見ると、冷凍されたマグロが大量に置かれている。


 熱帯雨林地帯の蒸し暑いジャングルの中にあるファンタジーな極低温冷凍倉庫、そして貴重なタンパク源となる健康食品なマグロ、まだ食べることが可能であれば、確かに凄く貴重なお宝だ・・・


 確かクロマグロは『黒いダイヤ』って異名で呼ばれていたからな~


 テレビ局が期待していた宝物庫や金銀宝石のお宝じゃなかったが、これでもテレビ番組を制作して放映は出来るのだろうか?


 テロップが『☆★島のジャングルの中で、冷凍マクロ発見!』じゃギャグだよな~


 ま~『新〇口浩探検隊』って言っている時点で、バラエティー番組か・・・


 寒くて凍え死にそうだが、どうやって元の場所に戻るのだろう?


 カメラ目線で「お宝があったぞ~」って、冷凍マグロを1本持って出た方がイイよな~

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