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次章 未来へ
「おーい 一希 Kazuki 時間やで早よ学校行きや!」
縫子の呼ぶ声が聞こえる。
「お父さんに似ておっとりしてるわ。
長男やねんからもっとしっかりしいや
じいちゃん生きとったらもっとうるさいで!」
「わかってるって、いまでるとこやし」
一希が学校に駆け出した。
「あんたらもオープンの準備できてるん?」
縫子が続ける
「ちゃんと準備できてます。自分が一番鈍臭い
くせによくいうなぁ。」
「すみませんお義母さん、看板出してくれます?」
「ホンマにこの子は年寄りこき使うなぁ」
そこには
割烹
大輝
かっぽうたいき
の名前がしっかりとした筆文字で書かれている。
この店には一冊ノートの中の
一久 一輝 大輝の想い
と共に数々のレシピが託されている。




