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七氏族の怪樹守護者—最後希望の島 第二章 第11節 【決心(けっしん)】

「父さんを、消滅させるというのか……? あの日、父さんは自らを犠牲にして悪魔となり、俺たちを守ってくれた。だが今の父さんは完全に自我を失い、イソギンチャクの毒で俺たちを激しく脅かしている」魚人のカイグの心は、激しい葛藤に揺れ動いていた。


その場にいる全員が不安を募らせ、一斉にカイグへと視線を向けた。


しばらくの沈黙。長い沈黙の後、カイグはかすかに口を開き、両目で遠い空を見つめた。「俺はもう、魚人族の族長だ。みんなが俺を推してくれた以上、族人を守る責任がある。父さんは……この俺の手で消滅させる!!!」カイグの瞳には迷いが消え、確固たる決意の光が宿っていた。


実の父親を自分の手で葬るという決断が、どれほど残酷で苦しいものか、誰もが痛いほど理解していた。皆、やるせなさと悲しみに満ちた表情を浮かべる。


「でも、お父さんの力は強大だよ。一人の力だけで倒すなんて、到底無理だ!」一度手痛い目に遭っているミノが、恐怖に怯えながら言った。


「確かに、父さん自身の威力も凄まじいが、それだけでなく、大量の毒クラゲが周囲を警護している。俺たちだけでは不可能だ。だが、俺たち魚人族はクラゲの弱点を熟知している。援軍を頼めば、奴らを抑え込むことはできる」カイグはそう言うと、さらに考えを巡らせた。


「ただ問題なのは、父さんの身体がクラゲと同じ構造をしている点だ。傷を負っても自動修復してしまう。一撃必殺のダメージを与えない限り、勝機はない」


「一撃必殺の破壊力なんて、爆弾の類くらいしか出せないよ。でも、私たちには爆弾もないし、海水を真っ二つに割ることだってできないわ。モーセみたいに海を割れるなら話は別だけど、ハハ……」マフィは自嘲気味に笑った。


「爆弾なら、ここに山ほどあるぞ!」村長が窓の外の建物を指差した。


「あの時、軍隊が村を占領してな、爆弾をあの家に一時保管していたんじゃ。だが、奴らは大慌てで撤退していったから、そのまま置いてきぼりになっておるのだ!」


「海水を分ける方法なら、無くはない……。だが、持って10秒というところだ」カイグは眉をひそめて言った。


「10秒もいらないわ、5秒あれば十分!」マフィは目を輝かせ、カイグに向かって言い放った。


こうして全員が知恵を出し合い、白熱した議論の末、最終的な作戦計画が決定した。一同はそれぞれ行動へと移る。


その日の夜


「山を登った斜面からクラゲのガジュマル守護者までの水平距離は約100メートル、垂直距離は約70メートル。猶予はわずか5秒。変位の公式『s = ut + 1/2at^2』に当てはめると、初速度はどれくらい必要なの? それに、100キロの荷物を引っ張って斜面を駆け上がる計算もしなきゃいけないし……うう、おまけに壊れた鉄屑を集めて2人乗り自転車を1台作り直すなんて……。本当に頭が痛くなるわ、MR-A2」マフィは机に向かって猛烈に作業をしながら、MR-A2に愚痴をこぼした。


「マフィ〜、ガンバレー! マフィ〜、ガンバレー!」MR-A2は機械音を鳴らしながら、コミカルに応援した。


3日後、イースター島の海岸


「久しぶりだな。相変わらず日光浴が好きなのか?」カイグは微笑みながら、旧友を見つめた。


「ガルゥ! ガルゥ!(久しぶりだな!)」謎の生物は、嬉しそうに歓声をあげた。

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