表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/24

ノアとのコラボ配信(1)

 自分で作った簡易的なトマトソースのスパゲッティを平らげ、ふかふかのソファで食休みをしていた時。

 ピコン、と僕のスマホに通知が来た。ノアさんかな〜

 確認すると、予想通りノアさんからだった。


『配信まであと1時間だけど、もう通話繋げない?』


『わかりました!』


 そして通話を繋げると、筋の通った凛とした声が聞こえてきた。


「ゆい、聞こえる?」


「あ、はい。聞こえます」


「ん。よかった。で、今日の配信を始める前に。一つお願いしたいことがあるの」


「なんでしょう?」


「敬語、やめない?それと、ノアさんじゃなくてノアで」


「はぁ」


 深刻そうなトーンで話を切り出すから、何か大事なことかと思ったらそんなことか。拍子抜けしてしまい、間の抜けた声が出てしまった。


「そのくらいなら………全然大丈夫だよ、ノアさ……ノア」


「オッケー。………いやなんか違うな」


「はい?」


「やっぱりノア、じゃなくてノアちゃん、で」


「は、はぁ」


 どこか感性が不思議な子なのかなぁ。「ノア」、でもノ「アちゃん」、でも同じじゃない……?


「これでいい?…えっと……ノアちゃん。」


「…………ん、良い。クる。」


「……?なにがクるの?」


「いや、ごめん。なんでもない………ボソッ(無垢すぎる)」


 何か悶えるような声がするのは気のせいだろう。

 やっぱり通話じゃ相手の顔とかみられないから不便だな……。


「そういえば、ゆいはマラオカートどのくらいやったことあるの?」


「10時間くらいかな……ゲーム配信でやった時も、練習してからやったんだよね〜」


「……なるほど、ゆいはゲームの才能ナシ、と」


「ひどくなーい!?まあ実際そうなんだけど……」


 プレイスキルが求められる系のゲームはどうしても苦手なのだ……。


「大丈夫。誰だって練習すればそれなりにはなる」


「それなりって……」


「しかもこの私が付きっきりで練習するんだから、心配はいらない」


「そうだね……。焦らずにしっかり練習していきたいね」


 この前ノアから聞いたのだが、ノアはマラオカートは大会に出るほど上手いらしい。マラオカートに限らず、ノアはどのゲームでも上手いすごい人だ。


「ゆい、そろそろ配信開くよ」


「あ、はい。こっちでも開くね」


 いつの間にか配信が始まる5分前になっていたみたいだ。

 僕のチャンネルで枠を立てると、僕たちのリスナーが待ってましたと言わんばかりに殺到する。


【枠きたーーーー!!!】

【二日連続コラボ神】

【初見です】

【楽しみ】

【ゆいちゃんがマラオカートを特訓する回はここですか】

【え?ノアにゆいちゃんがボコされる回じゃないの】

【草】


 僕とノアはそれぞれ設備をチェックした後、アバターを表示させ、配信を開始する。


「聞こえてますか〜。こんゆい〜〜」


「燃える女、ノアだよ。こんノアー」


【燃える女(棒読み)】

【こんゆい〜〜〜】

【こんゆい〜〜〜〜〜!!】

【こんノアー!!】

【こんゆい〜〜〜〜!!!!】

【こんノア!!!!】

【待ってた〜〜】


「今日はーーーなんとーーゆいにーーマリオカートを教えまーす」


「い、いえぇい〜」


【え?wもしかして今日ずっとこの感じのテンション?w】

【ゆいのあワールド、頭おかしくなりそうw】

【おもろいってw】


「というわけで早速、マラオカートをやるよ」


「ゆい」


「はい?」


「良いね。熱心な生徒は嫌いじゃない」


「はぁ。じゃあリスナーさんたち、マラオカートやろっか〜」


「軽く流された」


【なんとなく関係性がわかってきたww】

【これは……てぇてぇ……か?】

【仲良く無いとできない芸当だしてぇてぇだろ】

【www】


 『マラオッカーートッエーーーッイツ!!!』と陽気な起動音が鳴り、軽快なbgmが響く。

 もう僕にはボコられる恐怖の始まりにしか聞こえない。


「ゆいには、とりあえずコンピュータと対戦してもらう。ひとまずゆいのプレイを私が見て、それからアドバイスする」


「オッケー。こんなのサクッと一位とっちゃうよ?だってコンピュータ相手でしょ?」


 準備を終え、僕が操作するキャラの車がスタートラインに立つ。


「コンピュータに負けるほどよわよわじゃないよ〜流石に」


「……」


【お、おう】

【ナイスフラグ建築!】

【ゆいちゃんはよわよわなの、気づいて?w】

【ゆいちゃん負ける気しかしねーーw】


 なぜかノアが呆れた目でこちらを見てくる。

 コメント欄をチラッと見ると、僕が負けることがさも当然みたいに書かれていて悔しい。

 この前の配信は君たちが強かっただけなんだって……!



「10位おめでとう」


「こ、こんなはずじゃ………」


【し っ て た】

【ですよねーーw】

【最下位だけじゃないだけマシ!!10位おめでとう!!】

【本人にはその気ないんだろうけど煽ってるようにしか見えないの草】

【ノアちゃんやっちゃって】

【これは地獄の特訓コース】


「うん。元からそのつもり。ゆいにはキッチリ特訓してあげる」


「は、はい〜〜」


【涙目神】

【これは誰でもSになってしまう】

【特訓(意味深)】


◇◇◇


「………そう、そこはカメを使っちゃっていい」


「なるほど……」


「今走った場所にはバナナを置いた方が良かった。その方が後々……」


「………ってこと?」


「そうそう」


【マジで「特訓」って感じやな】

【それな】

【二人とも完全に集中しちゃってるw多分コメントも読んでないなこれw】

【ゆいちゃんも理解は早いし】

【実践しようともしてるよね】


【けどPSがなぁ……】


【おい言うな】

【貴様ロリを泣かせるつもりか……?】

【サイテー】

【相手はロリなんだぞ!?】

【こいつらロリ好きすぎだろwww】

【ここがロリコンの巣窟か】

【非難囂囂】


【ごめんって(◞‸◟;)】

【分かれば良い】

【俺らはロリを守りたいだけなんだ】

【かっこ良さそうだけど実はそんなことない】

【ただのロリコンww】

【一応公式設定高校生なんだよな……()】


「やった!!6位!!僕こんなの初めて〜〜!!ノア見てた見てた!!??」


「もちろん!やるね〜ゆい。じゃあ、次は1位とろっか」


「もうっ…………ノアのばかー」


【高校生とは】

【それは反則】

【しんだ】

【あって中学一年くらい】

【でもすまいるほーむ入ってしっかりやってるから一応………】

【成人してるわけないだろ】

【でも確か2期生の募集要項に、15歳からって書いてあったよな?】


【え?じゃあマジで高校生↑確定?】


【嘘だろ】

【合法ロリ!?】

【ぐへ……】

【おまわりさーん!!!】

【滾ってきた】 

総合ポイント100越えてました!!皆さんありがとうございます!!!

続きが見たい!!って方やそうでない方も

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願いします!

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた感想をお願いします。今後の糧にします!


何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ