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お友達とお出かけ!(上)

 コラボ配信があった翌日の朝、僕は柄にもなく鏡と睨めっこをして身なりを整えていた。

 あまり体型が出ない大きめのパーカーに、ショートパンツを着て僕は家を出た。


「ふぅ…」


 集合時間まで後二時間、集合場所の駅前に着いた。だいぶ来るの早かったかもね……

 流石にまだ二人ともいなかったので、僕は今日のコラボ配信の告知をスイッターでサクッとやっちゃうことにした。


@Yui_sumairuho-mutwo           3m


なんと………今日は22時から紅蓮ノアさんとコラボ配信をしますʕ•̀ω•́ʔ✧

ノアさんにマラオカートを教わります!


ノアさんとは初めてのコラボなので暖かい目で見守ってくれると嬉しいです!!!

※絶対寝坊はしません


6件のコメント 364件の高評価


 二日連続のコラボは普段僕を見てくれているゆいの民さんたちにとって嬉しいのだろう。まだ朝の9時くらいなのにツイートがどんどん伸びていく。

 それからついたコメントに全部返信しつつ、少し気になったのでエゴサをしてみる。

 否定的な意見が書かれているのが怖かったが、思ったよりみんな好感的なツイートをしてくれていて嬉しく、読んでいたら、自然と口角が上がってきた。

 

 全部いいねを押していたら、突然「黒影さんじゃない」と声をかけられ、驚きのあまり体が数センチ浮く。


「何そんな驚いてるのよ。やましいものでも見てたわけ?」


「や、やましいものなんかじゃないよ…。スイッター見てたの」


 視線をあげると、柊がいた。時刻を見ると、もう集合時刻が15分前まで迫っていたようだ。


「あぁ、確かにスイッターはあんまり他人に見せたくないものね」


 危ない危ない。理解があって助かった。身バレは怖い……


「そういえば今日、菊に『実は女の子でした』って言うんでしょ。どのタイミングで言うつもり?」


「えっと、もうカフェに出発する前に行っちゃおうかなって。なんか、そんなに大ごとにならなさそうだし…」


 今思い出した風を装っている柊に、僕は微笑みを浮かべながら返す。

 

 無愛想な感じがするけど、今だってその瞳の奥には心配の色が浮かんでいる。とても優しくて思いやりがある柊が僕は大好きだ。もちろん杉山もね。


「そう。なかなか大胆じゃない。私に打ち明けた時とは大違い。そんなに私と菊は信頼度合いが違う?」


「いやいや!全然そんなことないよ!僕が女の子だってこと初めて打ち明けたの柊だし……やっぱり柊がこうして受け入れてくれたから僕は杉山に対してなんの躊躇いもないんだと思う」


「そうだったわね。ふふ、初めてが私で良かったわね」


「本当にそうだよ!ありがとね、柊」


「かわい……ど、どういたしまして。」


 僕が柊と他愛もない会話をしていたら、いつの間にか杉山が到着していた。


「やっほ〜〜!二人とも早いじゃん!!………っていうかなんか二人距離縮まった?」


「あ、あんたの気のせいでしょ。というか集合時間の2分前よ。もうちょっと余裕を持って行動したらどうなの?」


「あ、杉山!こんにちは〜」


「黒影っちの私服姿……カメラに収めなくてはならない…」


「ボソッ(後で共有しなさい)」


「ボソッ(当たり前よ!)」


「?」


 二人で内緒話だろうか。やはり二人は仲が良いようだ。


「あ、そういえば…少し、杉山にお話があって……」


「え!?なになに私に!?」


 驚いたような顔で僕を見る杉山を尻目に、柊は察してくれたのか少し場から遠ざかる。


「えっとね、実は柊にも言ったんだけど…」


「ふ、二股!?」


「え?」


「いや、なんでもない。ごめん、続けて」


「……?あ、うんわかった」


 僕はなるべく頭を真っ白にして伝える。


「で、実は僕………女の子なんだよね」


「………………………え?」


 杉山は、愕然と目を見開き心ここに在らず、といった感じになってしまった。

 それがあまりにも昨日の柊と似ていて、僕は少し笑いそうになる。


 コロコロと表情を変え、何か考えているようなそぶりを見せていた杉山が口を開く。


「……………じゃあ、合法的に黒影っちに、ボディタッチできるってこと!?」


「「は?」」


 柊と僕の言葉がシンクロする。彼女は何を言っているんだ。


「黒影っちはもう立派な乙女なんだよね!?」


「は、はい」


「じゃあ女友達という権利を行使して黒影っちのおっぱいも揉むことが可能ってわけかー!」


「そうはなんないと思う」


「菊、流石にドン引き」


 テンションがおかしくなってしまった杉山が暴走しそうだったので、とりあえず本来の目的であるカフェに向かうことにした。

 少し暑くなってきたので、詳しい話はカフェで話そうということになったのだ。カフェで僕のおっぱいがなんたらとか言われたら恥ずか死ぬ自信あるけど。

続きが見たい!!って方やそうでない方も

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願いします!

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた感想をお願いします。今後の糧にします!


何卒よろしくお願いいたします!

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