第十四話 人間の攻撃
更新再開します
穂月視点です
結局集まったのは若者を中心とした500人弱。
その中でも指揮をとれるのは、ピンク頭のレモード、少年魔族のレオ、剣王ルサだけだった。
作戦は、
ピンク頭のレモード率いる200人が治癒と救助を。このピンク部隊はまだ戦闘経験がないものが多い。
次にレオ率いる魔術部隊は少数精鋭の50人。後方支援を担当する。
剣王ルサ率いる250人は武器に強化魔術を合わせてつかう接近戦部隊だ。
俺と熾音はなにがあっても対応できるよう臨機応変に戦う予定だ。
王都のフェリシアにつくと、一斉に銃口を向けられた。
暖かい風が吹いているが、対応は冷たい。
「裏切り者の勇者にフェリシアに入る資格はないっ」
「撃てっ!」
助けに来たはずの自分たちに対する、真っ向からの拒絶。
俺たちを攻撃するよりも逃げまどう民たちを救う方が先だろ。
異端者を排除するその光景は何処かで見覚えがあって。
光の防壁。
心の中で軽く呟いて光の壁を作った。これでしばらくはこちらに攻撃が届かない。
「作戦通り、皆は魔物と戦って。私は全体の指揮をするから、穂月は攻撃してくる人間達を止めて」
熾音が軍と共に何処かへ転移した。
俺は真っ向から弾丸を受ける気はないから、光の壁を空間に変えて進んでいく。空を飛び、白くそびえたつ城の最上階を目指す。
数カ月前までここにいたのだから、地理は把握している。
思ったよりも簡単に城に入ることが出来た。
そしてーー
俺の目の前にはこの国の王。
俺の召喚を命令した人間だった。
「よくもノコノコと戻って来れたな。裏切り者の勇者。」
俺に対する嫌悪の眼差しを浮かべ、白髪交じりに小太りのこの王が俺は大嫌いだった。
息子の方はいい奴だったんだけどな。
王子が民のために今も奔走しているという話は風魔術をつかう奴から聞いている。




