10話 Re: 電力不足。
電力不足は唐突にやってくるものだ。
今日もいつものように、生産ラインを増強して、電力の収支を確認していた。
収支が、マイナスになっていた。
そろそろ発電を増強する必要があるようだ。
なお、もともと蓄電していた電力量的に、あと50時間は耐えてくれるようだ。
早速発電を増強するわけだが、今回は新しい発電機を使おうと思う。
今回使う発電機は、投入した資源の質量をそのままエネルギーに変換する、質量発電機というものだ。
これまで使っていた木燃焼発電機は、森全域の木を資源ノードにした上で、全て燃料として焚べてしまっているせいで、
これ以上増強できないので、新しい発電機を使おうということだ。
今回燃料に選定したのは、オリハルコンとアダマンタイトの合金である、オリハルアダマン合金を圧縮したものだ。
特に、この異空間には、ミスリル・オリハルコン・アダマンタイトの資源ノードが点在しているので、
かなり都合が良いのだ。
「ということで、パウルはそこら辺のオリハルコンとアダマンタイトの資源ノードに、片っ端から採集機置いてきて」
「なんで伝説級の素材がそこらにあるんだろうな」
「うるさい黙れ。はよ作業しろ、時間が無いんだ」
そんなこんなで、発電の増強に成功した。
これで得られた発電量は、6.5536GWだ。
これでしばらくは発電のことを考えなくて済むし、必要になればパウルに働かせればいいだけだから気が楽だ。
「なんか嫌な予感がしたんだが……」
「なんも無いよ(大嘘)」
「だと良いんだが」
私は発電の増強に成功したのでこれから寝ようと思う。
思っていたのだが、後ろに人の気配を感じる。
「またお前か」
「は、はいっ、今度こそお金を持ってきたので、先日の鉄製品を売っていただけると幸いです……」
「そこに置いてあるから、持って行って」
「では、お金はここに置いておきますね」
「私は早く寝たい。早く帰れ」
「は、はいー」
こうして、今度こそ私は眠りにつくのだった。
ちなみに、今回の売上は聖白金貨10枚だった。
結構行くんだね。
あとこれは余談だが、クエストラインはチャプター5まであるが、今回の発電増強でチャプター2を制覇したようだ。
ちなみにチャプター1の内容は、モール制作だったよ。
これにて1章終了です。
お疲れ様でした。
30分後におまけとして、APIマニュアルの一部と、ケイが書いたコードを置いておくので、ご査収ください。




