表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
W・M・S (Warlock Magus System)  作者: 渡野さら
89/117

第88話 雷帝宮での

 



 まあ、カトリーヌ以外にも、激しい人は何人か居た。誰とは言わないが。

 朝の定期通信で補完、異常無しで目を覚ます。



「おはようジェシカ」

「ぁ。おはようございます、旦那様。み、見て、らしたのですか?」


「ああ、可愛い寝顔だったからな」

「や、やだ。恥ずかしいです。もぅ、はずかしいです……」


「すまん、ついな。俺の特権だ」

「はい。旦那様しか見せませんもの。あの、家って何処に買って頂いたのですか?」


「ん?隣の区画が空いたのでな、丸ごと十棟買い占めた。デッカーとクワトロ、ジェームズ、ケーニッヒ家、マクスウェル家。整えて有るから好きな棟を選べばいい。建領祭から戻って、家族で見に行くといい」


「はい。有難う御座います、旦那様。実家、はそうなるのでしょうけれど、私の居場所は旦那様が居る場所です。山の上でも荒野でも、着いて参ります。そこが私の場所です。」


「ああ、お前達妻を離すものか。心配するな」

「はい。」







「ん、んぁ……お、おはよう、御座います、旦那様。」

「おはよう、エフロシーネ。体調は問題無いか?」


「はい。あ、その、余り見つめられると、は、はずか、しい。です。」

「そうか。だが、妻の顔だ。良く見ておかねばな。それから、焦るな」

「………気持ちが先行して、済みません。でも!御子は欲しいです!」


「お前はまだ15歳だ。北部の開発や新規事業も領内外で沢山有る。それらが軌道に乗る迄に何年も掛かるのだ。その頃に継ぐ子が居ればいい。今は今しか感じれない事も沢山有るから、その時間を大切にしろ。焦って母になる必要も無い。どうしてもと言うなら急ぐが」


「………いえ、旦那様の仰る通りにします。でも、二年位で欲しいです。」

「そうだな、そうしよう。風呂に行くか」



 全員で同じ位の時間に合わせて全員で朝風呂に入る。

 朝からゆったり浸かって、いい気持ちだ~!

 今日は昼食後に出るから、準備もゆっくり出来るだろうしな。

 女性陣はなるべく霊波移動で、先に送っておこう。

 いや、時間が有るから、準備が出来た雷帝宮の連中は順次送るかな?そうしよう。

 向こうでの準備や支度が有るのだから、少しでも早い方が良いだろうな。



 風呂上りに朝食を済ませ、そのまま居間でお茶を飲んで過ごす。

 エリダは王太后様と離れで済ませるようだな。

 そんな感じで、雷帝宮の女性陣は先に送って、次に男性陣を送り、俺も一人残る。

 アーシャ達は準備の品を持ち込むみたいで、ドレスや宝石をトランクに詰めて出てきた。

 向こうに移動して整えるみたいで、侍女軍団も同じだ。ん?メイド軍団も?

 まあいいけど、向こうで慌てるなよ?



 昼食終わって、中庭でバハムートと待っていると、段々と集まって来る。

 先ずは妻達と侍女達。先にテントに入れて待つと、メイドと騎士団がバラバラと

 集まるので、点呼を取らせて入れる。

 最後にアーノルド達が入って終了なので、バハムートに頼んで飛び立つ!

 テントの中は見えないのが残念だよ。あ、分裂で一人出よう!

 速度と風圧が強いので、頭の後ろに出て、景色を眺める。いい眺めだ!




 景色を眺めていると、2時間はあっという間に過ぎて、雷帝宮が見えて来た。

 殆どの連中はホールだが、アーシャやエリダ達は王太后様と応接室で過ごした。

 余り、他の目に触れない様にする為だな。

 バハムートは小さくなりながら、城内広場に着地して、テントを下す。


 先ずは騎士団や警備隊が出て道を作り、メイド達が先導役と共に場内に入る。

 マリアンヌが先頭で、デッカー達が固めてアーシャ達が続く。中に王太后様も。

 バハムートはチビムートになって、カトリーヌに着いている。



 メイド達は使用人棟に向い、俺達の世話役と、今晩の準備班とに別れ、騎士団は

 騎士団詰所で懇親して、部屋を案内される。

 デッカーとカスタロッサは数名連れて、王太后様の部屋の外に交代で立つ。



 妻達は、応接広間に集まり、男子禁制にして準備を始めたので、執務室に行き、トンネルと北部開発に分裂した自分と同期する。順調なので、そのまま任せてジェームズ達の男性陣と政務官達を呼び、現在の進捗を聞いて今後を考える。新街道の各宿場町の作業指揮者と北部の各陣地にした街作りの作業指揮者は、無官無爵の貴族の中から選抜中で来週には整うとの事。それだけでも結構な人数だがな。それに合わせた軍の派遣と商人ギルドへの物資と職人の依頼。冒険者ギルドへは定期討伐依頼。盗賊ギルドへは、隠密班の派遣。これは不正の監視が主だな。



 アーシャを筆頭に、皆美しく着飾っている。ドレスは勿論、宝石も最上級の物を身に着け化粧も髪の毛もキッチリと整えている。一人でも美しいのに妻達全員となると壮観だな。そこに王太后様も居るのだから迫力が有る。これならこの地の貴族達も腰が引けてしまうだろうな。

 開会の時間が近づいて来たので、正妻の妻達と王太后様が俺の隣に座り、側室達は周りを固める様に座っている。王太后様の近くにはデッカー達が常に控える様にはして警戒している。今日の舞踏会は、建領の祝いと顔合わせ・懇親の意味合いが強いので、上座には居るがなるべく目線を同じにしておきたい。勿論俺が領主で、皆が領民だからの上下は有るが、それ以外は余計な軋轢にしかならないだろうし、楽しめないだろうからな。当然だが、王太后様への無礼は許さんがな。


 時間になり、顔触れも揃った処で俺が挨拶だな。



「皆の者!良く集まってくれた!建領の舞踏会が開ける事を、総領主として嬉しく思う。団体でも個別でも細かい話はしているからこの場では辞めておくが、俺はこの地を貴族・平民問わず全ての者にとって豊かで住み良い領にしていきたい!

 その為には皆の協力が必要なのだ!今日はその第一歩にしたいと思う!これからの皆の奮闘に期待する!今日・明日の舞踏会と建領祭を楽しんで欲しい!では、今宵の始まりだ!」



 ゆっくりと音楽が鳴り始める。王太后様が御忍びとは言え、身分最上位者なので俺がパートナーを務めて二人でワルツを踊る。


「お身体はどうですか?」

「貴方のお蔭で良好よ。挨拶も堂に入っているし、何より本当に領地にして、ひと月もしない内に一国分の領内を掌握しているなんて驚きよ!流石はエリダとアーシャさんが選んだ殿方ね。」

「まあ、遣るしか選択肢が無かったのも事実ですから。褒めて頂けるのは嬉しいです」

「本当に凄い殿方だわ。ダンスもお上手ですし安心感があるわ。」

「弱者を守らねばなりませんし、エリダや殿下の荷は減らしたいですから」

「有難いわ。メルに任せておけば安心ね?それにしても……女性陣からの熱い視線が凄いわね?エリダが妬きそうだわ。」

「上手く捌くしか有りませんね。苦手なのですが」

「我慢しなさい?これも試練よ。そろそろ交代ね。」

「はい。では後程また」



 王太后様と踊り終わって、エリダが変わりにパートナーで入ってくる。このタイミングで他の参加者も踊り始める。なので、三人に分裂してアーシャ、アウラとも同時に踊る。



「うん。今日も美しいね、エリダ」

「嬉しいお言葉です!旦那様。お母様と仲良くて嬉しいのだけれど?」

「うむ。期待して貰っているからね。頑張らなくてはな」

「もぅ。周りもですし、妬いているのです。まぁ、明日も今後も有りますけど。」

「そうか、済まない。今を楽しもう」

「そうですわね。旦那様を今だけ独り占めですからね。」


 先ずは現侯爵家や伯爵家が多いが、デルトロとジュリアが踊っているのが見えたのだが、母のジュリアがずっと俺を見ながら踊っている。これは誘わなければ駄目だろうなぁ。上級貴族から順に誘わなくては逃げられんだろうな。妻達は勿論優先だが。五人位に分裂するか………


 分裂三人は妻達と踊り、二人が誘って回る事にした途端、アゼンツァ家のロアーナが前に出て来た。これは誘わないとダメな流れか……



「ふむ。ロアーナ、一曲どうかな?」

「ええ、喜んで。」


 連れ立ってホールの中央へと誘う。


「んふふ。ダンスもお上手なのね?こうして踊ってみると、やっぱり魅力的だわ。」

「いや、得意では無いのだがな。ロアーナは息子と来たのか?」

「十分お上手だわ。リードも堂々としているしね。息子とは踊ったわ。あの子もお相手を探しているみたいだけれど、変な娘を捕まえなきゃいいけれど。」

「来年成人だったか?変って、相手の娘が可哀相だな。そんなのが居るのか?」

「ま、良いです。それよりも……私の事、どうかしら?独身なのだから問題無いわよね?」

「問題無いが、いきなり過ぎるだろ。浮気は妻達に怒られるのだがな」

「あら、殿方がそんな事気にするの?私は女ですから滅多な事はしませんけど。」

「妻が14人も居るのでな。応えたいが控えねばな」

「殿方は種を撒いて幾ら。でしょう?女の私が良いのですから、楽しみましょう?漸くと、阿保な旦那とお別れできたのだから。私もまだまだ女ですわよ?」

「光栄だとは思うが、焦るな。今はダンスだ」

「そうですわね。ゆっくり攻めるわ。うふ……」


 最後に思いっきり胸を押し付けていったが、妻達の視線が痛い。と、怯んでいたらジュリアと目が合ってしまった。自分を誘え!と、眼力が凄い!次はジュリアだな。



「ジュリア、一曲お願いしたい」

「ええ!是非!お願い致しますわ!」



「うんうん。総領様はイケメンだわ!誘って頂いて嬉しい!娘時代に戻ったみたい!」

「喜んで貰えて光栄だな。楽しんでくれてるなら何よりだ」

「ええ!こうして踊れるのですもの、楽しいわ!」

「うむ。息抜きも大事だし、定期的に雷帝宮で舞踏会や立食の食事会等を考えている。最上位爵位なのだから、何か有れば提案したり先導役もして欲しい」

「そうね!デルトロにでも任せるわ!私は貴方とお茶したりデートしたいわ。」

「ふむ、その程度ならば構うまい。この地の貴族や風土的な話も聞きたいしな」

「ほんと!?約束よ?デートしてくれるなら、幾らでも話すわよ。」



 ジュリアと別れてアーシャが入り込んで来た。笑顔なのだが目が笑っていない。

 強引に俺の胸の中に入り、密着して踊り始めた。


「旦那様?中々に刺激的な舞踏会で御座いますわね?どうなってますのかしら?」

「む、デートの申し込みと言うやつだったが、条件は付けたよ」

「ジュリアには、この地での色々を聞き出すのと、ロアーナには関係性を急ぐなと釘を刺しておいた。妻以外は浮気になるのでな」

「まあ!正直に仰って!それなら良いのです。メリットが有れば黙認致しますから。旦那様は真面目で正直ですから安心ですが、妬いてしまうのです。ご理解下さいまし?」

「うん。済まないアーシャ。愛しているよ」

「ま、はぃ。嬉しいお言葉……私もお慕い申しております。あ、ランダース家のエイミィさんは誘って下さいませね?」

「ん?分ったよ。じゃあ、一度テーブルに戻ろう」

「はい。」



 アーシャの手を取って二人でテーブル席に戻り、戻っている妻達とワインを傾ける。

 雑談をしながらホールを見渡す。皆が楽しそうに踊っている。控えている者達も笑顔で歓談したり周囲を見渡しながらも笑顔が絶えない。楽しんでいるなら開いて良かった。娯楽や息抜きは大事だからな。家の家臣達も其々の伴侶や仲間内で踊っているようだ。俺も後でマリアとサリーを誘わないとな。エイミィもか。


 ソニアは体調に変化無く、大丈夫そうだ。フローネもゆっくりと支えながらならば、何とかなっているし、体調も問題無いようだ。二人のステータスを見ても大丈夫だな。

 するとエリダが筆頭で話掛けてきた。


「大成功ですわね?旦那様。皆さんの笑顔が物語ってますわ。」

「そうだね。準備に掛かってくれた皆のお陰だ。飽きが来ない程度に色々と催そう」

「お母様への挨拶に、元公爵家と侯爵家が来ましたわ。御忍びで正解でしたわね。」

「だね、大事になって委縮していただろうからさ」


「エリダ様だけでも本来は委縮しますけどね?再編会議の出席が効きましたかしら?」

「そうだね。そうかも知れない。良い事だけどね」


「通常はアーシャ様の”聖女”にも委縮しますわ、アーシャ様。」

「そうです。大体、旦那様の存在が既に”英雄様”ですから。」

「「「本当に!」」」

「いや、大袈裟だよ。これでもてんてこ舞いなんだ」

「ならば私達が癒すまでですわ?」

「「「「「そうですわ!」」」」」


「では、期待しておこう。王太后様、どうですか?」

「そうね、お願いするわ!」


 王太后様と一曲踊って、マリアンヌ、サリーニャを誘い、一曲づつ踊ってからエイミィを探す。

 んむ?居ないな。どこだ?あ、見付けた!複数に誘われているのか。救出に行くか。



「素敵な淑女に群がるのは分るがスマートに誘わねば困っているぞ?エイミィ嬢、一曲お願い出来るかな?」


「ぁ………はい。是非、ニルヴァーナ侯爵様。」

「うむ、では御手を」

「はい。」


「「「ぬあ!!」」」



「良い相手は居なかったか?」

「………はい。先生程の方は居ませんから。」

「む?そんな事は無いと思うが、あいつ等はどうした?」

「三人は交代で踊ってますから。先生は素敵です!何時もときめいてます!」

「ふむ。有難く受け取るが、エイミィも立派に淑女で美しいぞ?」

「嬉しいお言葉です!先生以外に誘われても嬉しく有りませんから。」

「難しい注文だが楽しまないと損だぞ?この後はカトリーヌの横にでも座っていろ」

「先生も一緒ですか?」

「合間でな。立場上、色々と誘わねばならんのでな」

「じゃあ、また後でお願いします。」

「うむ、約束しよう」



 エイミィと踊り終わって、カトリーヌの横に連れて行った後はニルヴァーナ領の貴族達との懇親をしながら合間で紹介されたご婦人達と踊る。の、繰り返しだった。北部から中部に掛けて戦死家と、斬首や逃げた男共が居る為に、女性比率が高くなっているのだ。負担を掛けるが女性陣にも頑張って貰わねば、不味いのだ。


 切りを見て、テーブルに戻って妻達と話をした後に最後のダンスで妻全員と順番に踊って行く。当然分裂はしている。でないと時間が掛かり過ぎてしまう。エイミィやマリア、サリーも居る訳だしな。

 ジュリアとロアーナとも踊っておいた。

 最後はアウラと踊って締めて、雑談しながら順次退場して行く。

 開始も終了も大した混乱も無く済んでホッとした。明日も有る事だしな。

 最後俺達がデッカー達と退場して、其々の部屋に戻って行く。王太后様は一番奥の王族用の居室に行き、エリダも今晩はそこのようだな。アーノルド達の生徒三人は普通の来客間に女の子達で、アーノルドは騎士団宿舎なのだ。元々が見聞や社会勉強の為の意味合いが強いから。

 女の子三人は純粋に観光なのだが、どうもエイミィに関しては、妻達の思惑が有りそうなんだよな。


 エリダ以外の妻達と、何故か俺の自室の居間に集まって酒を飲んでいる。

 皆、風呂や着替えや色々と有るのじゃないかと思うのだが、どうなっているんだ?まあ、子供では無いのだから構わないが。ソニアはお茶を飲んでるがね。

 あれ?カトリーヌの横にエイミィが座っているが何故だ?馴染んでて気付かなかった。



「………えっと、アーシャ?エイミィが居るのは構わないが、馴染んでてさ」

「旦那様?お気付きが遅いですわ。まさか、今お気付きに?」

「うん。済まないが今だった。客間は良いのかい?」

「…………実は悩んでおりますの。どうしたものかと。あ、皆でですわよ?」

「皆で?どうしたもの?何だろう?」

「お分りになりませんか?この場に、と言いますか、この場は妻と侍女以外は基本入れません。」

「あ、そうなんだね。まさか侍女に引き抜きとか?」

「「「「「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」」」」


「あ、あの、旦那様。本気ですか?本気まじで侍女ですか?最終回答ファイナルアンサー?」

「いや、俺は別に侍女選考に加わって無いよ?あれ?ん?何だ?」

「分かって来ました?」

「あれ?まさか、ここの騎士団?」

「「「「「「「「「「「「「「ガクッ」」」」」」」」」」」」」」


「旦那様……そんな訳が無いではありませんか。はぁ~。カトリーヌ?」

「ふぁい。だんなさま、エイミィちゃんがここに居るんです。一つしか無いです。私達と同じですよ。」


「えっ?そうなの?何時そんな話になったの?」

「結構前からなんですよ、旦那様。本人も一途ですし、家と家の結び付きもメリットは有りますから、良いのですが。時期もそうですが、本当に良いかどうかと……」

「ふむ。そうなのか……エイミィはどう考えているのだ?」


「え?は、はい。私は嫁げれば最高に幸せです!父も応援してくれております!」

「ん~~。賛成は手を挙げて?……あ、全員なのね。じゃあ、何時が良いかだが……直ぐでも。は右手で、もう少し後で。なら左手。どっち?………あれ?皆両手なの?」

「実は何時でも良いのですが、ここが落ち着いた後の国内貴族の動向も見たいのと、冒険者準備学校の残りが有るからと言うのが主な意見なんです。」

「側室入りは全員が賛成なら、俺に否は無い。時期は別に直ぐでも問題無いんじゃ無いかな?」

「………分かりました。旦那様の御意見のままに致しますわ。では、お風呂に致しましょう。」

「うむ。エイミィ、これから妻連合だ。宜しく頼む」

「は、ふぁい!こ、ここ此方こそ、不束者ですが、宜しくお願い致します!皆様!御指導お願い致します!」

「分かったわ、エイミィ。皆さんもお願いしますね。」



 全員で浴場に移動して、仲良く身体を流し合い、俺にも”お流し”してくれた。

 風呂なので全員裸なのだが、エイミィは全身真っ赤になって震えていたが、湯に浸かる頃には多少慣れたみたいだった。カトリーヌも居る事だしな。


 風呂から出て、脱衣所でバスローブを羽織り、人数分に分裂して一人づつ抱き上げてから其々の部屋に移動する。アーシャにエイミィを宜しく言われたので、最後の俺がエイミィを抱き上げて自室の寝室に移動する。

 エイミィは真っ赤だが、緊張でガチガチなのでソファーに下ろしてから、酒を飲みながら雑談する事にした。



「普段エイミィは酒を飲むのか?」

「はい。夕食時にワインを。あ、あの、その、今から………”アレ”、ですか?」

「まあ、流れ的にはそうなのだが、心の準備がまだなら今度で良いのだぞ?」

「は!いえ、あの、いきなりだったので……驚きが先にに来てしまって。夢でしたから大丈夫です。」


「エイミィは俺に嫁ぐのに不安や迷いは無いのか?」

「私は………邪竜討伐パレードで英雄様を一目見た時から、焦がれてましたから。もう、嫁ぐのは夢でした。」

「そこまで言って貰えれば、大事にするしか無いが、そんな大した男では無いのだがな。妻達とは仲良く出来そうか?エリダが居なかったが大丈夫か?」

「はい。ちょっと、気後れしている部分も有りますが、頑張ります!カトリーヌちゃんも居ますし。」

「そうか。女同士、上手くやってくれ」


 そう言いながらエイミィの腰を抱き寄せる。

 一瞬ビクッとしながらも、徐々にしな垂れ掛かって来る。緊張も解れたか?

 言葉を交わしているのだが、彼女の準備が出来たのか、すっかりそんな感じだな。

 なので、そのまま口付けを交わし、身体の力が抜けて来るのを見計らって、ベッドにそのまま運ぶ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ