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W・M・S (Warlock Magus System)  作者: 渡野さら
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第86話 連続で、かぁ。

 


 会場のホールに入ると、煌びやかな飾りに燭台

 テーブルクロスも豪華な物を使用してテーブル配置も適切だ。

 何より、騎士団、軍、警備隊、文官、政務官、配されたメイドの数も

 非常に多いが皆が笑顔なのが嬉しいと感じる。頑張って良かった。


 そのまま進み、演壇席に着いて、俺からか。

 するとジェームズが



「皆の衆!御当主様のお言葉を頂く!静粛に!では」



「皆、忙しい中集まって貰いご苦労!王都の屋敷から始まったニルヴァーナ家が

 今や、ここアルテン、ナーフェル、未開地を領地として賜り、ジェームズ以下

 家臣と使用人の皆には苦労を掛けた。俺からは感謝しか無い。これからは更に

 豊で住み良い領地へと発展させて欲しい!俺もまだまだ忙しいのだが、

 何でも言ってくれ!出来る限りの対応はする。皆の忠義に感謝する!

 デッカー総長、音頭を」


「はっ!これからの、ニルヴァーナ家の発展を祈願して、乾杯!!」



「「「「「「「「「「「「「「「「かんぱい」」」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「「乾杯」」」」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「かんぱ~い!」」」」」」」」」」」」」」」



「ふう~。さ、食事だ!済んだら皆のテーブルを回る。アーシャ達も順当に」

「はい、旦那様。お疲れ様ですが、頑張って下さいましね?癒しますから。」

「そうね?沢山御奉仕しなくてはね。」

「では、楽しみに、頑張るかね」


 先ずは妻達と楽しく食事をしながらの歓談だ。行儀は悪いが折角の場だ。

 まあ、何時もの様に、俺がアーシャ、エリダ、アウラ、ソニアに鈍いと攻め

 られて、ジェシカとカトリーヌの天然発言に救われるって感じで笑われ。

 研究や買い物の話が飛び交い、楽しい一時だ。

 妻連合に入ったばかりのフェンディ、レスティナ、エフロシーネも随分と

 打ち解けて来たし、ソニアとソフィアも笑顔で安心だ。

 例によってガイアとアルテミスは「「仲良くない!」」絶対仲良しだろ。

 皆を見ていると、特に女性陣だがアウラ、ラティーナ、クラウディアの妖精

 っぽい容姿と変わった髪色が珍しいみたいだ。フローネは瞳以外真っ白だし。


 デザートが回り、いや。食べ終わってだな。



 うん。そろそろ行くか。人数が多いから、俺も分裂で回る!


「あ、旦那様!ジェシカを、ああ!どの旦那様に行けばいいか迷う~!」

「じゃあ、わたしはあっちの旦那様ですね!」

「え?え?私はどれに……あっち!旦那様~御一緒に!」


「うふふ。旦那様?惑わすなんて罪ですわよ?」

「君達には何時も惑わされてるからね。偶にはお返しだよ?」

「それなら。もっと旦那様を幻惑したいですわ。」

「身が持つかな?降参だよ」

「「「うふふふ」」」



 其々のテーブルを回り皆を労う。当主の務めだな。

 実際、俺だけでは出来なかった事だ。感謝を忘れてはならんな。

 騎士団連中と軍、警備隊連中が塊ってて、盛り上がってるわけ。

 誰だこんなに飲ませたのは?


「俺ももう少し鍛錬に付き合ってやらんとな」

「是非!そうして下さい」

「扱きに耐えますよ~!」


 こいつ等アホだ。脳筋と言われても反論出来ん。やはりドラゴン狩りかな?

 文官、政務官達は大人しい飲み方だが、理屈っぽいな~

 おい、からむな!やめろ!まったく。妻なら絡まれてもいいが。

 ジェシカがずっとニコニコしながら着いて来る。可愛い妻だ。


「はい!可愛くしてまぁす!」


 では後で癒して貰おう。それが正解の筈だ。

 ジェシカが居るのでケーニッヒ家のテーブルに………


「あ、御当主様!何時も娘がお世話になっております。」

「数字の事ならお任せ下さひぃ!」

「ウチの傍にケーニッヒ家の屋敷も購入済だ。中はジェシカに任せるぞ」

「ひい~!有難う御座います!有難う御座います!」

「感謝します、御当主様。妹と確認致しますわ」

「済みません、旦那様。」

「ん?約束だからな。構わない。妻の為でも有るしな」



 相変わらず飛んでる楽しい一家だな。ジェシカは普通なのだが………

 他の俺も粗方回ったからいいのか?アーシャ達も手分けして回ってるし。

 いや、俺の役目が終わったなら合一して自分の席か。ガイアとアルテも居るし。


「ジェシカ、席に戻ろう」

「はい、旦那様。」



 んで神二人と戻った妻達と雑談していたら、もうお祭りになってるのよ。

 これ、ジェームズに任せるか?それが正解の筈だ。


「よし!離脱だ!」



 妻達全員と浴場に直行だ!癒して貰うぞ~!!

 まあ、普通に洗って貰うだけなんだがな。皆も疲れてるから。

 なので、俺に群がって洗ってる時に【真神多治癒】を掛けておいた。

 ソニアとフローネは更に個別に掛けるが。


 風呂から出て割り当ての部屋に入ったのだが、部屋数が足りないから

 急遽増築したんだろうな。そう、この棟は個室なのだが、ワンルーム?っぽい。

 ドアを開けて入ると居間の様な感じで仕切りの向こうにベッドが有る。全てが。

 まあ、上等な部類とは思うが。領主の部屋と比べちゃダメか。

 アーシャとエリダとアウラとの俺は領主の部屋だが、、



「旦那様?浴場でしたら、その、頑張れる、かと………」

「ん?そうなのか?」

「「旦那様?お察し下さいね?」」

「ああ。そ、そうだな」


 なので、霊波移動で飛んで、三人と励んだのは内緒だ。






 翌朝、定期通信と感知で異常が無いのを確認して、三人の寝顔を見る。

 ステータスを確認しながら頭を撫でて分裂する。


 分裂した俺はスーツに着替えて、ホールに向かう。

 昨晩酔い潰れた連中が大量に居るからだ。なので全員を一か所に集めて

【真神多治癒】で酔いと体調不良を改善させる。


 しかも何故かメイド服の娘が二人、酔って寝ていた。

 流石に放置出来ないので使用人宿舎の空き室に運ぶ。

 何がどうなってそうなったのかは不明だが、気を付けさせないとな。

 もう一度、治癒を掛けて部屋を出る。

 ホールに戻って、片付け始める。纏めておくだけでも助かるだろうから。



 庭に出て、鍛錬を始める。今日は邪魔者は居ない。

 無心にソウルイーターを振るって30分程でカトリーヌが来たので

 一緒に鍛錬だな。すっかり様になって、何処から見ても凄腕の女剣士、って感じだ。

 ドレスの時は大人しい淑女にしか見えないが。それに背も高くなった。

 ふむ。化粧も板に付き、顔立ちも美しくなった。いや元々美少女か。


「美しくなったし、随分腕も上がったな」

「本当ですかぁ?うふっ!うれしい!旦那様に言って貰えるなんて!」

「まあ、努力は知っているからな。あ!子供もそろそろか?」

「はい。明後日位かなって。」

「そうか。風呂に行こう」



 鍛錬を終えてカトリーヌと風呂に入りサッパリした。

 やはり育っているな。何処とは言わないがな?


 応接に行くと、皆が揃っているので朝のお茶を飲みながらのお喋りだ。

 今日は屋敷で舞踏会なので、女性陣は早く移動しなければならないので、

 アーシャ達の王都班を霊波移動で一緒に移動。そして侍女達、メイド達の順。

 向こうにも俺を残し、此方は用意が出来た人から朝食、待機。でテント移動。

 ジェームズ達も王都移動だから大変だよな?

 なので俺は残った妻達と食事を済ませてまったりしている。


 そんな感じで待っていると、男性陣も少しずつ集まり始めた。

 ジェームズ達は忙しいから昼頃かな?

 集まった連中だけでも先に送るか?

 後便は人数も多いしバハムート便で移動にするか。


「よし、皆あつまれ。先に王都に送る。真神力【霊波移動】!」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「マリアンヌ、皆を頼む。俺は向こうに戻るから」

「はい。お任せ下さいませ。」

「あ、旦那様!では私も。」

「ん?アウラと侍女か、分った」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 アルテンの領主館に戻ってまったり。後は全員が揃うのを待つだけだな。

 アウラと専属侍女のプレアと三人でお茶しながら時間を潰したのだが

 結局全員が揃ったのが昼だった。


「済みません、御当主様。手間取りまして」

「いや、大丈夫だ。着いたら昼にしよう」



 全員がテントに入ってバハムートが飛び立ち、王都を目指す。

 まあ、1時間程度で着くから、何も起きないがね。


 で、順調に王都の屋敷に降り立ち、テントからぞろぞろと出て来る。

 俺とアウラを先頭に本館へと入って行き、食堂に向かう。


 既に昼食の準備は整っていて、俺達待ちだ。


「済まない。では頂こう」


「「「「「「「「「「「「旦那様と創世神様に感謝を」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「感謝を!」」」」」」」」」」」」」」」」



 まあ、昼食は畏まった席では無いから適当に砕けた感じだ。

 しかし1時間で良くここまで準備ができたな?

 後でホールと楽団を見ておこう。

 夕方には招待客も来るし、俺も王宮の迎えが有るからな。エリダが喜ぶ。

 だが、皆は驚くだろうし、粗相が無い様に注意だな。


 宿泊は本館にあの人達やボルドー始め、爵位持ちと上級家臣。

 別館、旧館と、宿舎は空きが十分だし対応可能か。

 いや、あの人達はエリダと離れかな?


 食後は人数が多いので、居間に改造した広間で寛いで、話合っている。

 俺の遣る事はホールの拡張と迎えしか無い。

 アーシャが主で、招待客を出迎えるだろ?残りでマリアンヌと各持ち場の確認。

 サリーニャ達に案内だな。


 雷帝宮からの人員入はデッカー達に敷地や施設を案内させよう。

 地下の訓練場も見学するだろうし、ちょうどいいな。


 するとエリダから、王太后様から連絡が有ったそうなので、

 エリダを連れて王宮の執務室に飛ぶ。



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「お母様!お具合はどうですか?」

「ええ。メルの治癒でいつも快適だから大丈夫。」

「姉上もお身体は大丈夫なのですか?」

「旦那様のお蔭で平気よ。アウリッヒは?」

「普段、姉上や宰相が助けてくれてます。余裕ですよ」


「しかし、今回は良くやってくれた。流石はメルじゃの~」

「いやまったく。呆れましたが、助かるのも事実。上手く纏めておる様子だしな」

「好きにやれといわれたんだ。責任は果たすさ」

「儂もロマーノを考えなくて良くなって楽だよ」


「ここからのお忍びの方々はこれだけ?」

「はい、旦那様。」

「では、どうする?エリダ」

「はい。時間も早いので、先に離れへ。」

「分かった。では!」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




 離れの入り口の林に着地してみた。


「まあ!ここがエリダの離れ?素敵じゃないの!あ、ここって………あの物語ね?

 良かったわね?エリダ。大事にして貰ってるのね。」

「はい、お母様。お入り下さいませ。」



 皆が、趣の有る石畳みの上を歩き、門と扉を潜り小さな古城へ入る。

 華美では無く、歴史と重厚な、しかし小綺麗に纏まっている場内に入り、居間の

 扉を開けて室内に入る。

 室内は物語を再現しつつ、今風に変えて有り、不便を感じさせない。

 

  メイドがお茶を淹れて脇に控える。



「ん~良い雰囲気ね?物語のままですし。」

「はい。アーシャさんが拘ってくれたのですわ!」

「流石は聖女殿。彼女の優しさは本物ですね」


「先ずは、良くやってくれた。1~2年は混乱も有るだろう。年内の税は免除にし

 向こう3年間は半分でどうかね?」


「助かる。来年迄は私財を投入しなければならないので。貴族は一律爵位は落とし

 余計な連中も間引きの最中だ。来週には貴族院に届ける。それから新街道は開通

 したから近々商会の定期便が運行するのと、各宿場町の本格開町。ピレネー山地

 の地中に隧道を通してボルドーと直結する。既に半分到達した。ニルヴァーナ領

 の再編は終わったから、来週から開発を始める。以上だな」


「義兄上は凄いの一言です!随分手を広げてらっしゃる」

「ええ、頼りになる義息子です。エリダも鼻が高いわね?」

「はい、お母様。」


「先日の魔物の群れも驚いたがの!これからも有るとなると頭が痛いの」

「軍と警備隊の再教育を行っておるのだが」

「恐らくだが、ある程度は人の集まる近くに出るのかも知れない」



 この後も細かい話や方針の打ち合わせを行い、雑談で締めくくる。

 舞踏会にも食事はでるが、予め軽めの夕食を取っておく。

 晩餐メンバーは勿論これだけで。


 アーシャ達と一緒の俺達も軽く食事は済ませ、身支度に入る。

 その後は招待客の出迎えだな。ま、人数は然程では無い。

 ただ、エリダの母が雷帝宮も行きたいと言ってるのがな。俺はいいが

 周りはそうもいかない。近衛、重臣、その辺も連れて、いや。お忍びにしよう。

 規模が大きいとは言え、一つの領地の為に王太后様が出るのは不味い。

 そうして貰おう。俺もデッカー達も居るしな。



 取り敢えずは下級貴族ばかりなので妻達に任せていたのだが、

 流石に男爵からは俺も出迎える。それぐらいは空気読むぞ?爵位に差が有るが

 エイミィの一家を始め、世話になった家も有るしボルドー家だって来る。

 招待状は妻達とマリアンヌが手配してくれたのだが、揉めるのも面倒だから

 出席名簿が着けて有る。これで訪れる側が爵位を見て判断してくれる。


 因みに、平民は略呼んでないが、顔役と言う事と俺が世話にもなっている事で

 各ギルド長や大商会は呼んで有る。ここにメルル一家も付けた。

 なぜならアーノルドの家とエイミィの家、アネッサの家も招待したからだ。


 アーシャやソフィアの昔からの貴族令嬢の友人も招待してある。

 エリダは出迎えに立たせるのは不味いので、一番最後に王太后様達と入場だな。


 まあ、下級爵位の方々は、俺が出迎えると恐縮と言うか委縮するのだが………


 連続舞踏会とか。どんな罰ゲームだよ

 女性陣は楽しそうだから、我慢だな……


 



何とか投稿しちゃいました!

やっぱり読んで下さる皆様が居る!って思うと頑張っちゃいますね。

私の拙い作品を読んで頂けるなんて凄く感謝しています。


御意見・ご感想等、お気軽にお願い致しますね?

暑い日が続きますが、体調には気を付けて下さいませ。


さら

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