第85話 家臣団
何とか投稿できました!
さて、当日の朝がやってきた。
今日も左側で抱き着いて眠るアーシャは、きゃわいい。これ大事。
抱き寄せて、彼女の甘い香りを楽しむ。ん、今日も最高!
変態?何とでも言え。女性は嫌かも知れんが、愛する女性だ!これ普通。
んな阿保な感じに突入してると、アーシャの瞼がゆっくりと開く。
綺麗な泉の瞳が吸い寄せられそうになる程に澄んでいる。
じっと、その泉の水面を見つめていたら、 だんだんと、 吸われて、泉に、
飛び込んだ!!
何だ!?これは?ここは何処だ!?
暗いが、いや、光?星空か?無数の光が輝く漆黒の空間を、凄い速度で
飛び抜けて行く!星が無数に集まった渦巻や、色の付いた薄布?霧か?
様々な光?を抜けて一際明るい場所へ呑まれて行く!!ぬわっ!
…………元に戻っている。アーシャを見つめる俺と潤んだ瞳のアーシャ。
さっきのは何だ?あれは現実だった。紛れもなくな。
アーシャには、分らない事が多い。一体…………
「だんなさま………」
つい、可愛くて口付けを迫り、そのまま貪ってしまった。
暴走する所だった。あぶねー
「朝から。求めて、頂ける、なんて。嬉しいのですが、お待ち、下さい。」
もの凄く甘えてくるアーシャが可愛くて、抱き締めてしまう。
まあ、これも正解。かな?
だが、先程の現象はなんだ?凄い体験だった。
今は、この状況を満喫しようか。
今朝は準備も有るので早目に風呂に入る。
他の妻達も順次入って来て、ワイキャイやってる。
今日はガウン姿のまま、俺の部屋の居間で朝食になった。
この後の女性陣の準備を思えば、効率が良いのだろうな。
さっさと朝食を終え、皆が化粧室へ移動し俺はサリーニャがスーツを着せて
くれるのだが、ガウンを脱がされてそのままたっぷりと、口付けされ、
彼女はドレスを脱ぎ始めた。え?
何だか良く分らないが、そうなってしまった。
深く考えては負けだ。そう、負けだ。
服を整えて貰い、城内広場に向かう。
テントを出して中を時空接続で空間拡張して広間を作る。食堂も拡張し、
広間に木製と金属製のテーブルセット五十脚とソファーセットを二十程出す。
外に出てチビムートを呼び、皆が順次集合するのを待つ。
騎士団の連中が集まって来るが、今回は皆スーツに帯剣の装束だ。
続いて政務官と文官衆がぞろぞろと。
軍の主要兵員がストラディを筆頭に集まり始める。
主だった各使用人も、皆が正装で来る。
随伴のメイド達もドレス姿で集まり、先に入れて、飲み物等の準備をさせる。
最後にサリーニャを筆頭に侍女軍団と妻連合が現れて、テントに入って行く。
「各部署毎に人員の確認をして入ってくれ!」
最後に入ったのは一番大所帯の騎士団だ。カスタロッサが最後に入り
チビムートにお願いする。
「きゅいきゅい~」{おう!まかせろー}
俺も入って広間に行くと、既に各部署で塊って寛いで雑談している。
やはり、初めてテントに入る者達ばかりだからか、驚いているな。
アーシャ達妻連合に近づくと、俺の座る位置が空けられ、そこに座る。
「旦那様、また拡張したのですね?凄く広いです!」
「本当よね、驚いたわ!」
「朝からお疲れでは有りませんか?」
「お部屋で、癒して差し上げますが?」
「ああ、大丈夫だよ?もう少し疲れたら頼むね。よし、
みんな!聞いてくれ!王都迄約2時間だ!それまで寛いでててくれ!」
「早いのですわね?二時間って。」
「バハムートも張り切ってるからね」
「む~とちゃんは凄いです!」
「カトリーヌさんに掛かれば、雷帝竜様も可愛い動物ですわ。」
「え?あの大きなドラゴンさんですか?」
「そうなの。普段は小さくチビムートって呼ばれてるの。」
「流石のバハムートも、カトリーヌには激甘で懐いてるからな」
「は~そうなのですね。」
まあ、そんな雑談で2時間はあっという間に過ぎるのだが
屋敷に到着し、王都陣が入って来てからが………
最初は商会の人員で、セバスもアーシャと会えて喜んだりなのだが
屋敷の使用人達が入り終わって、からだった。
最後は当然騎士団なのだが、先頭をデッカーがのっしのっしと入って来て
「「「「「「うおおお!人類最強!」」」」」」
「あれがデッカー総長か!」
「「「すげえ威圧感だ!」」」
「クワトロ隊長だぞ!」
「やっぱ本家はゴツイな!」
「本国の近衛が赤子扱いらしいぜ!」
「大陸最強騎士団だ!」
「「むちゃくちゃゴツイな!」」
「オーラが人間じゃねえぜ!」
「お疲れ様です、御当主様。何だか、酷い言われ様なのですが………」
「いや、デッカー総長は人類最強だから仕方無いっす」
「そうだな。だが!皆も最強騎士団なのだ!折りを見て最凶訓練に行くつもりだ!
希望者は鍛錬に励めよ!」
「「「「「「「「「「「「「「「うをおおお!」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「よっしゃあ!!行くぞ!」」」」」」」」」」」」
「ウチの旦那はあんな脳筋で大丈夫かしら………」
「大丈夫よメリヌ。ちゃんと領軍の纏めや事務も熟してるでしょ?」
「結婚式も楽しみなんじゃない?」
「ま、まあ。そうですけど、えへへ。」
「では出発だ!到着は1時間程度だ!」
そこで初めて騎士団が対面して、懇親が始まった。
これからは、定期的に交流や混成させても良いかも知れん。
まあ、自己紹介は当然なんだけど、色々と訓練内容や選抜基準についてだな。
他に王都と雷帝宮側の使用人達も混ざって歓談している。
普段会う事が無いからな。機会を設けた方が良いのか?
政務官達の既婚の家族は今回合流させた。やはり離れては良く無いのでな。
1時間は直ぐに経ち、バハムートがアルテンメルンの領主館に降り立つ。
まあ、大騒ぎになるから、下降しながら徐々に小さくなって貰ったが。
敷地内に着陸し、テントから出るとジェームズ一家が出迎えてくれた。
「御当主様、奥様方、遠路お疲れ様で御座いました」
「「奥様方、お久しぶりで御座います」」
「やあ、ジェームズも奥方もパスカルもご苦労。」
「ジェームズも久しぶりですね?苦労掛けますが、宜しくね。」
「いえ、遣り甲斐の方が大きいですから、ご心配無く。ご案内します」
領主館に入って行くが、先日と変わって無いようだな。
余り大勢で行っても仕方ないので、妻達と侍女が数名、マリアとサリー
カスタロッサとストラディ、デッカー、クワトロ、政務官と文官。
これだけでも大所帯だよな?まあ、いいか。
談話室に入り、全員が腰を落ち着ける。
メイドがお茶を配ってから
「お疲れ様で御座います。パーティー会場は整っておりますが、宿泊がどうにも
出来ませんので、女性優先で領主館に、後は近隣に宿を借り上げております」
「そうだよな。それは仕方無い。まあ、俺達はテントでもどうにもなる」
「そうですわね。でも、皆が元気で安心です。」
「本当に。一からの立ち上げでどうなるかと心配でした。」
「何とかなるとは思ったが、上手く纏めてくれて助かっている。流石だ」
その後は初対面同士で挨拶を交わしたりしながらの交流だな。
テントや敷地で待たせている連中をどうするかと尋ねると、一旦ホテル組を
宿に入らせて昼食を。居残りも食堂に案内した。らしい。
で、俺達も向かう事になった。
ジェシカは家族と会えて嬉しそうだし、パスカルとダイアナは緊張している。
あの二人はこんなので大丈夫か?
アーシャ達も流石に心配になったようだった。
大食堂に入ると、既に他の者達は終わっていて、俺達だけのようだ。
俺と正妻、爵位持ちの連中が々テーブルで、他は上手くばらけたみたいだな。
「随分慣れたようだな?」
「はい。領内も一通りは把握完了ですし、今から改革と新設です」
「数字に関しても把握してますのでご安心を。上手く遣れば良い領地です」
うん、中々に安心だな。後は騎士団と領軍かな?
開発は一気には出来ないから、徐々に。
だが軍街は早くしないとな。拠点でもある訳だから。
遅目の昼食が終わり、夜のパーティー迄時間が有るがどうするか………
ジェームズは?なら仕事の話でもするか?
アーシャ達の相手も大事なので、分裂して徒歩で見れる範囲を散策する事に。
勿論、両騎士団とストラディ達も一緒でだ。
まあ、領主館に近い場所は治安も良いから問題無いのだが。
俺達が大通りを歩いていると街の皆が脇に寄って立ち止まって見ている。
商店の雰囲気や人通り、表情を見て、景気や生活状況を推測する。
悲壮感や不満気な顔は見ないな。スラムは別なのだろうが。
道の石畳みも荒れてはいないし、目立つゴミも落ちてない。清潔だな。
皆で商店を冷やかしながら歩く。ソニアには治癒を掛けたが大丈夫だろうか?
フローネは移動椅子のままだが、少しづつ歩行もしている。筋力と体力を元に
戻さないといけないから。ま、焦らずだな。
子供や主婦等も集まって来て、妻達と話したりしているので、俺も色々聞く。
行政側、税、医療、仕事、話しが長いが、貴重な生の声だ。
概ね、好感触では有る。だが、前と比べるだろうからな。ソフィアには辛いか?
後でフォローしておこう。皆も話を聞きつつ物価にも目を配っている。
ここだけじゃなく、ニルヴァーナ領でも同じ事だからな。勉強だな。
そんな視察を切り上げて領主館に戻り、パーティー迄の時間休憩だ。
ソニアとフローネには念の為、治癒を掛けておく。10人程に分裂して妻達と
2人づつ程度の相手をしながら雑談に興じる。ソフィアは頭を撫でてやると
えへへ~みたいな感じで笑顔になる。心配だったが大丈夫かな?
「何でも我慢せず言うんだぞ?」と、声も掛ける。会話は大事だ。
「あ、挨拶何も考えて無かった」
「まあ!でも、旦那様らしいです。くすっ」
「そうですわね?可愛らしい処でも有りますけど。」
「酷いな、ま、流れで行くか」
「ジェームズ達は、上手く纏めてくれてるみたいですね。」
「ああ。感謝だな。突然で、少人数で、短期で、良くやってくれてる」
「そんな事を申されても、旦那様は国一つ分ですわよ?」
「本当です!俄かに信じ難い偉業ですわ!」
「そうは言っても、俺自身が強権みたいなものだから、条件が違うよ」
「いいえ、誰も出来ませんわ。それ程の事です。私達の夫ですから。」
「ですわ。胸を張れる偉業です。」
「バハムートに威圧されたってのも有るが、今は妻の為に胸を張ろう」
「「そうして下さいませ」」
何だか、アーシャとエリダには適わないな。頼りにしてるよ。
ふむ、この程度の会話や動きなら、同位体が10人も行けるか。
だが、戦闘や仕事だと4人程度か?前よりは何とかなってる。
訓練あるのみだ。
そろそろ時間が近づいて来たので、女性陣は順番に化粧室に入って整える。
俺達男性陣は特に無いので雑談を続ける。のだが、
「パスカル。ダイアナとは上手く行ったみたいだな」
「「「「「「なに!」」」」」」
「「「「「「まじかっ!」」」」」」
「「「ダイアナ嬢と!」」」
「ご、御当主様!今、言わなくても………」
「何だ、パスカル。彼女に求婚したのか?私は聞いてなかったが」
「いえ、いや、ここが軌道に乗ってから、正式にと………はぁ」
「そんな弱腰でどうする?お前の母に求婚した時は、それはもう!
おせおせのぐいぐいでな!女は押しに弱いのだぞ?引っ張ってくれない
男なんぞに靡く訳がなかろう!押して押して押し倒すのだ!
御当主様もそうやって、奥様方をげっと!したのだ」
「え?いや、俺が押されたと言うか、倒された感じ?尻に敷かれて、いや!
アーシャには押されはしたが、最後は俺が押したな!そうだ!」
「………なんかそれ、悲しいっすよ」
「クワトロ!それは言ってはダメだ!」
「アノ!奥様達だぞ?そりゃ押されるって」
「まあ、奥様達なら敷かれても幸せだがな」
「そうだな!美女の頂上決戦だもんな!」
「いや。パスカルの話だったのだが」
「ああ!そうでした。で、ダイアナ嬢は何と?」
「受けては貰ってますが……」
「ならば仕事に邁進し、押し倒せば万事解決だ!ですね?御当主様」
「そうだな。俺もそう思う。アーシャの話では、もうその気みたいだぞ?
具体的に式の話などもしていたらしい。目出度いな!ジェームズ」
「はい。ならば話を進めろ?挨拶も有るしな」
「え?いや、急に、そんな。まあ、分りました」
何だか消極的だなぁ。こんなで大丈夫なのか?
ん?準備が出来たのかな?
「お待たせ致しました、旦那様。」
「「「「「「「「「「「「「「おお!美しい!!」」」」」」」」」」」」」」
「綺麗だよ、皆。では行こうか」
「はい、旦那様」
妻達皆と侍女軍団を連れてホールへ向かう。先頭はジェームズ達でマリアとサリー
後ろが俺達と侍女、回りと後ろに騎士団が従う。
廊下を抜け、眩いホールへと入って行く。
木曜の投稿を目指しますが、出来るだけ頑張りますね?
お読み下さっている皆様にはご迷惑をお掛けします。
さら




