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W・M・S (Warlock Magus System)  作者: 渡野さら
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第59話 ニルヴァーナ領2



ブクマ有難う御座います。感謝ですね!

では、本編をどうぞ。

 


 クラウディアと城の浴場に行く。


 結構広いな。ここは国王の場所だったらしい。

 お互い裸になり、浴場に入る。彼女は恥ずかしそうにしている。



「凄いお身体!うっとりしてしまいます。無数の傷痕が最強の歴史なのですわね」

「そうとも言える。どうした?綺麗な裸身を隠しては勿体無いぞ?」


「そう仰って頂けると………嬉しいです。その、生娘と変わりませんから……」

「ふむ。自信を持て、美しいぞ?さあ、流してくれ」

「はぃ。つたないのですが………こう、この様にすると喜ばれると……ぁ……どう」


「ああ、良いな。うむ。ふぅ~~。ん?んん?それもか?」

「違うのですか?こうすると侍女に聞いたのですが…………私では…………」

「いや、そこは不味まずい、ラティーナとはどうなった」

「は、はい。納得していました」


「…………ならば、無碍むげにも出来んな…………良いのか?」

「は、ぃ。その。ほとんど初めてで…………お願い、致します」

「分かった優しくする。安心しろ」





「ん~いい湯だ。ほぐれるな。負担は無いか?」

「はい。大丈夫です。嬉しくて…………」

「俺も女同士で決めた事なら受け入れる。心配するな」

「凄く良くて。疼きそうです」





 もう一度頑張ったら、クラウディアが脱力しているので治癒を掛けて上がった。

 侍女が待機しているので、彼女の世話は任せたが、髪の毛は乾かしてあげたが

 2人共、かなり驚いていたな。


 そのまま俺の寝室を案内されて、何故かクラウディアと一緒に寝ている。

 あれ?何故だ?彼女は幸せそうに俺の右腕を枕にして寝ている。

 実年齢には見えない可愛い寝顔だ。


 それならば!”真神力【真神霊分】”




 よし。執務室に行って仕事だ。練習には良いかもな。片方が眠るのは。

 明日以降も負担が少ないなら、屋敷に帰って妻達とも触れ合わないとな。



 書類を見れるだけ見て把握しないとな。

 同時進行で城の構造を、感知で把握しておこう。大事な要素だからな。

 ん?ラティーナの部屋?ぐっすり眠っているな。明日は彼女かな?


 人員の配置に其処迄そこまで無駄は無いんだが、税が高い!

 今の所、見た限りでは軒並み税が高いのだ!どれだけ搾取しているんだ!

 各地方領主への町村からの人頭税もだな!収穫高の細かい数字や経費も見たい。

 土地やあ作物種でも違いは出るが、この税だと苦しい筈だ。直ぐに改善しないと。

 国の維持費の大まかな予算が出れば幾らでも金は浮くし、税も落とせる。



 もう1人の俺は、寝室のベッドでクラウディアを抱き締めて寝ている。

 柔らかく、いい香りだな。極上の女性だ。

 しかし。お互いが感知し合うってのも妙だな。くくく。




 んで俺は執務室で仕事をしてる。っと


 城と領都の内情を把握しないとな。

 維持の為の人数、騎士団の人数、場内住み込みの人数、貴族の人数。

 これ等を詳細に出さないとな。

 そういった資料などを夜中中見てると廊下に動体を感知。女?サリーニャか?

 む、扉の前で止まった。間があって


 コン、コン、



 ゆっくり音も無く開いてサリーニャの顔が覘く。


「城主様! まだ居らしたのですか!てっきりお休みかと…………」


「ん?そんな訳も行くまい。人に要求するのだ。それ以上の事をしなければな

 誰も納得せんし着いて来るまい。そう言うサリーニャも早く休め。

 肌に良くないぞ」


「あ、はい。いえ、今は過渡期ですから、頑張らないと。

 城主様こそお休み下さいま「ダメだ、寝ろ。睡眠は6時間以上取れ、命令だ。

 働く者皆に通達しておけ。人手が足りないなら補充しろ。休みもだ。

 週7日の内、最低2日は休ませろ。各部署の長に徹底させろ。いいな? 

 待て。少し休憩するから、お茶に付き合え」


「はい。あ、お茶おれします」




「うん。美味いな、済まない。サリーニャは真面目なのだな」

「いえ、この土地に住む者を救済して頂けるのですから、怠けていられません」


「そうは言っても1人の限界は有る。他人ひとに任せるのも仕事だ」

「そうですが………城主様も働いておられるのに」


「俺の場合は代わりが居ない。で、頭だ。最初は仕方無い。責任を取るのが仕事だ」

「何故、そんなにお優しいのですか?今迄を思うと、ぐす。涙が出ます、ぐすん。」


「ほれ、拭きなさい。別に優しい訳ではない。当たり前の事だ」

「当たり、ぐす。前。ですか………何でしょう………あたりまえ。分りません」


「その答えを見つけるのも、生きる命題では無いのか?美味かった。寝なさい。

 朝はゆっくり起きろ。いいな?」


「はい。お休みなさいませ城主様」






 んん~~!6時か、合一するか。



 で、元の1人になってベッドの中だ。

 俺の腕の中でクラウディアが眠っている。

 17年か長いな。可哀相に。故国も亡く、現国も倒れ、どう言う想いだろう。

 強く抱きしめながら、頭を撫でてやる。


「幸せです。求めて頂いて………お応えしますわ」

「ん?クラウディア?」





 結論を言えば、素晴らしいんだが。意味が違うんだよな。

 まあ、極上を堪能させて貰ったのだから良しとしよう。


 寝室のソファーに座り、2人でお茶を飲んでいる。

 クラウディアは、俺に寄り添っている。

 ほかの妻達も居ないし好きにさせているのだが。


「クラウディア、悪いが今は此処ここ迄だ。また可愛がってやる。まだ寝ていろ」



 そう言って彼女を抱き上げベッドに入れて口付けをして部屋を出る。

 そう、遣る事が有るからな!



 執務室に行き、誰も居ないので感知で近衛このえのカスタロッサを探す。

 ん~~ん?居た!詰所か、そりゃそうだな。

 で、詰所に行って声を掛ける。


「おはよう皆!カスタロッサ、動きはあるか?」

「おはよう御座います、城主様。まだ報告無しです。彼等は朝は遅いので」

「そうか。では、執務室に居る。声を掛けてくれ」

「了解です!」



 またまた執務室に戻って書類精査を続ける。

 暫くすると女性4人が近づくのを感知。此処に来るのかな?

 うん。やはり来たな。


「入りたまえ」


 俺から声を掛けた。



「失礼致します。私達は保護を求めます」


「うむ。4人か?他は?」


「知りません」

「けほっけほっ」

「座って、ん?君は肺が弱いのか。こっちのソファーで横になれ。

 じっとしろ【真神治癒】どうだ、楽になっただろ。毛布を掛ける、寝ていろ」




「私はロマーノ王弟の四女、リーリア・ベネベント・フォン・ロマーノです。

 寝てる方は王女ですが、幼い頃から病弱で隔離されてて、詳しい出自しゅつじを誰も存じてないのです。フローネ・アベリーフ・フォン・ロマーノが彼女の名ですわ」



「私はオストラバの侯爵家からにえで出されました、

 王太子の側室でアウラ・ピエッラ・フォン・ロマーノです。

 この子は娘のベルナーラです」


「誰か!ああ、お茶を出してくれんか?で、保護だったな。それはいい。

 だが王族気分は捨てろ。貴族としての普通の生活は保障する。

 ここが嫌なら、本国王都の俺の屋敷か領地になる。何か希望や疑問は?」



「住む場所は当面ここで構いませんわ。普段、それ程贅沢な暮らしをしていた訳でも有りません。ですが無条件保護では無いのですわよね?要求は身体でしょうか…………」


「いや、単純に保護だ。リーリアが望むならだが、そんな訳は無いだろ?

 安心しろ。保護する以上はしいたげはせん。望めばとつぎ先も探す。

 貴族女性として恥ずかしく無い生活はさせる」


「分かりました。侯爵様を信じます。宜しくお願い致します」


「アウラ母娘も構わないな?何か有るかね?」


「私の場合は再婚も厳しく帰る場所も有りませんので、その、

 生涯と、言う事に、なるかも知れませんがどうすれば………」


「心配するなと言った。当家で過ごせばいい。希望は?」


「クラウディア様か侯爵様のいらっしゃる場所でお願いしたいです。

 娘が成長した際は………」


「住居は話合って決めよう。娘さんか………ん~アウラが良ければニルヴァーナを名乗るか?いや、全員。これから先、困る場面も有るだろうしな。どうだ?娘がいつか嫁ぐ際も気にしなくて良いだろう」


「有難う御座います。ご厚意に甘えさせて頂きます」


「私もそうさせて頂きますわ。宜しくお願い致します」


「では、サリーニャに伝えるから、部屋の引っ越しを早い内に行って貰う。

 家族の居住区を固めようと思うのでな。フローネは俺が面倒を見るから心配するな。当面は今迄通りに生活してくれ。何か有ればサリーニャか俺に。ここか城主の部屋かに居る。何か今有るかな?」


「あの、本当に何もしなくて良いのですか?出来る事も有りませんが………」


「では身体を差し出せと言ったらどうするんだ?困るだろう?心配するな、

 平穏に過ごせる様に努める」


「………侯爵様がお望みでしたら、その、御奉仕致します」


「わ、わわ、私も覚悟を、決めます」


「いや、俺からは手出しせん。他もさせん、安全も保障する。

 だが、アウラは再婚は希望するのか?探してみるぞ?まあ、今度にしよう。

 兎に角、生活も安全も保障するから安心しろ。部屋でゆっくりしなさい」


 心なしか落ち着いた雰囲気で出て行った。普通の感性で良かった。

 次はフローネだ。ふむ、気管支と肺だが、これは簡単には治らないな。

 だが改善するから長期治療で治りそうだな?根気良く治癒を掛けよう。



 彼女を抱き上げて俺の寝室に飛び、ベッドに寝かせて治癒を掛ける。

 顔色がピンク色に染まって、咳も止まる。

 掃除のメイドに声を掛けて、誰かが必ず付く様に指示した。




 執務室に戻って少しするとラティーナが入って来た。

 ちょっとふくれっ面だが、何かやったか?



「おはよう御座います旦那様。なぜお食事も取られないのですか?

 お身体に障ります。心配なのですが………私、何かしたでしょうか………」


「ん?ああ、済まん。忘れてた。ラティーナかクラウディアが誘ってくれないか?

 普段誰かが呼びに来るか持って来るので、必要無ければ食事しないのだ」


「…………なんですの、それは。え?誰も来ないのですか?全く、

 旦那様を蔑ろにするとは!」


「皆、誰かが行く。と譲り合ってるんじゃない?あ、

 アウラ母娘とリーリアとフローネが保護を申し出てきて、話もしたから宜しくな。

 フローネは取り敢えず俺のベッドに寝かせて誰かが必ず付くよう指示したから。

 サリーニャにも家族の居住区を纏める様に言ってある」


「あの方達残ったのですね。まあ、アウラさんは、御出身がお母様と同じですから。

 リーリアさんは少し以外です。フローネさんって、”あの”フローネさんですか?

 あの方は確かに何処にも行き先が無く頼りも無い方ですから。

 分かりました。私もお話しておきます。お食事も私達が旦那様を御呼び致します。

 それと………その、”アレ”は、こここ、今晩、で、しょうか…………」


「彼女達と食事の件はお願いするよ。アレはラティーナの身体の調子に合わせるよ?

 女性は負担が有るから」


「で、では!今晩、お待ちしますわ!アウラさんに会って参ります」



 入れ違いで近衛の1人が入って来た。


「城主様!連中を押え荷物を改めております!」


「分かった、行こう」



 着いた先は馬車止めで、使用人に運ばせている所を見つかった様だな。


「何だ貴様等は!無礼者!離さんか!」

「私に気安く触れるでない!汚らわしい!」

「許さんぞ!」

「止めろ!儂の金じゃ!触るな!」

「誰の許しを得ておる!思い知らしてやるぞ!」



「やあやあ皆さん、何処へ行くのも自由ですが、民から搾取した金は置いていけ。

 半分で許してやる。俺の慈悲が有る内にとっとと置いて出て行け!早くしろ!

 首を飛ばすぞ!!ああ、それからな。

 一番近いスパンダルへ行くなら、精々叩き殺されん様にな?

 犯されて金を盗られても知らんぞ?ポルンガは入れて貰えんだろうし、

 ソルリアンは………お楽しみだな。さっさとしろ!この豚共が!!」



 こうして無事に財貨を押え、53名のクソ野郎共を追い出した。



「カスタロッサ、皆も下らん仕事をご苦労だった!

 抑えた財貨はこれからの運営に回すが、一部諸君らの賞与に充てる!

 お疲れ様!通常警戒に戻ってくれ!午後に本国の宮廷魔術師達が来るので

 併せて頼む!」


「「「「「「「「「「「「「「了解しました!!」」」」」」」」」」」」」」



 そんな訳で今から昼前迄は屋敷に戻る!




「ただいま、帰ったよ~」


「あっ!旦那様ぁぁ!寂しかったです!泣いて干乾びてます!」

「旦那様!!お待ちしておりました!」

「……………………」

「旦那様ぁ~」

「あなた!ちゃんと帰って下さい!」

「旦那様にしがみつく為に!お城は休んだのですよ~」

「ごとうしゅさま~」

「寂しゅう御座いましたわ御当主様」



 飛び込んで来た妻達に揉みくちゃにされて居間のソファーで絡み合ってます!

 でも幸せなんだよな~可愛い妻達最高!

 暫く絡み合ったりして愛情確認してからお茶飲んでいます。


「忙しくてゴメンな?もう少し、2日我慢してくれたら解決出来ると思う」

「そんなに早く纏まるのですか?」

「いや、えっと、見て貰った方が早いな。じゃ”真神力しんじんりょく真神霊分まじんれぶん】”」


「「とまあ。分裂出来る様になった。だが不慣れで。勿論両方本物の俺だよ?」」



「「「「「「「「………………………………」」」」」」」」


「「あれ?どうした?お~い」」




「「「「「「「「きゃあぁぁぁああ~~旦那様ぁ~」」」」」」」」


 また揉みくちゃです。両方同時で。


「旦那様がお二人よ!よだれよだれ!」

「どっちに抱き着くか迷う~~」

「……………………!!!」

「両方よ!両方!!」

「これで順番待ちが半分に!!」

「どっちも素敵過ぎて舐めちゃう~」

「どっちもいいでしゅ~」

「交互に楽しめますよ!!」


「どう?1人仕事で1人屋敷ね。まだまだ制御が難しくて、

 一日中とか両方離れて違う事をずっとだと無理なんだ」


「それでも十分です旦那様!お姿が見えないと、アーシャ泣いちゃうの!ぐすっ」

「ええ、ええ、大丈夫です!居て下さるだけでも!」

「…………ひしっ…………」

「居て下さるだけで嬉しくて!」


「そう?昼前には向こう戻るけど、1人残るね。意識を共有してるから、

 複雑な事を長時間とかじゃ無ければ大丈夫。分割思考がもう少しなんだ」


「「「「「「「「やったあぁぁぁん!!」」」」」」」」




なかなか難しいと言いますか

難産も多くて……



さら

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