第60話 ニルヴァーナ領3
そんなこんなで妻連合と数日振りにイチャコラしたり、お茶楽しんだり、だり、
だがやはり、妻連合が凄く大事なのだと痛感する。姦しいけど落ち着くんだ。
この空気を好む俺が居る。笑顔をずっと見たい。あ、思い付いちゃった。
「皆、少し待ってくれ、凄い事思い付いた。”合一”」
「「「「「「「「あああぁぁぁ~~お1人にぃ~」」」」」」」」
「ふ~。よし。”真神力【真神以霊分】”」
「「「ん、成功だ!これなら負担は俺だけだ」」」
「「「「「「「「わきゃああぁぁぁあ~旦那様が3人よおぉぉぉ!」」」」」」」」
もう3人纏めて揉みくちゃですわ。揉みくちゃですわ。挟まってますわ。
もう、何て言うかね、8人が3人を交互に共有?盥回し?流れ作業?
あのね、流れてるんですわ。それはいいとして、
「うん。これなら、2人は其処迄負担が無い。成功だな」
「旦那様が3人。ぐへ。じゅる」
「我慢できひん、ぐじゅる」
「……………………ぺろ」
「やっちゃいます」
「どれに跨るかね」
「思いっ切り楽しむの!」
「んしょ。よいしょ。」
「もう待てません」
「「「「「「「「旦那様ぁ~可愛がって下さ~~い」」」」」」」」
凄い事になったよ。代わる代わるだもん。
いや、素晴らしかったけどね?
時間も無いから司令塔の俺じゃない、俺が1人、行きます。では。
ニルヴァーナ領・領都バハムートの宮殿に戻り、執務室に飛ぶ。
感知でイエネッタ達が何処まで来てるか確認。
まだ少し距離あるな、2時かな?
それから、ラティーナが呼びに来る迄書類に目を通す。これは骨だな。
でも政務官を10人寄越してくれたんだよな!流石は宰相だ。
なのでサリーニャを呼んで、政務官が使う執務室を確保。メイドに整えさせる。
すると、アウラと娘のベルナーラが呼びに来たので抱っこして一緒に行く。
「ベルナーラ、ご飯だぞ。いっぱい食べるのだぞ?」
「うん!しゃんしゃいなの!」
「3歳か、ゆっくり大きくなれよ?守ってやるからな」
「じょうしゅしゃま、しゅき!」
「そうか、俺もだぞー!」
「かあしゃま、しゅき!」
「ベルナーラはいい子だな!」
「いいこ~えへへへ~」
「城主様は子供が好きなのですか?
凄くお優しい方で安心しますわ。親子みたいです」
「好きか嫌いなら、好きだな。
孤児院にも行って遊ぶし寄付もな。アウラは好だろ?」
「しゅき~」
「え!え?あ、その。まだ、分りません。でも、安心出来るお方。だなって、」
「かあしゃま、まっか~」
「も、もう。ち、違うの。まだ、早いわよ、もう」
「じょうしゅしゃま、しゅき~」
「ちょっと、はず「俺も好きだぞ?」え?…………あ、あの。嬉しい、です」
「ああ、子煩悩だなアウラは。俺も作らなくては」
「ええ?そ、それは、早いって、言うか。まだ、でも。い、いいかも」
「そうだろ?そろそろと思っていたからな。もう少し先かな?」
「しゃき~」
「いえ!その、作っても、いい。ですわよね」
「さ、着いた!好き嫌いせずたべろよ?」
「あーい!じょうしゅしゃま」
まあ、昼食なんで、普通に食べるだけなのだが、ベルナーラが可愛いかった。
子供が居るだけで結構空気が変わるのだな。良い事だ。
料理も結構美味いな。料理長の腕かな。ただやはり、海の幸が欲しいよな。
あ、クラーケン食べたいな?出ないかな~なんて。
食べ終わって、お茶を飲みながら少し雑談。
執務室に戻って”遣る事項目”を書き出してみた。
・商会
輸送部隊の運用開始
街道・馬車駅・宿場町の整備(新設)
ラガー増産分・シードルの輸送
ボルニャックの生産軌道
増改築工事
婦人会の商品格納庫
店舗決め・仮押さえ
試作品の量産品
コトブス村との生産地契約
・領地
ジェームズの屋敷(新築)
ソフィア母弟の屋敷(新築)
別荘地の選定
街道・馬車駅・宿場町の整備(新設)
領軍の拡充(急務)
学校・治療院の建設
領内合同の職の創出
・屋敷
特になし
本当はつつきたい
・学校
実地研修をどうするか
騎士団行かせようかな?
・ニルヴァーナ領
今から
結構有るのに、更にこの状況。不味いよな。
此処と王都での式もだし、考える事も遣る事も有り過ぎだろ!
政務官も来るし城の連中も協力的。宮廷魔術師は暫くいるし軍も手伝ってくれる。
霊分も上手く使って凌ぐしか無いか。
ってやってるとアウラがノックして入って来た。
ん?ドレス着替えたのか?白レースと山吹色の花柄で可愛い感じだな。
「どうしたアウラ。着替えたのか?似合っているな。ベルナーラはどうした?」
「あ、有難う御座います。その、お昼寝なのでお茶汲みに来ました」
「済まないな、助かる。だが、暇だぞ?」カリカリカリ
「では、城主様を見つめていますね」
「それは面白いのか?」カリカリカリ
「気持ちが、あ、温かい。です」
「ん?いや、いい事だな」カリカリカリ
「はい。城主様は、その、どう。ですか?私を見て」
「ふむ…………じ―――――――美しいな。オストラバ人は美女が多いのか?
クラウディア然り、娘のラティーナ。アウラもだな。妖精のような感じだな」カリ
「そそそ、そんな!妖精なんて!嬉しいですけど、胸が止まります!」
「お、済まない。【治癒】楽になったか?」
「い、いま、胸を触り、ました」
「そりゃあ、治癒を掛けたからな。嫌だったのか?」カリカリカリ
「嬉しくてドキドキしております。半日ですが、惹かれています」
「…………そうか、どうしたいのだ?」
「私ではお相手にならないのは分ります。せめて御奉仕したいのですが」
「お前で不足な訳無いだろう。勝手に決めるな。どうしたい」
「…………女として、お傍に居たいです」
「ならばそうしろ」
アウラはソファーで寝ている。
大泣きして、治癒で眠らせた。外見や子持ちで彼女の中身を見ない訳ではない。
どうも人間はそう言った傾向が強い気がする。くだらないがな。
まだ来ないのか?お?バハムートの街に入ったな?
此処に招くからアウラを運ぼう。
俺の寝室のソファーに眠らせ毛布を掛ける。
フローネの様子を確認して治癒を掛けて執務室に戻った。
「城主様!本国の宮廷魔術師、御一行様と南方軍師団長がお見えです」
「ああ、通してくれ。サリーニャも入って」
「メル。ううん、お疲れ様でした。どう?大変じゃない?」
「南方軍、第一師団団長!クライスル・フォン・ブジョビッツであります!
此度の連続大殊勲!お見事であります!」
「いや~メルには驚いてばっかりだよ」
「何だか姉御も丸くなっちまうし?」
「俺の魔法が打てねーじゃん!」
「大貴族様だし!?」
「女紹介してくれ!それで手を打つ!」
「――――――――――――――と、まあ、こんな現状だね。軍に関しては中央軍のストラディと
擦り合わせて欲しい。宮廷魔術師は当然、此処。と、万が一の備えだね。
王宮内の事は女家令のサリーニャに。以外は近衛の団長、カスタロッサに」
「なら、私達は宮内の巡回程度かしら?」
「普段はそれで。万が一は無いと断言するがね」
「メルが言うならそうでしょ。ノンビリしながら警戒するわ」
「我等は宰相様の言い付け通りに。微調整はストラディ将軍と」
「ああ、頼む。政務官は?」
「馬車酔いで吐いてる。だらしないったら」
「仕方無いさ。頭脳労働だから。でも助かったよ。政務はヤバイからさ」
雑談も交えながら、駐留中の規律と持ち場の棲み分け、等を話し合って
其々の持ち場や部屋に散って行った。
「メル。会いたかったわ。抱いて欲しかったの、ずっと」
「済まんな。お互いに忙しかったろ?」
「塞いじゃうんだから~んちゅ。ちゅ」
テントを出して、中に入って交わった。
イエネッタが溜まっていたらしく、情熱的だったな。
晩は新しい側室との初夜だと伝え、ぶ~ぶ~言われたが我慢させた。
その代わりに夕食は同席にさせた。
午後9時半頃にラティーナの部屋に行く。
中に入ると薄い夜着一枚でソファーに座っていた。
明らかに緊張しているので、シードルとグラスを取り出し注ぐ。乾杯で。
「あ!旦那様、このお酒は飲み易く、美味しいです」
「だろ?家の商会で製造販売しているんだ」
「この様な事もされているのですね。凄いです。あ」
彼女を抱き抱えてベッドにそっと下し、そっと口付けをしながら被さった。
朝5時、妻達と屋敷に居る司令塔の俺から通信が有り、お互いの共有をする。
これで経験、情報含めて全てが本体になる。日中も行った方が良い事を伝える。
隣で眠るラティーナを見る。可愛らしい妖精の様な容姿だ。
ブロンドに緑が入った様な色合いの髪の毛に真っ白な肌。水色の瞳に華奢な肢体。
クラウディアとアウラも似ている。不思議な容姿だ。
治癒を掛けながら撫でてやり、寝顔を見つめる。
身体は大丈夫かな?体力も無さそうだから、無理はさせられないな。
1時間程やっていると、ラティーナの瞳が薄っすらと開く。
「ぁ、旦那様。おはよう御座います、起きてらしたのですか?」
「おはよラティーナ。決まって5時には起きるが、そもそも睡眠は必要無いんだ」
「ぇ。え?それはダメです!倒れてしまいます。体調管理も妻のお仕事ですから
私に何でも仰って下さいませ。旦那様に何か有っては大変ですから…………」
「では、可能な範囲でそうしよう。身体は大丈夫か?」
「はい。優しく扱って頂きましたので。嬉しかったです。その、蕩けてしまいそう」
「何時もこの時間に?」
「いえ、少し後です。あ、あの、もう少し甘えても宜しいでしょうか」
「夫婦だから遠慮するな。さ、おいで」
「あん。ん。こうするだけでも気持ち良くて安心するのですね。離れられません」
「うむ。そうだな」
この後2人でアーリーモーニングティーを楽しみ、ゆったりと朝の一時を
満喫してから身支度を整える。
侍女が朝食を告げに来たので、並んで食堂に入る。
アウラが俺を見つめていたので女性陣は何かを察した様だった。
察する心は大事だな。俺も気を付けないとな。
食後は俺の部屋のフローネを見に行き、上半身は起こしていた。
メイドに食事を運ぶ様に指示して、胸に手を当てて治癒を施す。
「どうだフローネ、大分顔色も良くなってるが油断するな?治療は長く掛かる。
1日2回毎日掛けるからな?そうすれば治る。栄養と睡眠が大切だぞ」
「有難う御座います。城主様。こんなに調子がいいの、生まれて初めてです。
お言い付けを守りますから、お願い致します。健康になりたいです」
「ああ、なれるぞ?頑張って治そう。一応、朝昼晩見る」
「はい…………」
「ラティーナも気に掛けててくれ。」
「はい、旦那様」
執務室に行って政務官達と話し合いだ。
協議の結果、城の文官達の資料が纏まる迄、此処の資料を部署や種類毎に分けて
内容を精査する。数字の整合性と脆弱部を見つけて改善策の策定をする。
この領地全体は少しづつ手を付けるとしても、把握はしておかなければならない。
先ずは宮殿内と領都の把握と改善からだな。
この宮殿で働く者の書類が出来たら、職種ごとに面談して見極める。
それらを纏めて宮殿全体の人員配置状態を考えてからの再編だな。
内部の改修もしなければならないし、家族の居住区も纏めておかないと。
早くしないとアーシャ達を呼べないんだよ。まあ、見学会程度しか出来ないけど。
領都の治安維持に、警備を強化して一斉に取り締まりを行う。軍が応援に来たし。
街中の道や防壁、公共物の改修と治療院の実態と増設と学校建設と教員募集も。
港と軍船の確認と強化、漁業全体もだけど魚市場の整備とギルドの新設と
輸送方含めた流通路の確保もだな。街道整備にもなるし。
後は少しづつ追々だな。
ラティーナ達を連れて、街中の視察も兼ねた買い物も出てみようかな?
見て回る地域の確認も有るし、後で領都内も見て回らないとならないな。
商店の雰囲気や質、価格帯も把握したいし、犯罪温床の防止と摘発に役立つ。
スラム街も見ないとならないし、ちゃんと予定を組んで行かないとダメだな。
昼前だったからフローネの様子を見るのに、俺の部屋に行く。
布団に入ったままで、身体を起こし本を読んでいた。
「フローネ、良さそうだな。治癒を掛けるからじっとしてろ」
彼女の胸に手を当てて治癒を掛ける。
掛けて暫くは随分回復するんだよな。根気良くやるしかない。
「ぁ…………凄く、楽になって、気持ち良いです」
「うむ。顔色もいいし安定してるな。これを維持しないとな」
「はい。こんなに楽なの人生初ですから、凄く嬉しくて。城主様に感謝です」
「保護すると決めた以上は出来る限りする。安心しろ。健康になれば結婚も出来る
し子も産める。何処にでも行ける。自由にしていい」
「本当ですか!結婚も旅行も憧れてました!」
「うむ。楽しみだな。ん?そうか。少し胸元を開くぞ?」
「え?は、はい。あの?」
「脱がせる訳では無い。治療だ。確認しながら行うのに、服が少し邪魔だ」
「あ、はい。どうぞ」
「ん、済まんな。よし、手を当てるぞ?「は、はい」【治癒珠】――――――入った。
今、フローネの胸に治癒の珠を入れた。少しだが常に治癒が掛かる。勿論、
此れからも治癒は掛けねばならんが、突然悪化する事は無い筈だ。前を止めるぞ」
「はい…………何だか、温かいです。もう、御恩が返せそうに無い程です………」
「気にするな。俺が保護すべき相手だ」
「城主様?お昼に参りましょう」
「アウラ?分った。フローネも行こう、抱くぞ?それ」
「きゃ……ぁ、有難う御座います」
「ん、行こう。ベルナーラも行くぞ?こけるなよ?」
「らいじょぶでしゅ、とうしゃま」
「お?そうだな。父様と呼べ、いいな?ベルナーラ」
「はい!とうしゃま」
「うむ、いい子だ」
「城主様は大きなお方なのですね」
「有難う御座います。ぐすっ。」
「お前達は家族だからな。アウラは俺の女で居たいのだろ?なら、俺の子だ」
昼食は宮廷魔術師も一緒なのだが、女性陣はフローネが居る事とベルナーラが
俺を「とうしゃま」と呼ぶ事に驚いていた。
昼食後はフローネを抱いて自室の居間に女性陣を全員呼んで、現状の説明をした。
王都に正妻が2人、側室が6人、妾が2人居る事
ラティーナは正式に側室入りした事と式はまだ先
アウラが俺の女になりたいと。形は追々決める。ベルナーラは娘
宮廷魔術師筆頭代理のイエネッタは正妻公認の彼女
サリーニャは女家令の立場
宮殿は家と見立て、働く者は皆、使用人
近衛は家族の護衛騎士団。行く行く形は決める
軍はそのまま領軍として機能させる
此処以外で住みたい場所が有れば言う事
王都の屋敷以外にも広大な領地が有る事
家族の居住区に皆が纏まって住む。サリーニャと侍女も
王都の妻達の部屋もそこに確保する
準備が済む迄俺の隣をフローネの部屋にして様子を見る
明日の午後、皆で街にでてみるか?の提案
「どうだ?勿論護衛も着くし事前に大まかな場所は絞るが」
「はい。行ってみたいですわ旦那様」
「私も!楽しみ!」
「初めてです。見てみたいわ」
「そうですわね。興味が有ります」
「ベルナーラも行きたいわよね?」
「はい!かあしゃま」
「勿論、皆の気分転換や街の様子を見せたい気持ちも有るが、もはや国では無い
領地で有り領都だ。定期的に街の視察や買い物等を我等が行って、民と同じ
目線になる事も、都民感情も好意的に変わって行くし触れ合える。
これも領地掌握に必要だし、息抜きを兼ねてみた。今後も勿論行く。
月に2・3度でどうだ?」
「旦那様の御心のままに」
「私は是非!ワクワクしますわ!」
「私もです。娘にも見せたいので」
「私も城主様が行かれるなら、着いて参りますわ」
「少しづつ、外を見たいです」
「ならば決まりだな。サリーニャも大変だが頼む」
「はい。仰せのままに」
連投しちゃいましたが、いかかでしたか?
次話投稿は火曜日以降になっちゃうかもしれません。
頑張って執筆進めていきますね。
ご意見・ご感想もお待ちしてます。
さら




