第47話 取り敢えずの日常2~お屋敷訪問と其々と
ブクマ有難う御座いますっ!
自分、アーノルド・フォン・デッサウです。
同じ班のカトリーヌ嬢のお蔭で、憧れのニルヴァーナ家にお邪魔しております。
人類最強騎士団のクワトロ隊長に訓練を見せて貰える事に。
凄くゴツイしオーラが半端無いです!
しかも!この格好いい全身甲冑を間近で見れるなんて!!男の夢ですよ!
「アーノルド少年は何処かの武門かな?」
「デッサウ男爵家です!」
「ほう、聖騎士の家か。準備学校に通うのは冒険者になるのか?」
「自分は4男の冷や飯食いなんで、冒険者で稼ぎながら実績積んで、
ニルヴァーナ騎士団に入る下地を積もうって考えたんです」
「ふむ。先ずは鍛錬風景を見せよう」
え?地下?地下に入るんすか?
ぬわっ!ここなんですか?広大な地下の訓練場!!
スゲぇ!屈強の隊員達が鍛錬してる!やっぱスゲぇ~
「どうだい?左が正団員で右が今回の公募で入った予備隊員達だ。
これから警備隊と騎士団とのふるいに掛ける」
「実際見ると凄いです!自分もああなりたいです!」
「見所有るな!だが、御当主様の扱きは地獄だぞ?」
「地獄………あ、カトリーヌさんも先生と鍛錬してるって聞きました」
「そうだ!カトリーヌ嬢は最強の乙女だ!デッカー軍団長でも勝てん。
正にニルヴァーナ家の戦姫!」
「そうですか…………」
「少し、混ざってみるかね?」
「はいっ!是非に!」
「サリウス副隊長!アーノルド少年に稽古を!御当主様の生徒だ」
「押忍!ではアーノルド君、私が勤めよう。木剣を振ってみたまえ――――」
「やってるな?アーノルドはどうだ?」
「はい。基礎は出来てますし筋も良いです。身体が出来てくれば有望かと。
予備隊に入れて鍛えさせるのも手では有ります。3年有れば一線級に届くかと」
「ほう。5か月は学校だから、自由に来させるか?
卒業して予備隊に。クワトロに任せるが」
「あの年代も少しづつ青田買いした方が良いのも事実です。
そうしてみましょう」
「ハァハァハァ、あり、ハァ、有難う、御座いますハァ、ハァ」
「ふむ、頑張ったなアーノルド。風呂が有るから流して来い、替えの服も有る」
「アーノルド君。君は見込みが有る。君さえ良ければ学校の間は好きに鍛錬に来なさい。
卒業したら予備隊に入団して頑張ってみるかい?」
「いいのですか!?やった!やったぁぁぁあ!!!是非!頑張りますっ!」
「ふぅ、さっぱりした。あ、先生!有難う御座います。俺、頑張ります」
「ああ、学校も鍛錬も恋も頑張れ」
「はい!がんば……え?バレて、ました?」
「うむ。アネッサだろう?随分意識していたからな。
予備隊でも、家に入れば職持ちだし給金も有る。
胸を張って交際すれば良いんじゃないか?」
「ええ。頑張ってみます」
「女性陣に合流しよう」
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「とは言っても現実は………周りは頼りない男性ばかりですし」
「私は当面、自分の道を確立する迄は。
良い男性が居れば別ですけど」
「冒険者って阿保が多いんですよねぇ。商業系だと腹黒が多いしで………」たゆん
「アーノルド君は真面目でしゅ、ですよ?」
「そうなんですけど、あのキャラが。あれってどうなんです?」
「照れ隠しなのかしら?」
「殿方を上手く操縦するのも女の力量よ?彼は生真面目な性格に見えたけど、
お相手としてどうなのかしら?扱い易いと思うわよ?学校には居ないのかしら」
「やはり女が頑張らないとですよね」たゆん
「アーノルドさんは、あのキャラを辞めて頂けたら考えますが」
「学校の男共は冒険に夢ばかり見てる連中が多いです」
「アーノルド君は人気有りましゅから早くしないと取られちゃいますよ?」
「皆さん悩ましいのね?私達は旦那様一筋でしたから」
「はい………仕事も恋も悩みが多いですわ」
「私はやっぱりニルヴァーナ先生にときめいてしまいますわ」
「それはそうですけど、私なんて家柄も能力も容姿も普通ですから、
お手軽な相手でないと無理ですもの」
「アネッサちゃんは貴族なんだから、自分を安売りしちゃダメでしょ。
私だって、なるべく良いお相手探してるもの」たゆん
「そうですわね。仕事も確立したいけど、そうなると嫁き遅れになりますし」
「そうですよ?私も仕事一筋でこの年迄来たものですから、
奥様達に拾い上げて頂けなければ一生独身確定でしたわね」
「ジェシカ様程お綺麗でもそんな事にですか…………
仕事の前にお相手かしら?」たゆん
「みんな大変なんですね?わたしは御当主様のお傍で幸せですから、
奥様達と研究に邁進でしゅ」
「カトリーヌちゃんが羨ましいですわぁ」
「盛り上がってるな」
「お、奥様!クワトロ隊長に何時でも鍛錬に来いと、声を掛けて頂きましたので
宜しくお願いします!卒業後は予備隊でお世話になります!」
「「「えぇ!?」」」
「「「「「まぁ!」」」」」
「アーノルド君!凄いです!宜しくお願いしましゅ、あ、します!」
「いや、ま、カトリーヌ嬢には及ばないけど、入団は夢だったからね」
「カトリーヌは特別だからな。クワトロが3年で一線級だと言っていたぞ?」
「っ!ますます燃えて来ました!」
「あれ、素が出てるわよね」たゆん
「そうだと思いますわ」
「普段からそうして頂けると嬉しいのですが」
「彼、好青年ね?誰か立候補してみたら?」
「私は先生ですから」
「エイミィちゃんはブレ無いわね。う~ん、良いんだけど………
アネッサちゃんは?」たゆん
「い?えぇ?私?いや、そ、まだ、恥ずか、しいわよ」
「お?アーノルド。早くも嫁が2人か?やるな!」
「いえ!自分!若輩者が、まだ、2人っ?いひ?ふったっりいひぃぃぃ~?」
「メルルちゃん、アネッサちゃん、おめでとう御座います」
「「え?もう?」」
「こう言った場合は、卒業後に婚約でしょうね」
皆さん楽しそうで良かった~!奥様達には負担を掛けてしまいましたけど。
帰りを私も一緒に乗って送って行きました。
翌日の学校でも3人が意識してお見合いみたいになってました。
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毎日が夢みたいなんです!
幸せって、こう言う事なんですのね?
酔った振りをして逃げられた時は、朝迄泣いてしまったけれど
翌日に部屋を訪ねて来られた時から生活が一変しました!
あ、ごめんなさい?
私、クリスティ。女、25歳。独身、町娘
嫁き遅れ、拗らせ、魔術師、元冒険者銀クラス2位、現教員。
大貴族メル様の、お妾。
メル様の…………あぁ、いい響き。
あの日はお姫様扱いで泣いちゃう位に嬉しかったのです。
翌日からも、起きればメイドさんが支度してくれて
食事も用意されてて、何一つ屋敷で手を掛ける事が無いのです。
送り迎も馬車だし…………
しかもこのお屋敷に私だけって。
勿論、メイドさん、コックさん、警備さん等居ますけど
住人としては1人。そう思っていたら、
冒険者時代の後輩魔術師のケイティがお仲間に!
驚いたけど、知ってはいましたわ。でも諦めたとばっかり。
私がお妾に選ばれて、諦めが付かなくなったそう。誰の情報かしら?
まあ、別に嫌ってる訳でも何でもないのでお仲間が増えて良いのですけどね。
兎に角、学校と美容とご奉仕を頑張って、寵愛を頂かないと。
そして御子を授けて頂いて幸せに暮らすの。
さてさて、今日も学校で頑張りましょう。
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皆さん?おはようございます!
アイドル聖女のアーシャちゃんです!!…………冗談です。
今日はボルドーに実家家族のお迎えの日なので行って参ります。
同行はカトリーヌ、メリヌ、ダイアナ、メイド2名、デッカー含む騎士団10名。
まぁ、空中ですし、雷帝竜様ですし、往復4時間ですから過剰ですけれど。
「では、旦那様。行って参ります」
「うむ。皆、アーシャを頼んだぞ。宜しくな?バハムート」
「「「「「「「「「「お任せ下さい!!!」」」」」」」」」」
「きゅい~」
「ふぅ。片道2時間、有難いわ。雷帝竜様に感謝ですね」
「はい、アーシャ様。む~とちゃんは凄いです」
「カトリーヌ?先日の彼等はどうなったの?」
「毎日3人でお見合いみたいですけど、意識し合ってるので良い事だと思います」
「あら、そうなの。楽しみね?ダイアナはパスカルとどうなったの?
随分貴女を意識していた様に見えたのだけれど」
「あ、いえ、えっと………領地の掌握が終われば求婚して下さるので待ってて欲しいと。御受け致しました。は、恥ずかしぃですわ」
「まあ!御目出度い事よ?当家としても嬉しいお話ね。旦那様もお喜びになるわ。
ダイアナの御両親には?」
「伝えました。実家も名ばかり貴族ですから、諸手を挙げて喜んでくれました。
私もパスカル様なら格好いいし、将来有望ですし、嬉しいです」
「ダイアナ。良かったわね?私達の結婚式も領軍の土台が出来てからだし、
同じ頃になっちゃいそうね?」
「そうですね。メリヌさん達は?貯金は有るけど持参金も要るし、
ドレスはケチりたく無いし、先方に負担が大きくなるから
贅沢せずに小さくなるかしら………」
「そんな事は心配しなくても、旦那様が面倒を見て下さるから安心なさい」
無事に到着して直ぐに折り返し。
これならお昼過ぎには屋敷に戻れますから。
帰りの道中に、王宮での旦那様の密談をお父様に説明しました。
「遂にか。山地の向こうが何時迄も不穏だと、落ち着け無かった。
メルとアーシャが出てくれるなら助かるが、危険は無いのかい?」
「攻略範囲は広いですが、異形と魔物が多いだけですから、そこ迄は」
「我が領地としては助かるが、思い切った決断だ」
「はい。旦那様の提案に王宮側が乗った。みたいですわ。
早く何とかしたい、決定打が欲しい、軋轢は回避したい、そんな感じでしょうか」
「お前達を利用したかったのは事実だろうが、そこ迄裏は無かったと思うがね。
何れにせよ父親としては、可愛い娘が無事なら文句無い」
「そこは大丈夫です。旦那様がいらっしゃいますから」
「私も頑張りますよ?アーシャ様」
「そうね。でも、私達の身体は髪の毛一本迄旦那様の物ですから、傷の無い様にね?」
「はい、アーシャ様」
と、雑談をしている内に屋敷に到着して、皆でお昼を取る事に。
旦那様も帰って来られたので嬉しいです。
旦那様は午後から物資の調達で出られたので、私達は研究室で夕方迄頑張りました。
夕食後、皆でお風呂に入ったのですが、今晩の寝所は私、ターニャさん、ガイアさんの3人です。
「旦那様、本当に御無理は為さらないで下さいまし。心配です……」
「私も不安です、旦那様」
「あなた?頑張りますけど、無茶はしないで下さいね?」
「大丈夫だ。邪神が居ないから、どうと言う事も無い。俺とバハムートを信じろ。
何が起こってもお前達は守るから大丈夫だ。
あ、話は変わるが明日の午後、エリダも誘って皆で出掛けないか?
明後日は出陣だろ?息抜きは必要だ。皆の笑顔が見たいんだ。どう?」
「「「賛成です!大好きっ!!!」」」
「おっと!あ?やったな?こうだぞガイア!アーシャまで?よ~し!寝かさないぞ!」
「「「お手柔らかに」」」
今日もこうして更けて行きました。
おやすみなさいまし。
お読み頂いて、すっごく嬉しいです。
ご意見ご感想、お待ちしておりますね。
明日も投稿予定です。
さら




