第113話 始動3
皆で雷帝宮に戻り、合一して補完し合う。
新街道の延伸は短いので繋がった。北部はザガンと見て回り順調。引き続きだ。
各町村の視察も大きな問題は出ていない。まあ、整備や支援が必要だし
海に囲まれた半島だから港と漁の支援だな。漁船や漁師ギルドの確立。
魚介の輸送方法と道順。賃金もだな。
初期学校や治療院も早く増やしたい。今は領都周辺しか出来ていない。
気持ちは焦るが時間が必要なのも事実だ。
「―――――と、向こうはこんな感じだね。皆は?」
「はい。お店で使う器や容器のデザインを出し合ったのでカトリーヌに。
新しい化粧品が完成間近ですから一安心です。アウラさんとフローネさんが頑張ってくれました。
新しい製縫も試作が増えてますから順調です。
店舗の準備もセバスが頑張ってくれてますから。目処が付けば、ここでの店舗準備に入ります。」
「其々問題無くだね。暫くはそれで頑張ろう。少しカトリーヌの仕事が多いんだが、どうにか出来ないものか……」
「いざとなったら分裂するので大丈夫です。」
「「「「「「「「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」」」」」」」」
「え?分裂です。旦那様もしてる。」
「いえ、それは分かるけど……」
「分裂って、簡単にそんな。」
「言葉のアヤね?」
「私も分裂したいのよ?」
「「ほら、分裂です。」」
「「「「「「「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」」」」」」」
「まあまあ、カトリーヌはちょっと早いけど出来て不思議は無いのよ?ガイアとアルテも出来るのだしぃ。」
「そうですね。現役の神僕ですから。」
「必要に迫られてないから、極力しません。」
「そ、そうか………解決、なのかな?」
「その様ですわね……旦那様。ふぅ。」
それから一週間は順調に進み、昨日は休日にして全員で王都の街中で息抜きだ。
少女の様にはしゃぐ妻達が可愛くて、笑顔が眩しい。
いや、エイミィやエフロシーネは成人とは言え少女の域だが。
でもそうだな。この一時に幸せを感じる。
思えば俺も変わったな……良い方に。妻を、家族を、街を。守らなくてはな。
そして今日は準備学校の二期生、入学日だ。
今期の初日は変えてみた。
校長のダンカンが挨拶。教員も各自挨拶。
直ぐに全員の能力測定を行い、判別中に施設案内を行う。
戻って来てからクラス分け。
九十五人なので三十人が二つと三十五人が一つの三クラス。
五人で一班を組ませるのに丁度良いからだ。
今期は女生徒も多い。四割いる。年齢も十三歳~十六歳が集まった。
しかも貴族子弟も十五人居る。
冒険者も、自分次第で儲かりはするからな。
俺の受け持ちはAクラスの三十五人。
貴族出身も全員入れた。
クリスティも副担当だ。妊活と学院の準備が有るから無理はさせない。
「諸君!俺がAクラス担当のニルヴァーナだ!半年で最低限を詰め込む!
準備学校とは言え、既に鉄クラスの冒険者だ!心して当れよ?
では、前列右から順に自己紹介をしろ。名前、歳、出身、得意な得物が有れば足せ」
「私はフローリア・フォン・アルテッツァです。アルテッツァ男爵家三女で十四歳。王都出身で水と土の属性魔法が使えます。候爵様と大魔導様に憧れて来ました。」
「私はキャサリン・フォン・ローゼスです。ローゼス男爵家次女で十三歳。王都出身で火属性魔法と小剣を少々。大魔導様に憧れました。」
「自分はマンデリー・フォン・ボウモア!ボウモア男爵家次男で十五歳!ゴリアテ出身!騎士訓練をしてます!英雄様の様になりたいです!」
と、順次紹介をしているが、今年の女子達は貴族も多いし強そうだな?
男子剣寄りか。元気いいのは嬉しいが、少し頼りない感じだな。
「っと、最後だな。ん?君は……いや、続けろ」
「はい。私はマリア・フォン・ロッテンハイムですわ。子爵家三女で十四歳。水属性と神聖魔法が使えます。王都出身で祖母が創神教の教皇を務めております。聖女様を目指しておりますわ。」
「今日はここ迄だから、仲間で親睦を深めるも良し、解散も良し。
明日から座学が始まる。基本は昼迄で午後は鍛錬の時間だから参加自由だ。
稼ぎに出たい者も居るだろうからな。
それと、副担当のクリスティだ。元は銀クラス二位で三属性持ちの魔法を使うベテランだ。
魔法を扱う者や女性は色々教わりなさい。では明日だ」
驚いたぞ。教皇の孫が来るとはな………
恐らく母さんやアーシャは知っていたのだろうが。
それにしても【大魔導様】か。
俺やアーシャ、ガイアは分かる。
英雄と聖女。
子供にでも分かり易いからな。
これからはカトリーヌも大変だぞ?
ん?そうか。女性冒険者向けにアーシャやカトリーヌを
講師として何度か呼ぶのも良いか?
実地もタイミングが良ければ同行も有りか。
彼等の刺激にも今後の評判にもなる。
剣術と魔法の学校の前評判にもいい。
ん?
「侯爵様………あの、」
「どうした?ロッテンハイム。ここでは先生でいいぞ」
「あ、はい。先生。えと、聖女様に、入学したら、遊びに来なさい。と……御声を掛けてい、頂いて、おりまして……」
「そうか。一度帰宅する。お前が良ければ同行するか?」
「はい!喜んで!」
「む。ではクリスティ、帰ろう」
「はい、メル様。さ、マリアさん。」
「、、はぃ。」
「戻った。アーシャはっと」
「え、え?はにゅ?ここは?えっと……」
「雷帝宮よマリアさん。落ち着いて、深呼吸して。そう。ゆっくりね。」
「あ、旦那様。お帰りなさいまし。あら?マリアさんね?ようこそ。旦那様?応接に参りましょう。」
「分かった」
「ふぁい。。」
少し付き合って、ロッテンハイムはアーシャ達に任せる事にした。
俺は政務もその他も忙しいし女の会話に入るのもどうかと思う。
居間のソファーに座り、瞑目する。
執務室ではエリダと熟している。
北部はザガンと回っていて問題無い。今日はロブスも一緒だ。
街の視察も行っているし、商会も大丈夫だ。
新都の作業も順調だな。
今日はこのまま司令塔役をするかな。
他の俺の負担が減る。防壁に一人増やそう。
「む?俺か。進みが増すな」
「ああ。ガイアとアルテも済まんな。今日で終わらせよう」
「そうね、あなた。」
「ええ、メル。」
~~~~~~~~~~
ターニャです。今日も同じメンバーで新都の方ですね。
今日も順次物資が届くので、搬入自体は任せるのだけど
整えたり受け入れ書類の作成は私達ですね。メイドも五人同行です。
カトリーヌはおトイレの新型便器を設置したので共同溝を掘ってます。
これは先にやっておかないと、後からだと手間が掛かりますものね。
取り敢えずの範囲だけですけど。
「ふぅ。ソフィアも疲れた?」
「はい、少し。」
「そうね………皆さ~ん、休憩致しましょ~」
「「「「「「は~い、奥様!」」」」」」
「肩が痛いわ~やはり慣れないと疲れるわね?」
「はい。ですがこれも家の為ですから。」
「そうね。旦那様も頑張ってらっしゃるから、皆で分担しないとね。」
「カトリーヌさんの仕事量が多いのが気になります。」
「大丈夫ですよジェシカさん。いざとなれば分裂しますから。」
「あれってどうなの?」
「負担は有りますよ?でもやっぱり女の私が無暗にする事じゃ無いと思うし、基本的に人は分裂しません。だから控えてます。ガイアさん、アルテさんも同じと思いますよ?」
「そうよね。便利だけれど、人は分裂しない。そうよね。」
「でも、出来たら便利ですわ。不思議な感じですけど。」
「どんな感じなのかしら?」
「自分がもう一人居る。自分の意識が重なってる。そんなですね。」
「「「不思議ねぇ~」」不思議と言えば、今までこのメンバーは無かった様な…」
「そうですね。出動は荒事ばかりでアーシャ様とガイアさん、私って構図が多かったから。」
「ですね。ターニャさんは槍がお好きなのですか?」
「いえいえ。何となく、何とかなるかな?程度よ。ソフィアは武器を持つと性格変わるのね?うふふ。」
「あ!いえ、はい。何だか粉砕に興奮を覚える感じで……」
「リーリアさんには驚きました。まさか鎧兜とは。」
「うふふふ。そうよねぇ。彼女はお裁縫や服って好きじゃない?着る物に愛着が有るのかしらね。」
「普通は動けませんよ?重すぎて。」
「そろそろ工事班の入居も出来そうだから、後は流れになるでしょうね。」
「私も図面を仕上げてジェームズに渡さなきゃ。」
「今度はどんな感じなのかしら?」
「領主館なので普通です。王宮の小さい感じですかね?中の設備は様々ですけど。将来的には増築していく事になると思います。」
そんなお話をしながら、時間は過ぎて。
主に妻連合で出すお店のことや、カトリーヌの発明品の事。
私達も其々が絡んでいないと、カトリーヌも大変だし、私達も慌てる様になってしまうから。
だから割り振りをある程度は決めて、一緒にやっておかないとね。
彼女は魔法学院と魔法師団も有るから。
それからここに簡易的に私達、妻連合の拠点を作りましたの。
だって誰かしらは来る様になるし、旦那様の面倒も有ります。
カトリーヌの印刷機とかも組み上げて稼働しているから、宿泊可能な事務所ですね。
投稿出来る時はなるべく頑張ります~
今話はどうでしたか?少し短めですが・・
ストラーナ建設も少しづつ始まりましたし、日常も描いていきたいです。
皆様はこのコロナ渦を、どう過ごされていますか?
お仕事にならない業種の方もいらっしゃると思います。
医療関係や食品販売の方々は大変ですよね?
リモートの方もインフラ関係でずっと働いている方。
私みたいにお仕事が無くなった方。其々大変でお疲れ様です。
くれぐれもコロナは勿論、病気や事故に気を付けてお過ごし下さい。
色々と物語の展開は考えているのですが、進みが悪いのです。
遅々として筆?(指)が進まず、書いては消し。。ハァ~
他のお話も同時進行で書き溜めているのですが、う~ん。。
誰か私を助けて下さいませ!
執筆と生活と!(笑)
さら




