第101話 虹の尖塔3
ぎりぎりですが、投稿です。
おはようございます。カトリーヌです~
虹の尖塔、三日目の朝ですね。陛下を始めとする王宮からのお客様は、昨日の朝に”お帰し”になりました。
実はそこで、ひと悶着。
旦那様が霊波移動で送ろうとしたら、筆頭様が「わしゃ、奥方がええのぉ」とか言い出したので宰相様迄「ワシも美しぃカトリーヌ殿がいいのだ」なんて。
団長様と外務卿が「「ムサイ男より、可愛い奥方だな!」」と追い打ちを掛けてきたので旦那様が「カトリーヌはやらん!俺の妻だ!」とムキになって送ろうとして。
睨み合って、バチバチ火花を散らせていたから。
はぁ………男の人って、何だか子供っぽいんですね。笑えちゃって。
わたしが「うふっ。うふふふ………かわいいのですね??」
って、呟いたら、オジサマ達が放心しちゃいまして………
「カトリーヌさん?爺や達を骨抜きにするなんて、どんな魔法なのかしらね?うふ。」
「彼女は正に、魔性の女ですから。」
「あら、これは大変ね?彼女に王宮が掌握されたかしら?おほほ。」
と、エリダ様やジェシカさん。王太后様が意味不明な言葉を発していましたけど、旦那様が放心した隙に強制送還です。
一応、わたしも同行したんですよ?でも、人妻なので単身で他の男性と御一緒は出来ません!
ま、まぁ、そんな事でした。
セバスさんとバルデロさんが弟達と仲良くなって建物や敷地内を探検してたり、私達は庭の川で水着になって遊んだり。
女性陣が多数合流して水掛合戦になって盛り上がって、そのままバーベキューパーティーしたり。
セバスさんがジェシカさんの水着姿で失神したり、騎士団の面々が鼻血を出して倒れたり、大騒ぎです!
なので露出の少ない膝丈のパンツやキャミワンピを縫ってパンツにしたりして参加しました。
日焼けは防げないので【治癒】で対処ですが、早く日焼け止めクリーム作りたいですぅ。
特にフローネさんが心配なので……
午後はシャワーを浴びた後、新しい布と裁縫道具を持って三階のルーフバルコニーに来てます。
ニース達がここのプールで水遊びをするので監視員代わりです。
侍女達には寛いでいいと言ったのだけど、着いて来るんですよぉ。真面目だなぁ。。
なので魔法で氷を出して、冷気で涼しくしてます。
私はデッキチェアーでゆったりしながらお裁縫で侍女達は横のテーブルでお茶してます。
あっ、勿論日除けの下ですよ?
同行はアウラさんとフェンディさんです。娘達を遊ばせるからですね。と、ソニアさんエイミィちゃんとウチの母さん。
今日は試作の黒い薔薇柄レースのタイツに同じ下着上下と薄いピンクのドレス風ワンピ。
あれ以来、お化粧は薄めにして可愛さ押しで!とは言え、人妻で妊婦で侯爵夫人だから落ち着いて見える位で丁度良いのかもです。
「カトリーヌ?その新作いいわね?どう?」
「はい。中々いいですよ?下着もです。シリーズ化して良いかも。」
「カトリーヌちゃんの発想が凄いんですよね。レースでタイツや下着とか。」
「娘達の水着も可愛いし、助かってます。」
「それは赤ちゃんの服かしら?」
「あんた気が早いよ。どっちか分からないのにさぁ。」
「ん?分かるよ?内緒だけど娘だから。魔人特性だけど自分の事だから把握してるの。沢山作って着せてあげるんだ~」
「「「「「「「「お嬢様ですか!!」」」」」」」」
「「「「「えっ?そうなの?」」」」」
「いいな~私も早く欲しい!」
「エイミィはまだ新婚だから。エフロシーネも二年は待つみたいだし。」
「そうですね。それ位でいいのでは?」
「私は来年には欲しいですわ。ベルナとの歳の差も有りますし。」
「私はどちらか分かるの?」
「もう少し育てば分かりますよぉ。」
「「「「「おお!」」」」」
「何方でも、元気な子なら。アーシャ様はどうかしらね?」
「多分、男の子な気がします。」
「「「「そうなの?」」」」
「勘ですよ?勘。」
「でも、そうなら一先ず安泰ね。家もアーシャ様も。」
「私はカトリーヌ様のお嬢様を、早く抱きたいですわ。」
「イリーナは気が早いよぉ。でも、楽しみだなぁ。」
「楽しみです!最強の御子です!」
「私も早いと思いますけど、周りに居ると欲しくなりますね。」
「そうだねぇ。赤ちゃん見ると欲しくなったりするから。」
皆で服と赤ちゃんのお話に花を咲かせて盛り上がってました。
すると、シリアお母様を感知。ここに来るようです。
「お母様がお越しになるみたいなので用意を。」
「「「「「「「「はいっ」」」」」」」」
着いているメイドがお茶を用意するので、時空術からケーキとお菓子、果物を出して準備させます。
「お茶をどうぞ。」
「あらあら、気を遣わせたかしら?」
「お母さんなら大歓迎です。」
「うんうん。ソニアの身体も順調ね。カトリーヌは、、まぁ大丈夫ね。ん?娘なの?」
「はい。まだ内緒ですけど。」
「楽しみね~!ベルナとフェルナは元気いいわね~!」
「「あ!おばあちゃま~」」
「シリアさま~」
「おばあちゃんよ~いらっしゃい!」
「「「わ~~」」」
「「あ!濡れますから!」」
「どうと言う事は無いわよ?ん~~よしよし!冷たい飲み物貰おうね~」
子供達をシャワーで洗って戯れていたのだけど、遊び疲れたのか今はデッキチェアーの上に塊ってお昼寝してます。
かわいいんだよね~私の赤ちゃんも仲間入りするんだろうな~
「さて、カトリーヌ。明後日よ、いいわね?」
「………はぃ。殺るしか、無いので。何が起こるのですかぁ?」
「ええ、”災厄”が降りて来るわ。」
「「「「「「「「「「「「「ええっ!!」」」」」」」」」」」」」
「もちろんメルやアーシャも出ます。でも、貴女は残りなさい。」
「それって、遠くに複数。最後にここだからって事ですか?」
「察しがいいわね?バハムーートと頑張りなさい。ん~~ソニアとアウラも練習がてら行く?アルテを着けるわ。」
「きゅい」
「「私達もですか!?」」
「力の行使の練習を兼ねてね。犠牲者が出るから守ってあげなさい。アルテが補助兼守りで行くわ。私は手助け出来ませんからね?」
「お母さん、私で大丈夫?」
「ええ。頑張りなさいね。」
「妖精の力と精霊の加護を生かすのですね。」
「そうよ。使い方次第だからうまく遣りなさい。」
「旦那様にはいいのですか?」
「”その時”にね。貴女達には覚悟も要るからサービスよ。」
「「「頑張ります。」」」
「きゅい!」
「ま、そんなお話は終わりにしてぇ、カトリーヌの”それ”。いいわね?」
「あっ、試作がもう一つ有ります。試着されますかぁ?」
「ええ、お願いね。」
「じゃあ、試着室出しますね……よいしょ、中にどうぞ。」
「ん。悪いわね。」
「カトリーヌさんは、こんな物を持っているのですね!驚きました。」
「はい。最近漸く試作が増えてきたし、水着に着替えとか有りますから準備してたんです。」
「便利よね?時空術って。魔人特性かぁ。」
「ソニアさんは精神の働きが物理干渉するんですよね?なら、似た事は出来るんじゃないですかぁ?」
「………そう言えばそうね。試してみようかしら?」
「ちょっとぉ~~カトリーヌぅ?あの棚は何?色々なエッチが、いえ試作が並んでるじゃない!ちょっと漁るから待ってて~」
「「「「ぬゎんですって!私も!!」」」」
「え?あれ?皆入っちゃった。」
「あんた、色々やらかしてんだねぇ。カトリーヌ、危険は無いのかい?心配だよ……」
「うん。命懸けになると思う。でも、やらなきゃ。私と旦那様しか出来ないもん。沢山の人が死んじゃぅ。そんなのヤだよぉ。」
「そりゃ、そうだけど。でも私の……生きて帰りなよ?孫が抱きたいからさ。」
「うん。大丈夫だよ母さん。世界最強の女だから。天照様が選んで下さったのだから。赤ちゃんの為にもね。」
皆さんが中々出て来ないから、ちょっと。覗いたら、戦争です。でも何時かは止めないといけないので割って入りましたよぅ。
で、引き摺り出しました。子供じゃ無いんですから、まったくぅ。
「ごめんねぇ~色々目に付いたから、ワクワクして。」
「あれ全部試作?何時の間に!どれも凄いわ!」
「下着だけじゃなくて、服までなんて。ちゃんと寝てるの?」
「でも凄くいい感じのモノばかりでした!直ぐでも流行りそうだもの!」
「そですかぁ。じゃあ、夜はここで立食パーティーとかどうです?試作を着て、見せ合って、意見出して。侍女の皆も。試作は有るだけ出すので。」
「「「「「「いいわねっ!!」」」」」」
そんな訳で急遽準備になりました。
シリアお母様が王太后様とエリダ様に説明して、ソニアさんがアーシャ様、他の妻連合に。
私とエイミィちゃんとアウラさんでこの別荘の皆に。特に調理係りには!
なので私は会場の準備をします。
床は大理石なのでそのままですけど、場所場所に絨毯を敷き、テーブル席も30席ほど。
椅子だけも容易して、照明を建てます。プールの中にも光る魔石を入れて水面はガラス張りに錬金して歩行可能にしたのです。
所々にパーテーション代わりに垂れ幕を設置して、後ろからも照明でほんのりと明るく。
後は食事等の為のテーブルを並べれば完成ですね!
次は試作だけど、”試着室”と部屋にも幾つかと時空術にもバラで入っているので種類別に纏めます。
靴や手袋、髪飾り等が足りないので”重力転移”で王都に飛んでマダムの店へ。
色んな種類を購入して戻り、何とかなるかな?って感じになりました。
子供服も数着作ってて良かった~
それで、このルーフの下の階に有る談話室を封鎖して、皆さんで衣装合わせです。
ここが戦場でしたね……だって、鬼気迫ってるんですよ。ほんとに。
私の作った試作が認められたのは嬉しいんですけど。
この大陸の殆どの国では、貴族女性はドレス!が、当たり前。
それ以外の服装は中々………平民は男女問わず好きな恰好だけど、やはり長パンツは男性の服。
女性は肌を見せないスカートやワンピース等が当たり前なんだけど、それを崩して選択肢を増やしたいの。
ドレスは私も好きなので、それはそれでいいのだけど、もっと色んな服を着てオシャレしてもいいかなって思うのね。
まあ、肌を見せるのは私も恥ずかしいし抵抗は有るけど。
アーシャ様もピンク地のワンピに大きな黒の千鳥格子柄を着てるの。
幅広の飾りベルトに、おしりの上に大きなリボン。黒のタイツにピンクのヒール。
珍しく髪の毛を上げてます。
ジェシカさんは良くアノ細身のドレスが入ったなぁ。お陰でお胸が強調されて凄い事に……
エリダ様もドレスだけど、太腿から前身が開いているヤツだわ。レースで多少は隠れるけど、度胸がいりますぅ。
皆さんが、思い思いの服を着て、飾って、笑顔なんです!
これ!やっぱりこう言うのが幸せだなぁ~!
その為にも明後日は頑張らなきゃ!!
「カトリーヌ?楽しんでる?」
「アーシャ様。はい、皆さん喜んで嬉しいです!」
「ありがとうね、カトリーヌ。」
「え?どうしたんですかぁ?」
「ちゃんと、お礼を言ってなかったわ。」
「わたしにですかぁ?」
「勿論そうよ?ここも、ジャクオ島も、その他も。貴女が優しさで以って、色々してくれているのだから。今日もそう。この会場だって中々に素敵で味わえない演出だわ。」
「私は、ただ、そうしたかっただけです。アーシャ様が喜ぶかなって。それだけです。」
「ええ、そうなのでしょうね?それが貴女の美徳よ?私も”ありがとう”が言いたかっただけなの。うふふ。」
「そうなんですね。くすっ。私は、アーシャ様が大好きなのです。ただ、それだけです……それより、赤ちゃん楽しみですね?何と無く男の子な気がするんですよね~」
「あら?そうなの?カトリーヌの勘なら間違い無さそうね?これは楽しみが増えたわ!でも、カトリーヌもよ?」
「内緒ですけど、娘なんです。旦那様には申し訳が無いのですけど……長男はアーシャ様がって、思ってたから丁度いいです!」
「くすくすっ。変な所に気を遣うのね?でもまあ、収まりが良いのは確かだけれど。ソニアさんは?」
「私はもう少しらしいのです。何方か楽しみです。どんな子に育つのか。」
「そうね。確かに、私の子が家を継ぎますが、他の子達も領地や仕事、財産を継ぐのですから。」
「皆の子で、盛り立ててくれますね!あ、そのワンピどうですかぁ?」
「ええ、凄くいいと思うわ!足が出るのが困るけど、そう言う物だしね。タイツも気に入ったわ!」
「私のワンピも足元迄有って安心だし、楽で着心地もいいわ。レースのシャツも涼しくていいわね。」
「妊婦が三人でどうしたのだ?」
「「「旦那様!」」」
「いえ、試作の品評をしていました。どれも良くて、商品化したい程です。この会場も。」
「俺もそう思うよ。カトリーヌもソニアも凄いな?リーリアも頑張っているみたいだ。店を開くのが楽しみだな」
「はい。皆の頑張りが実を結んでいますから、楽しみです!それから。ソフィアさんを良く見てあげて下さいまし。元はヴァラント領だったので複雑な筈です。私達も皆が注意はしていますので。」
「分かった。済まないな」
「いえ、妻連合の一員ですから。」
立食パーティーが終わり、妻連合の皆さんと旦那様とでお風呂に入り、そのまま就寝の様ですね。
私も分裂した旦那様と自室の寝室で横になってます。
う~ん。今日はイチャイチャしながら寝たいなぁ~
「お前は凄い女だ、カトリーヌ」
「え?どうしたんですかぁ?」
「誰にも渡さん!」
「え?ぁ。んん。」
旦那様が被さってきて、胸を……
感想ありがとうございます!”ガンダムのパイオニア”さん!!
ブクマ登録いただきました!感謝です!!
お話は、どんどん進めていきますので、飽きずに
お読みいただけると幸いです。
いつの間にか、10000PV突破していました!驚きです~
一重に読者の皆様のお陰です。
これからも、頑張って執筆致しますので応援宜しくお願い申し上げます。
さら




