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W・M・S (Warlock Magus System)  作者: 渡野さら
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第100話 虹の尖塔2



ついに100話です~!!

 


 虹の尖塔せんとうの見学ツアーで、ツアコンを務めるカトリーヌです。

 皆さんを連れて鏡張りの薔薇ばらえんでお茶会なのですが…お話が変な方に。



「まぁ、そうだな。お客人が居るんだ、今は。カトリーヌには驚かされてばかりだな」

「本当にそうですわね?旦那様。」

「ええ!お母様もアウリッヒも爺や達もビックリね!」

「そうです。しかも可愛らしい女性なのが二度、三度驚きです」

「そうじゃよな。この美しさで世界最強とはの。魔力も凄まじさを感じるわい」

「うむ。実際に見てみたいが、機会が無いのが喜ばしいのかも知れん」


「………」


「舞踏会もだが、武闘大会でも開いてゲスト枠でならいいかも知れんな?俺とカトリーヌなら勝負になる」

「ほう、楽しそうな催しだの?王国主催としても一考の価値有りじゃ。どうかのグリッチ?」

「民のお祭りとしても、武人の息抜きや存在価値としては良いかも。爺様が賛成なら問題無しですかな?」

「良い案だ。剣と魔法の部門に分けてやれば良いのでは?」

「一人の武人として心躍りますぞ!」

「そうだな、四人が乗り気なら。義兄上とカトリーヌ殿がゲストなら盛り上がるかも。お二人の聖女殿もどうですかな?」

「そうですわね。御見せするだけならば良いかと。」

「披露の場としてならば。」


「いいわよぉ?二人共。アルテは神の座を降りたらね?カトリーヌもグランドマスターの力を披露してあげたら?」


「「「「「グランドマスタ~!!!」」」」」


「じ、実在、したのか!四大属性持ちが!メル以外に!」

「うむ。カトリーヌはそれ以上だな」

「なにっ!!!」


「はい。六大属性ろくだいぞくせい六芒星ろくぼうせいから原初げんしょ魔法を取り出せますわ。」


「ぜ、是非、見たい、のじゃ。魔法探求者と、して、お迎え迄に、この目で見たい!」

「「私も!魔法使いとして!!」」


「あらあら、カトリーヌ?いいと思うわよ?後で見せてあげたら?」

「そうだな。このメンバーなら問題無いのだろう」

「「神も驚く程の魔法ですからね。」」

「カトリーヌ殿、この通りじゃ。是非に!」


「……はぃ。では、後程。」


「おお!かたじけないっ!!興奮して待ち遠しいわい!わらしに返った様じゃ!」

「いや、仕方無いであろう。六属性とは………」

六芒星ろくぼうせい魔法と言うのは初耳ですな!」

「伝説の更に上ですか!凄い女性ですな!」

「ええ。妻達は皆が自慢ですよ」

「「理論上だけの魔法ですよ!」」



 お話の流れが変な方に行ってしまって……鍛錬ならいいですけど

 実際にってなると、ちょっと。

 わたしは平和なお話やカワイイ物が好きなんですけどぉ。

 はぁ。多分数日中に荒事あらごとが起きるのだろうし、頭が痛いですよぉ……


 お茶会が終わって塔を上がってみる事に。

 親の塔が一つ。私達が二つでしたけど、客塔に一つ仕上げて

 私達のは一つに纏めました。

 良く考えたら、集まる時は旦那様のお部屋か談話室なので、正妻の三人のお部屋

 以外の皆さんは、寝室と衣装・化粧室、居間が有れば良いので小さく纏めてみました。

 なので今回、王宮から来られたので助かりました。

 陛下が階下の客室とか不味いですもの。

 あ、親の塔は基本親だけです。なので兄妹等は他の客室になりますね。


 塔を上下する”移動箱エレベーター”にも驚いたようです。

 皆さん腰が引けてましたもん。



「べ、便利だが、何とも」

「じゃ。腰が引けるわい」

「だが発想が凄い!」

「武人も真っ青ですな」

「これもカトリーヌ考案ですよ」


「「「「……やはりか」」」」




「どうです?この屋上からの見晴らしは良いでしょう?」


「「「「「「「「「「「素晴らしいです!!!」」」」」」」」」」」」


「アルテンとナーフェルですか?良く見えますし、自然豊かな景観です」

「新街道も良く見えます旦那様!」

「ミュルツ川の大橋が凄いですね!」

「メルンの街とコトブス村が直ぐ其処そこに!」

「雷帝宮は海が凄いけど、此処ここは森や草原が凄いわ!」

「見渡す限り、王国領なのですね。平和が続きます様に。」

「この歳になって、健康にもなり、様々な体験が出来るとは。義息子メル殿やシリア様に感謝ですわ。」

「全くです母上。この景色を守りたいものです」

「そう、願っているわ。」

「はい、姉上」


 そうですね。わたしの故郷でも有るけれど、この国を、世界を、

 生命の輝く大自然を、星の瞬きを、守りたいです。長く、永く。



 と、願っていたのですが、この時間が来ました。

 余り気が進まないんですよね。わたし、荒事が苦手なので。怖いのヤですもん。

 普段の討伐は旦那様の御褒美で、無理やり張り切るんですけどぉ。


 しかも見学参加者がこの別荘に居る全員って………どんな大人数ですか。

 もう、溜息しか出ませんですよぅ。



「諦めなさいな。」


 仕方無いので”重力転移”で一纏めに移動して、直ぐに第二形態セカンドタイプを開放。

 これって露出が凄く多いんですよぉ。

 水着やタイツを鎧にした様な感じで、ローブも有るけど、これも鎧?ローブ鎧??

 みたいで、恥ずかしいのです。おっぱいもおなか太腿ふとももも出てて………ファーで隠したいな。

 あ、あれ?隠れたわ?こうすれば良かったのかぁ。納得です。


 はい!六大元素からの~~メテオ!ちゅぎは一の原初”暗黒物質ダークマター”でぇ、”宇宙再誕”!!

 を、小さくやってみました。一の原初”お花ザ・フラワー”では”お花吹雪”や”花障壁”、”花地獄”とか。

 見た目は可愛いですけど、効果は強烈です!六元素の比じゃ有りませんからね?本当ですよ?

 標的が居ないので、どうしても見せる効果の魔法になっちゃうんです。

 最後は六元素の竜巻を宇宙に迄届く規模で発生させて、”時空再現まきもどし”させました。


 カトリーヌの魔法日記、王国歴685年・8の月・某日・晴れ おわり。



「ちゅかれましたわ~~」

「ああ、お疲れさん。愛でてやるからな」

「お疲れ様カトリーヌ。【創生治癒】」


「わわ!凄く元気です!アーシャ様凄い!」

「ふふっ。私も馴染んで来てるから。カトリーヌにばかり苦労させてますからね。」

「旦那様とアーシャ様の為なら、大丈夫ですよぅ?」

「ありがとうね、カトリーヌ?」


「凄まじい魔法じゃった!正に大魔導!!我が生涯に一片の悔い無し!!いや、有るのぉ。まあ、明日お迎えでも構わんわい!」

「いや、ワシ等が困るのだがな」

「そうだぞ?爺や。長生きして貰わねばな」

「私は、永遠の筆頭代理なのですからね?お爺様にはまだまだ。」

「ぬぬ。やはり、メル坊かカトリーヌ殿に頼めぬかの?イエネッタが逃げ腰でな」

「ですが筆頭様は陛下の補佐もですわよね?私は政治にうといですし、未だ十六なのですが。」


「「「「「………へ?じゅうろっくうぅぅぅぅう???」」」」」


「はい……?」



「………何だか一気に疲れたわぃ」

「私もだ、爺や」

「某もです、陛下」

「いや、もう、何でも有りだな」

「ワシは聞こえんかった。聞いておらん。耳がつぶれた。掻き消された……」

「王宮の”悪巧み組”が現実逃避しているぞ?エリダ」

「ちょっと、貴方あんた達?カトリーヌさんは私のマブダチなのよ?淑女レディに失礼よ。まったく。」

「えっ?私って、老けて見える。と………ぐすっ……」


「これ、貴方達?女性の年齢は禁句なのですわよ?」

「そうです!よりにもよって、私の”マブダチ”にぃ!老けているとぉ!?」

「そ~よ!爺様や宰相と外務卿と団長には散々嫌味を言われたんだから!!」

「んまぁ!イエネッタさんにも?い~加減にせんかい!!オノレ等!!?」

「これは御仕置おしおきが必要かしらね?立派なセクハラですわよ?」


「いえ、母上!私は何も!確りして見えただけでして!無罪です!」

「「「「なっ!陛下が裏切った!」」」」

「いや、二席殿には何も言って無いし!」

「そーよ!あんたら事有るごとに”男が寄り付かない”とか”早く嫁に行け”とか

 ”外交で他国に嫁げ”とか”蜘蛛の巣張るぞ”とか色々言ってたじゃない!!」


「な~に~!?この際私にも普段思ってる事聞いておきましょうかねえ!あぁん?」

「エリダ、言葉が不味まずいい事になっているぞ?」

「あら、旦那様。失礼を。だぁって、カトリーヌさんとイエネッタさんがお可哀想だもの。」

「エリダしゃま~~びえぇぇぇぇ~ん」

「よしよし。」



 お詫びの印として後日、高価な宝石を皆さんから頂きました。

 女って得よね?でも、老けて見えたのは事実みたいだからショックです。

 お化粧をもっと可愛い感じに変えましょうか?ピンク系かなぁ?



 夕食は男性同士、女性同士の晩餐ばんさん風になりました。

 男性陣は良いのですが、爵位持ちってなると王族以外では

 女性はイエネッタさん、マリアンヌ、サリーニャの三人になってしまうから。

 なので人数も多いし丸テーブルで分かれました。


 シリアお母様と王太后様、エリダ様、アーシャ様、アウラさん。

 後は皆が好き勝手に集まってですね。

 私の席はソニアさんとジェシカさん。アルテミスさんとエイミィちゃん、クリスティさん。仲良しグループかな?

 まあ、皆さん仲良しですけどね?アーシャ様のお力だと思います。


 侍女も全員が同じ空間なのです。滅多に無い事だから嬉しい!

 今は全員に侍女が着いてて、何とかなってます。

 正妻は二人以上の侍女で、私達妊婦には助産経験の有るメイドを侍女補佐として着いて貰ってます。

 シリアお母様やウチの母さんが居るので安心ですけどね。



「カトリーヌはお腹、大丈夫?無理したんじゃない?」

「ソニアさんもですよ?病気はまだ治ってないのだし。」

「そうだけど。ジェシカも忙しかったのよね?家の手配とかで。」

「はい。でもまぁ、ソニアさんやカトリーヌさんに比べれば。」

「私はノンビリで恐縮です。クリスティ先生は学校も有りますし、アルテミスさんは神様だし。」

「教員はそこ迄忙しく無いのよ?」

「私もね。メルの影響が大きくなってきてるから。シリア様が地上に居易いのもね。」

「そうなんですねぇ。私もぽわ~っとしてますもんねぇ。」

「「「「「貴女カトリーヌが一番忙しいわよ!」」」」」


「え?そうなんですかぁ?あ!デザート来たぁ!わ~い!」


「「「「「まったく、この娘は」」」」」


「そう言えば、新しいゴムが出来たのよね?」

「新しい下着や服を作りたいです!」

「「「「期待してるの!」」」」

「皆さんもデザイン考えて下さいね?原案は出しますから。」

「そうね。細部や逆に大まかな案が有れば何とかなるかな?」

「エロいのよ。カティ!」

「「「「「アルテさんは十分エロいです!」」」」」


「そう言わずに~」



 食後のお風呂も男女別です。お風呂でお酒も出しちゃいました。

 サウナに入ったり、水風呂入ったり、また湯に浸かったり。

 お喋りして、ちょっとお酒飲んだりして、凄くたのしいです!

 女だけでお酒とお喋りって、盛り上がっちゃうんです。

 でも、羽目を外さない程度ですよ?はしたない真似はしません。


「カトリーヌは何時も時空術に色々入ってるけど、買っているのかしら?」

「はい。妻になると、旦那様から支給されますよね?私は旦那様と討伐やってますから

 素材の売却代金が入るので、そちらを使ってます。」

「結局、家や皆の事に使っているのだから、家のお金を出すのよ?」

「いえ、白金貨で数百枚入ってるので、減りませんし。」

「そう。なら、今はカトリーヌの奢りにかんぱ~~い!」


「「「「「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」」」」」



 楽しい時間も終わり、就寝時間に。

 お肌つやっつやで、身体ぽかぽか。夜風で少し涼んでます。

 私達、夫婦の塔は最上階を旦那様と正妻三人で埋めているので側室は七階からになります。

 私は側室三位なので七階ですね。拘っては無いのですけど。見晴らしは良いので嬉しいかな?


 バルコニーで涼みながら、ふと下の庭を見ると………人影が。

 ん~っと、あ!ダイアナとパスカルだわ!逢引あいびききかしら?

 わわ!抱き合って口付けしてるぅ!!どどど、ど~しよ!見ちゃったぁ!

 な、なんだかドキドキする~。

イケナイ物を見た様な、興奮する様な、ワクワクする様な!

 見ちゃダメ、見ちゃダメってば!でも、ちょ~っとだけ。


 ちら。  わわっ!凄い絡んでる~

 誰かに見られたらど~するのよ! あれ?わたしが見てた。



「カトリーヌ?」


「うひゃい!!だ、だ、だん、那様!いひゃい、どどど~しまひた!」

「?どうした?具合でも悪いのか?」


「に、にゃんでも、無い、です。旦那様に、だき~!」

「お?甘えてるな。よし、甘やかすとしよう」


「はい!うれしいです~!んふふ~」



 長い一日が終わりを告げるのでした。





ペースはまだ戻ってませんが

お話はまだまだですから頑張って進めます!

100話まできましたが、お読み下さる皆様のお陰です!

感謝ですね!

これからもお読み戴ければ幸いです。

感想もお待ちしてますので、宜しくお願いします。


さら

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