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【web版】八歳から始まる神々の使徒の転生生活  作者: えぞぎんぎつね
二章

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64 レジーナに伝えに行こう

前回のおはなし:四人で相談している最中。


ついに「最強の魔導士。ひざに矢をうけて~」の4巻とコミカライズ1巻が発売になりました!

どうか、よろしくお願いします。

「ここは俺に任せて先に行けと~」の2巻も発売中です!

 ロゼッタに誤解を与えている気がする。

 だから俺は丁寧に説明する。


「いや言い方が悪かったな。才能はあると思っている。だが実力が十二分だとは思っていない」

「それは、そうだね。実力が足りないとあたしも思うよ」

「当然ありえないほどの失敗を何度もすることは織り込み済みだ。レジーナさまもそうだろう」

 ロゼッタは神妙な顔で俺をじっと見つめている。

 弟子は未熟だから弟子になるのだ。やらかすのは当然だ。


「それに、獣の眷族と戦った時のように、足手まといだと思ったら、俺ははっきりと言う」

「気を使っているような、そんな余裕はありませんからね」

 そういってアルティがほほ笑む。


「レジーナさまも、弟子が未熟であることを気に病む必要はないと言うだろうな」


 実際それに近いことを、俺は昔レジーナに言ったことがある。

 最強と名高いレジーナにも未熟な時代もあったのだ。

 レジーナだけでなく、他の弟子にも言ったような気がする。


「総長先生もおっしゃっていたように、自分の才能は自分では測れない」

「それはそうかもだけど……」

「総長先生が推薦し、最強と謳われるレジーナさまがテストしてくれるんだ」

「それは光栄なことだとあたしも思うよ」

「折角だからテストを受けてみるだけ受けてみればいいんじゃないか?」

「うん」

「それで合格したのなら、レジーナさまの求める水準には達してるってことだ」

「不合格だったら?」

「レジーナさまへの弟子入りはまたの機会だ。ゆっくり努力すればいい」


 その後、しばらくロゼッタは考え込んだ。

 そして意を決したようだった。


「うん。あたしはレジーナさまの試験を受けてみることにするよ!」

「それがいい」

「きっと合格できるわ!」

「頑張ってください」


 そして、レジーナへの報告は明日することにして、みな自室へと帰っていった。

 ロゼッタはローズを抱っこして戻っていった。



 俺も寝ることにする。俺自身まだ子供なのだ。

 夜更かしは成長によくない。


「ふう」

「ぁぅ?」


 俺がベッドに入ると、サリアの子守をしていたルンルンが顔を舐めてきた。

 眠っているサリアを起さないように小さな声で鳴いている。

 シロも眠いようで、俺の枕のすぐ近くで横になった。フルフルも同様だ。


 俺は眠っているサリアの髪を優しく撫でた。

 サリアはよく眠っている。


「……えへ…………すぅ」

 サリアはいい夢を見ているのか、楽しそうな表情をしながら寝息を立てていた。


「ルンルン、いつもありがと」

「はっはっ」

 俺はルンルンとサリアを撫でながら、眠りについた。 




 次の日は早起きをして朝ご飯と準備を済ませて訓練をして、サリアを託児所に送る。

 ちなみに訓練はアルティ、ティーナ、ロゼッタと一緒におこなった。


 ティーナとロゼッタが授業に向かうと、俺はいつものように武器を作る。

 どんどん、技術が向上している気がする。

 そのうち、魔法付与にもチャレンジしたい。


 そしてティーナとロゼッタの授業が終わってから四人合流して総長室へと向かった。


 俺たちが総長室に入ると、ゼノビアとレジーナがいた。

 ゼノビアもレジーナも長椅子に座っている。


 ――シュコォォォォ

 そして、レジーナは相変わらず全身を金属鎧で固め、フルフェイスの金属兜をかぶっている。

 長椅子に座っているというのに、巨大な斧を肩にのせている。

 斧も威圧するための大事なアイテムなのだろう。


「うむ。思ったより早く戻って来たのだな? 決断が早いのは良いことだ」


 レジーナがそんなことを言ってうんうんと頷いている。

 本人はいたって真面目のつもりなのだろう。

 だが、魔法で声を非常に太い声に変えているのでおかしくて仕方がない。


 つい笑いそうになってしまうので、頬の筋肉を俺は手で抑えた。


 ゼノビアが優しく微笑む。

「レジーナ。気をせくな。質問があって来ただけなのかもしれぬのだ」

「そうだな。何か聞きたいことがあれば聞こうではないか」


 ロゼッタは姿勢を正して、はっきりと言う。


「あたしは弟子入りを希望することを決めました。試練を受けたいと思います」

 ――シュコオオオオ

「ほう! その覚悟見事!」


 レジーナが立ち上がる。そしてこっちに歩いて来た。


「ふむ。ならば試練である!」


 レジーナは野太い声でそう宣言すると、巨大な斧の柄の先を床にドンとつく。

 その瞬間、「シュコココシュコココ」と音が鳴った。

 恐らくレジーナの鼻息が荒くなったのだろう。


「……ふしゅ」

「めえ?」


 俺はたまらず吹き出しかけた。シロが首をかしげてこっちを見る。

 だが、ロゼッタもティーナもアルティも、緊張した様子でレジーナを見つめていた。


「説明しよう」


 レジーナは平然と試練について説明していく。

 ダンジョンの中に入って、奥にある試練の証をとってくればクリアということだ。

 意外とひねりのない試練だ。こういうものはシンプルな方がいいのだ。


「試練には四人一緒に挑むがよい!」


 そうレジーナは力強く言った。

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