第5章第最終話 遥かなる時空からの帰還、待っていたものは千秋からのプレゼント
4月1日午前8時
「駿、起きてください駿!」
千秋の声がする・・・。
オレが目を開けるとそこは千秋の部屋だった。
・・・今度こそ帰ってこれたんだな・・・。
「・・・帰ってきたのか・・・オレ」
「一体どこに行っていたのですか?半年も失踪して。私がどれ程心配したか・・・」
あれから半年か・・・。
って、半年後に来てるじゃん!?
半年間の空白は・・・。
ま、その間オレはいなかったらしいから今から再びこの時代で生きれば問題ないか。
「まあ、無事で何よりです。それと、おかえりなさい」
帰ってきたな・・・と感じた一瞬だった。
「ああ、心配掛けてごめん。それと、ただいま」
やっぱり、オレが生きるべき時代が一番いいな。
一番落ち着くよ。
「ところで駿」
「何?」
「来週誕生日でしたよね」
確かにオレの誕生日は来週の、4月7日だ。
「・・・そうだけど?」
「4月7日にとっておきの誕生日プレゼントをあげますので、楽しみにしていてくださいね」
とっておきの誕生日プレゼント?
なんだろ?
ま、いっか。
その日まで待てば何とかなるさ。
で、実際に待ってみました。
4月7日午後3時
オレはここ数日姿を見せていない千秋を探していた。
「誕生日プレゼントってなんだよ。くれるどころか姿さえ見せないじゃないか」
オレは廊下を走り回って千秋を探した。
すると、ひとりのメイドと激突した。
「いてて・・・大丈夫ですか?」
「あ、駿様!丁度探していました!こちらについてきてください!」
え?
オレはメイドに引っ張られて車に乗せられ、どこかに連行されて行った。
「ここは?」
「椎名財閥が管理する総合病院です」
でけー!
でけー!(大事なことなので二回言いました。)
で、ここに何があるんだ?
「ここに何のy「いいから来てください!」
オレは特別室に連れていかれた。
「あ、駿。やっと来てくれたのですね」
・・・え?
何その子?
「あなたと私の子供ですわよ」
・・・え?
そうだ。
思い出した。
オレ子供作っちゃったんだー!!
どうしよう・・・金銭的には問題ないけど・・・。
汚い金なんだよねぇ・・・。
でも、未来ではちゃんと育てられてたし・・・。
それに千秋との子だ。
オレなら何とか育てれる!
「名前は何にしましょうか」
「千秋、オレに決めさせてくれ。その子の名は、梨瀬だ」
そうだ。
将来オレと二人で住む子だ。
次の子が翠香で、さらに次の子が月読、そして最後が琉那だ。
だけど、ひとつだけ未来を変えてやる。
梨瀬はオレと千秋と一緒に暮らすんだ。
その方がいい。
で、誕生日プレゼントってもしや・・・。
「誕生日プレゼントってもしかして・・・」
「梨瀬ですよ?」
やっぱり・・・。
「この子の誕生が、あなたへのプレゼントです」
こうなってしまった以上オレも責任を取るか。
いや、取らざるを得ない。
オレは無責任な男ではない!
ここで気がついた。
「あ、学校どうしよ」
「学校なら入学手続きは終えていますよ。山中市立山中高校でいいですよね?」
ああ、ここはみんな通う場所だったな。
・・・ちげぇ・・・。
みんなが通うのは山中市立山中中央高校・・・だよな・・・。
・・・オレの学校の方がレベル高いじゃん!?
うちの学校から平均5人しか入れないって言う・・・。
ヤヴァい・・・。
勉強ついてけねぇ・・・。
「今はしっかり学んできてくださいね」
ひゃあああああああああああああああああああああああああ!!
勉強したくねぇぇぇぇぇぇぇ!!
・・・入学式何時だろ・・・。
「入学式は明日ですわよ」
明日かよっ!?




