第5章第18話 これは現代に戻るための・・・その儀式だからよ・・・。
「あと一日どーすんだよ」
暇だ。
暇すぎる。
この時代にはゲームもない。
近くでガキどもが野球やってるけどオレ野球興味ねぇし。
「ウチらのシマで何やっとんじゃボケェ!」
・・・お馴染みヤクザなお方ですね。
久々の登場です。
にしても若いな。
確か亮平の父親だったはず。
「いや、別に。オレは寝てただけだけど」
「その刀はなんだ?」
ああ、妖刀ね。
「オレの刀」
「凡人が刀持ってr「黙れ、オレの物といったらオレの物だ。分かったらさっさと消えるんだな」
調子に乗りずぎだな、こいつ。
いきなり殴りかかってきたし。
ま、一般人に武器使わないだけマシか。
「おふざけが過ぎる!」
軽く延髄切り。
おお、初めてやったけど案外決まるもんだな!
見事に昏倒してるよ・・・。
・・・何しよう。
もう少しこいつで遊べばよかった・・・。
・・・暇すぎる。
「早く帰りてぇなぁ」
投げやりに呟き、草むらに倒れこむ。
こんな自然、オレの時代の山中市にはなかったな・・・。
「帰りたいなら彼女に魔力を与えることです」
は、ハヤブサ!?
「彼女に魔力があれば時空転移が可能です」
洸にねぇ・・・。
てか、
「洸って女だったの?」
「はい。中性的な顔や声な上、胸がまるで皆無ですので人が見ただけでは判断はできないでしょう」
む、胸が皆無って・・・ハヤブサきついこと言うな。
「てかそんなことできんなら早めに言えよ!」
・・・返事がない。
オレはハヤブサの方を向いた。
・・・刀に戻ってる――――――――――――――――――――――!?
に、逃げやがったな・・・。
まあ、これで現代に帰る術を見つけた。
さ、帰ろうか。
「で、魔力を与えるにはどうすればいいんだ?」
・・・ハヤブサいないんだった・・・。
仕方無いのでリアに同じ質問をする。
「それは・・・せ、接吻に決まっておるであろう!」
おい、よりによってそれかよ・・・。
早く帰りたいけどそれはちょっとな・・・。
「主よ、覚悟するがいい。それにあいつは人助けに魔力を行使しつづげているから当分帰ることはできないぞ」
仕方無い。
この際、どうでもいい。
「おーい、洸」
「あ、なんですか?」
オレは洸を近づける。
「帰るためだ!悪く思うなっ!」
そして意を決して無理やり唇を奪う。
柔らけぇ・・・やっぱ女だ・・・。
にしても胸がない。
ハヤブサが言ったとおり、皆無だ。
腕の肉の柔らかさから女ってのは分かるけどよ・・・やっぱ女は・・・。
魔力が与えられているようで、オレから少しずつ魔力が減っていくのが分かる。
「魔力を分け与えた。早く帰るぞ」
洸は突然の出来事で顔を真っ赤に染めてちょっと下を向いている。
「・・・大人になったらもっと恥ずかしいこともするのよ?」
な、なんかリズが洸の耳元でささやいているし!?
だが、洸には想像つかないことのようなのでちょっと首を傾げている。
「・・・どんなことするんですか?」
「エッチなことに決まってるじゃない」
何言ってんですか!?
止めろよ、純情な子に何吹き込んでるんだよ!?
しかもなんかこの小説じゃ表現したら確実に削除対象にされることをやり始めたし!?
うわぁ、目も当てられない・・・。
「とにかく帰るぞ!それにここではこんなことするな!見てるこっちが恥ずかしいし、この小説自体削除対象になるわ!」
「あ、はい。今すぐにでも」
なんか顔真っ赤にしてる上に腰が抜けてるけど・・・大丈夫かな?
また変な時代に飛んだら確実にリズの責任だな。
それから削除対象になったらリズと作者の責任だな。
主に作者の責任だな!
そう思いつつ、再びオレたちは時空を超えた。




